あらすじ
「聖書を勉強してみませんか?」きっかけは新興宗教の訪問勧誘だった。瞬く間に平凡な四人家族は崩壊した。少女は、神に祈り続けた――「家族が幸せになれますように……」それが母を喜ばす唯一の方法だったから。だが、美しく成長した彼女を待ち受けていたのはさらなる惨劇だった。全てを失った絶望の果てに、彼女は“本当”の神の声を聞く――。カルトと狂気に踏み込む戦慄のサスペンス。
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Posted by ブクログ
宗教2世の話。
最後まで手が止まりませんでした。
参考文献の多さにびっくりしました。きっと沢山勉強されたのでしょう。
結構目を覆いたくなる表現もありました。
Posted by ブクログ
宗教は音もなく私の家に入り込んできた。すべては訪問勧誘からはじまった。家族の誰も関心を払わない『王国の暁』の冊子に同情心から興味を持ってしまったことがきっかけで、母親が新宗教である『王国の暁』にのめり込むようになってしまう。宗教活動に精を出す母、それを毛嫌いして離れることを選んだ父、一緒に暮らしながらも活動と距離を置こうとする姉、そして母親が遠ざかることを恐れる私……。そんな私はやがて神の声を聞くようになり――。
ということで新年最初に読んだ小説が本書でした。表紙やあらすじだけだとどういう展開になるのかはあまり想像が付かなかったので、こんな展開になるのか……、と後半の展開に結構びっくりしてしまいました。ネタバラシをしてしまうわけにはいかないので曖昧な言い方にはなってしまうのですが、過激で凄絶、そして残るやり場のない虚しさ、それでもひとすじの光を求めて行動する〈ある人物〉の想い。気軽に薦められるタイプの作品ではないかもしれませんが、一生忘れられない読書体験となるひとの存在を強く信じたくなる、そんな小説です。
Posted by ブクログ
序盤からずっと辛い展開が続いて読むのも辛かったけど、不思議とスラスラと読むことが出来た、小説だけど実際に主人公と似た状況にいた人達、いる人達も多いのかなと思った、だから物語っていうよりかはリアルに起きてる事っていう意識で読んでた、東崎惟子さんは「美澄真白の正なる殺人」っていう作品で知って凄く良くて泣きそうになりながら読んだんだけど今作もラストシーンとか何ヶ所かで泣きそうになりながら読んだ、辛いシーンが多い小説だったけど読んで良かったなと思う
Posted by ブクログ
ページをめくる手が止まらなかった!!
寝る間も惜しんで読み倒した
前半
よく聞くカルト宗教の話
エホバの知識がある程度ある人なら、あー、このことねと読める
思春期の恋のくだりは、よく描けていて、ドキドキした
映画館のシーンは、個人的に「キュン」だった
手の描写一つ一つが甘酸っぱく描かれていて好き
後半から
ガラリと変わる
ススキノ事件を上回るグロテスク描写で、読むのをやめかけた
カルトにより、人間変わってしまうことを描きたかったのか、でも、違う方向性で描けなかったかなと
そして、なんだか設定がファンタジーっぽくなり、ついていけず興冷め
でも!
なるほど、ラストの描き方がなかなか!
え?!そうくる?と思ったが、良かった
後半の展開になっても、主人公を思い続ける十条はすごいよ、、
理屈じゃなく、99%の人は無理なはず
サイコパスか?!
グロテスクシーンをマイルドにしたら実写化見てみたい
主人公
高石あかり、志田彩良、當真あみ、清原果耶
十条
小林虎之介、宮沢氷魚
でどうだろう
Posted by ブクログ
''狂気''のひとこと。
おかしくなりそうな本だった。
でも続きが気になって仕方なくて最後までほとんど一気に見てしまった。
狂ってる中に、つかぬ間の青春。学生時代の当たり前の生活がこんなに素敵なものだったのかと胸が苦しくて仕方なかった。
救われた、のか...
''神''をたてるのも、なにかに縋って''信仰''するのも、結局は自分たち人間が考え出したものに甘えてるというかなんだろ...うまい言葉が見つからないが、こう不確定の何かに救いを求めるのは人間の本能的な弱さなのかと思う。
居るかも分からないものへの信仰心で何かが変わるのかと言われると、カルトや宗教への信仰がないわたしには分からないしそこに対しての教養もないので、この本は狂っているとしか言いようがない。
ただ本当に可哀想という言葉で終わらせるにはカルトや宗教に関する重大な事件が多すぎて、怖かったなぁという言葉で終わらせてはいけないなと感じた。なぜこういう宗教ができるのか、信仰する人は抜け出せないのか、家族はどうなるのか、二世宗教者はどういう生き方をするのか勉強してみようと思う。
Posted by ブクログ
面白い!!
サクサク読めた。
映像化とかではなく、活字の読みやすさと
相まっての面白さに感じた。
もっとカルトに侵食されるところを
描かれてるほうが好みだったけど、
切江の変化とかが
よくある物語に見えて深く残った。
読み終わりでのタイトルもズシッとくる。
Posted by ブクログ
あの時聖書を無視していたら。
些細なきっかけで、少女の母親は新興宗教にのめり込んでしまった。家族がバラバラになる中で、少女は母親が独りになることを恐れ、自らも新興宗教に身を投じていく。少女は伝道活動の際、クラスメイトの少年の家を訪れる。息苦しい日々の中で、少年との語らいの時間はとても幸福なもので…
面白かった。
内容はファンタジックに感じられながらも、登場人物たちの苦しみと願いは等身大で、皆の幸せを願わずにはいられなかった。
個人的には結末も良かった。
Posted by ブクログ
母が新興宗教にのめり込んでしまい、幼かった主人公も一緒に連れて行かれ宗教2世に。
家族みんなが仲良くいられるための救いだったはずなのに、家族はバラバラに。
それどころか酷い目にあい、壊滅させるために残虐的な事件をおこす。
Posted by ブクログ
一つのきっかけで母がカルト宗教に入信してしまう
それを支える為に妹も入信
どんどん泥沼し、離婚、姉と母も疎遠
異常な位に狂信する母。読んでいて息苦しくなる。
もう読み進めたくないと
思った瞬間。恐怖と共にページを進める手が止まらない。
これだけ惨虐な連続であっても救いの手はあるのか?
Posted by ブクログ
書店で表紙と帯が目に入り、興味をひかれ読んでみた本。
主人公の女子高校生は幼い頃、母とともにとある新興宗教の勧誘を受け、それにはまっていく。
宗教活動に勤しむ母によってだんだんと引き裂かれる家族仲。家族が幸せになれるという教えを信じ、母のため、神のために無垢な心で祈りを捧げ、活動をしてきた彼女だったが、信仰心、家族愛、責任感、教団の闇によって着実に狂わされていく。そして、惨劇が起きてしまう。
物語前半は、カルト宗教にはまっていく恐ろしさと、人間の愚かさが描かれたヘビーな内容で、思わず目を閉じ、落胆の息を吐いてしまうような箇所もあった。
後半は衝撃的な展開になるのだが、ネタバレになるので割愛。
読んでいて楽しい作品ではなかったが、一人称視点でカルト宗教の恐ろしい側面を体験でき、ハラハラする展開もあって、結末も納得いくものだった。
フィクションであることが救いだが、少なくともこの物語のように教団に取り込まれ、苦しんでいる人はいるのだろうと考えると、いたたまれなく思えた。
Posted by ブクログ
1章の終わり、「ハッピーシュガーライフ」でさとうがしょうこを殺した時と同じ感情を持った
「エディントンへようこそ」で初めて見た刃物の使い方をこの小説でも使っていて偶然に驚いた
AIアシスタント(Chat〜、Gemi〜)が頭の中にあるのは、あんな感じなのかなと思った
Posted by ブクログ
宗教2世の母親に人生を狂わされた女の子。些細なことから母親と二人姉妹のうち妹である主人公がのめり込む。ティーンエイジャーの頃の男の子との恋心を踏みにじられ、それでも宗教に対する信仰は変わらないのか。家庭が崩壊していくまでは興味深いがその後、神の声が聞こえ…あたりからファンタジー的に感じられ少し苦手。テーマは好きなので路線変わらず同じ方向に進んだら嬉しかったな。
Posted by ブクログ
宗教とは何なのか考えさせられる内容。
個人的に暴走しだしてからが、あまりにも強烈で急に現実味がなくなってついていけなくなってしまい星3にしました。
でも、今世の中で溢れている宗教二世の問題をより身近に感じれた。