あらすじ
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昔話を民俗学で読み解くと、こんなに面白い!「金太郎」は神と巫女の間に生まれた?昔話の舞台としての「ムラ」とは?「玉手箱」や「てるてる坊主」の本当の役割とは?「炭焼き長者の子孫」や 「子守歌の悲哀」など。漫画家zinbeiの図解イラストで、昔話や童謡、民話や伝承に隠された様々な謎を解き明かしていく。一項目、見開き二ページ完結で読みやすい。『現代民俗学入門』の続編的内容。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
以前から昔話には興味があった。
昔話と伝説の違いがこの本には明確に書かれている。昔話が土着化し特定の場所や時代と結びつけられると伝説となる。
昔話のほうがどうやら古く一般的なようである(知らなかった、伝説の方が古い感じがしてた)。
先日会った友人に「羽衣伝説」(天女が水浴びのために木に羽衣を掛けて水浴びしている間に、それを見かけた男が羽衣を隠してしまう話)は水のある場所に生まれる、と話していて、当たり前のことなのに、全く気づいていなかった。友人の住む県の水が湧くところにやはり羽衣伝説があるという。
河童の話も取り上げられていて、子どものころに聞いていた「尻こ玉を抜く」というのが、よく分からず、どこのことだろう?と疑問に思っていた。河童の出てくる話「九十九峠」というお話では人間の肛門を99個持っていくということになっていたが、そもそも肛門ってとれるか?と疑っていた。今も謎である。
河童、ケンムン、キジムナーが並べられていた。奄美大島のケンムンについては全く知らないので、調べてみたいと思う。
異類婚姻譚の代表的な話で「蛇の婿入り」が取り上げられていた。蛇が神聖視される土地では蛇の子を産み、蛇を忌避する土地では蛇の子は流される。興味深い。
沖縄の紙商店の写真があり、結納品を扱っているという看板。調べてみたら、今でもあるらしく、沖縄風結納と書かれていた。目録や物品は本土のものと同じ物もあるが、サーターアンダギーなどが書かれていたのは沖縄独特だと思う。祖先祭祀が盛んなことも関係あるのだろうか。
禁足地の話も面白かった。日本の禁足地を調べてみた。八幡の藪知らずは有名だけど、宗教的なものが多いのだと感じる。入ってはいけない場所は減り続けているようだ。
さらっと読むのにはちょうどいいし、深めたいなと思うときはスマホ片手に調べながら読むのもよい本。
Posted by ブクログ
もともと民俗学は興味のある分野。別の本を読みかけて著者に興味を感じてこちらを読んで見た。
見開きで1つのテーマについて、イラストや写真多数で簡潔に解説されていて読みやすい。
特に第1章で説明される霊力と霊魂についての考え方が、長年私の中にモヤモヤあったものをすごくわかりやすく説明してくれていてよかった。各ページで文章だけでなく、霊的な存在のいろいろ、ムラと異界との関係性、ムラと里山、奥山、岳との関係性などをビジュアルで表現してくれていたこともすごくわかりやすかった。
この部分がすごく腑に落ちたことで、いろいろなことが「そういうことか」と理解に至った気がする。
前半は面白く読めたが、個人的には民謡、都市伝説部分は内容的には薄めに感じた。(単にそこまで興味がないせいかも)
Posted by ブクログ
見開き1ページで1項目、上半分がイラストと図、下半分で解説の構成でわかりやすいし読みやすかったです。まさに入門書。思っていたより内容軽めだったのでもう少しだけ詳しく知りたいかも。
Posted by ブクログ
「現代民俗学入門」に続き読んでみた。
昔話、伝説、民謡、都市伝説について、成り立ちや解釈などをライトに読める。
桃太郎などの具体的な話を例に、霊魂などがどのような存在として人々に考えられていたかといった解説なと。
面白いんだけど、成立の過程みたいな内容が多く、なんかもっと昔話や伝説への考察みたいなのを求めていると違うなってなる。