【感想・ネタバレ】創元ビジュアル教養+α 昔話の民俗学入門 民間伝承の秘密を読み解くのレビュー

あらすじ

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昔話を民俗学で読み解くと、こんなに面白い!「金太郎」は神と巫女の間に生まれた?昔話の舞台としての「ムラ」とは?「玉手箱」や「てるてる坊主」の本当の役割とは?「炭焼き長者の子孫」や 「子守歌の悲哀」など。漫画家zinbeiの図解イラストで、昔話や童謡、民話や伝承に隠された様々な謎を解き明かしていく。一項目、見開き二ページ完結で読みやすい。『現代民俗学入門』の続編的内容。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

以前から昔話には興味があった。
昔話と伝説の違いがこの本には明確に書かれている。昔話が土着化し特定の場所や時代と結びつけられると伝説となる。
昔話のほうがどうやら古く一般的なようである(知らなかった、伝説の方が古い感じがしてた)。
先日会った友人に「羽衣伝説」(天女が水浴びのために木に羽衣を掛けて水浴びしている間に、それを見かけた男が羽衣を隠してしまう話)は水のある場所に生まれる、と話していて、当たり前のことなのに、全く気づいていなかった。友人の住む県の水が湧くところにやはり羽衣伝説があるという。
河童の話も取り上げられていて、子どものころに聞いていた「尻こ玉を抜く」というのが、よく分からず、どこのことだろう?と疑問に思っていた。河童の出てくる話「九十九峠」というお話では人間の肛門を99個持っていくということになっていたが、そもそも肛門ってとれるか?と疑っていた。今も謎である。
河童、ケンムン、キジムナーが並べられていた。奄美大島のケンムンについては全く知らないので、調べてみたいと思う。
異類婚姻譚の代表的な話で「蛇の婿入り」が取り上げられていた。蛇が神聖視される土地では蛇の子を産み、蛇を忌避する土地では蛇の子は流される。興味深い。
沖縄の紙商店の写真があり、結納品を扱っているという看板。調べてみたら、今でもあるらしく、沖縄風結納と書かれていた。目録や物品は本土のものと同じ物もあるが、サーターアンダギーなどが書かれていたのは沖縄独特だと思う。祖先祭祀が盛んなことも関係あるのだろうか。
禁足地の話も面白かった。日本の禁足地を調べてみた。八幡の藪知らずは有名だけど、宗教的なものが多いのだと感じる。入ってはいけない場所は減り続けているようだ。
さらっと読むのにはちょうどいいし、深めたいなと思うときはスマホ片手に調べながら読むのもよい本。

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2026年08月21日

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