【感想・ネタバレ】アイヌの歴史 海と宝のノマドのレビュー

あらすじ

宝を求め、サハリン・アムール川流域に進出する戦うアイヌ。激しい格差、サケ漁をめぐる内部対立、「日本」との交渉――社会の矛盾に悩むアイヌ。北の縄文から近世まで、常識を覆すダイナミックな「進化と変容」。(講談社選書メチエ)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

羽をまとう蝦夷 聖徳太子絵伝 安城市歴史博物館
鳥居龍蔵 阿夷奴研究, 2, 1917 聖徳太子絵伝蝦夷降伏の絵に就いて

交易に焦点をあてている。
擦文文化,トビニタイ文化,青苗文化に分けている。
人の唐子,日ノ本,渡党の3つの分類について解説をしている。
北海道とアイヌの分析が立体的になる。

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2012年11月04日

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前近代のアイヌ文化やそれに先立つ擦文文化などを担った人びとの生業や生活形態、行動範囲や集団形成のあり方など興味深い分析でいっぱいです。著者は、既存の研究やアイヌ文化を理想化させる言説などに釘を指しながら、能動的に他者と自然とに働きかけた人びととしてのアイヌや擦文人たちを描いていきます。

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2013年01月19日

Posted by ブクログ

瀬川さんの一般書デビュー作だろうか。やや硬質で、難しく感じる部分もあったが、はじめにで示されたアイヌイメージの転換(戦争と不平等)はなされたように思う。アイヌは決して縄文の生活を続けていたわけではないことを思い知ることができた。氏も言うように、
アイヌが選びとった歴史として、単なる周縁史ではなく主体的に生きたイメージを描き直すことは重要であろう。

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2020年09月13日

Posted by ブクログ

私たちが持っているアイヌに対する先入観を切り崩すような本。アイヌと和人、オホーツク人との関わり方が興味深かった。

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2012年11月07日

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