あらすじ
元禄文化華やかなワレ江戸の街。その影で蠢くのは、「善」か「悪」か。ファンタジーコミックの旗手・篠原烏童がおくる本格元禄怪奇譚、登場!
時は元禄、世は太平。旗本家の次男坊・遠山進之介は、謎めいた黒衣の男(せんせい)との出会いをきっかけに、華やかな江戸の街の裏、怪奇を装ってうごめく陰謀に巻き込まれてゆく──、篠原烏童が描く本格元禄怪奇譚、堂々登場!
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Posted by ブクログ
時は元禄。
ある日のこと、旗本家の次男坊・遠山進之介は、材木問屋の店に飛びこむ奇妙な狐と、それを追う真っ黒な犬を目撃する。
店からの叫び声を聞いて店内に駆け込んでみるとキツネの姿はなく、大きな黒犬と材木問屋の娘・おみよが向いあって立っていた。
おみよを救うため黒犬を退治しようと身を乗りだす進之介だったが、ひとりの少女が現れ、黒犬を連れ去っていく。
不審に思った進之介は、少女と黒犬を追っていくのであった。
このマンガを読むと、綱吉に対する気持ちが変わる。
犬公方とも呼ばれ、天下の悪法を制定したと罵られる徳川綱吉。
ですが、自分が学生時代に習った史実は、現在、みるみる改訂されています。
綱吉についても、更に生類憐みの令についても、再評価をする動きがあるようです。
Posted by ブクログ
この方のデビュー時から大ファンです。
ストーリーが温かく、読んでいて純粋に幸せな気持ちになれるのは、今のところこの方だけかと。紙の本から人肌のぬくもりを感じられる作風は本作でも健在です。
導入部ではありますが、お話は意外にサクサク進んでいます。これからどこへ向かっていくのか、楽しみです。