【感想・ネタバレ】離婚弁護士 松岡紬(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

北鎌倉。縁切寺として名高い東衛寺の門前に、松岡法律事務所はある。住職の娘で、離婚専門弁護士の松岡紬のもとに、今日も依頼人が駆け込んでくる。浮気・モラハラ・熟年離婚・財産分与・親権争い――「離婚したい!」その瞬間から始まる法律と人生の現実問題(リアル)。あなたの心とお財布をまもりつつ、上手に縁を切る方法、教えます。前を向く元気をもらえる、リーガルドラマ。『縁切り上等!』改題。(解説・中江有里)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】

北鎌倉。縁切寺として名高い東衛寺の門前に、松岡法律事務所はある。住職の娘で、離婚専門弁護士の松岡紬のもとに、今日も依頼人が駆け込んでくる。浮気・モラハラ・熟年離婚・財産分与・親権争い――「離婚したい!」その瞬間から始まる法律と人生の現実問題(リアル)。あなたの心とお財布をまもりつつ、上手に縁を切る方法、教えます。前を向く元気をもらえる、リーガルドラマ。『縁切り上等!』改題。

【きっかけ】
なにかのYouTubeでオススメされていた気がする……?
とはいえ、新川帆立さんは過去作品も読んでいて私の中で面白さに定評があるため。

【特徴】
・時間がないけど、エンタメを楽しみたい人
全5章からなる小説。一章ごとにそれぞれの離婚の案件を取り扱っている。一章が約60ページかつ文体もライトなので、合間に読むなど手に取りやすい。

・リーガルもの、特に離婚に興味がある人
不倫、モラハラ、熟年離婚、同性婚、養育費問題……様々な離婚の問題をとりあつかっている。
私は離婚歴がないため、感情移入や共感して楽しむタイプの作品ではないけど、勉強になる。

【感想】
今回は、ミステリーではなくリーガルもの&エンタメ作品。
題名の通り、離婚を得意とする弁護士の松岡紬が扱う案件を描いた作品。

主人公は、松岡紬だけど、各章で視点となる人物が変わっていく。
小山田さん(1章で離婚することになった女性)→出雲(紬の幼馴染)→紬の父親→紬→再び小山田さんとなっていて、構成も良かったと思う。
※松岡紬自体に共感ができるタイプの作品ではないので、様々な視点から描かれてるのが良かったの意味。

思ったこと
どちらか片方の視点や言い分だけで判断するのは危険なこと。



印象的だったところ
過去に夫の暴力が原因なのか流産して熟年離婚に至った奥さんの台詞
「でも私、彼に謝られていませんよ。一言も」 

切りたい縁だけをびしっと切れる弁護士になれるといいんだせどなあ、と思う。(略)縁は絡み合っている。ひとつが切れると他のものも切れてしまう。


今になって、結婚していた頃を客観的に見られるようになった。
亮介に対して不思議と腹は立たなかった。
亮介も人間で、彼なりに苦しんでいたというのに、自分はそれを理解していなかった。理解しようと試みたことすらなかった。

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2026年02月27日

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