あらすじ
座の一流画廊に画を売り込みに来た女流新人画家・降田(おだ)良子。その斬新な手法と構成が有名なコレクターの眼にとまり、良子の作品展は画壇の注目をあつめる。しかし、彼女の風変わりな制作態度に秘密を感じたライバル画廊の支配人・小池は、真相を求めて良子の郷里福島へと向う。画商の商算と美術評論家の欺瞞が交錯する画壇に二重三重にはりめぐらされた策謀を暴くサスペンス長篇。
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Posted by ブクログ
コレクター寺村の眼に留まり、この画を持ち込んだ女画家 降田良子とはいったいどういう経歴の持ち主なのか?光彩堂の山岸と叢芸洞の小池がそれぞれの角度から調べていくストーリー。たったそれだけの事なのにストーリーが面白くてスラスラ読めた。
小池が最後原口に騙されて殺されなくて良かった。