あらすじ
SEという職種に代表される、ITサービス産業で働く専門職(ITプロフェッショナル)に就くことを、若者が敬遠する傾向が増えたのはなぜか。イノベーションの担い手としてのほこりや、かつてのようなモチベーションを取り戻すには、どうしたらよいか。SEが、ITサービス産業が、輝きを取り戻すには、何を変えるべきか――ふだんはライバルとして激しく競い合うこともある、2大SIer(システム・インテグレータ)のNTTデータと野村総合研究所が、手を携えてIT業界の明日のあるべき姿と人材像を研究するプロジェクトを立ち上げた。本書は、その成果をまとめたものである。
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Posted by ブクログ
IT業界の将来に対しての提言が書かれてある本
NRIとNTTデータという両巨頭が薦めるプロジェクトで
双方の社長の話とその対談もあり、いい内容です。
やっぱり両巨頭はいいこと考えているなあというのが率直な感想
会社でも展開していきたいと思い増しtあ。
スマイルカーブ・オープンイノベーション・社会インフラの構築にITが
関与しコーディネートする。3Kよりの脱却。技術イノベーションと社会価値
イノベーション。社会価値イノベーションの創出をめざす。
価値創造アプローチ・デザイン型人材。その他いっぱい
とってもためになる内容が満載でした。
手前味噌な部分を除いても良書だと思います。
Posted by ブクログ
NTTデータ、野村総研が考える、今後のIT業界のあるべき姿を論じている。流行りのデザイン思考や社会的価値創造といった概念に2013年時点で言及しており、そういう点では非常に先見の明があったと思われる。その一方でいわいる「西海岸的な理想の開発」を達成するためのアプローチについては踏み込みが足りていない。おそらくユーザ企業ーベンダ間のようなIT業界エコシステムの構造的な課題に対して(恣意的であるかは別として)言及していないからだと思われる。