【感想・ネタバレ】テンペスト(2)のレビュー

あらすじ

昭和11年、2・26事件発生! 首謀者の一人である秋葉中尉は囚われの身となった。妻・翔子のお腹には秋葉の子が……。財閥の実家を捨てた翔子には戻るところもなく、同じく秋葉を慕う芸者の吉弥とともに暮らしはじめる。クーデターは失敗に終わったが、最後まで自分の信念を貫き通す秋葉。彼の意思を尊重し、夫を信じようとがんばる翔子。しかし、さみしさは募るばかりだった。死刑の直前、やっと面会がかなった二人は、過酷な運命の中でお互いの愛を確認する――。歴史に翻弄された女たちの強き愛がここに!!

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G

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切なすぎる…。

テンペストの後半と違う物語が入っていて、
テンペストは前回からの続きで「昭和維新」を成し遂げた秋庭中尉たちはテロリストとして捕まり、秋庭の仲間達も次々に自決したりで。
妻の翔子はたった2か月秋庭と暮らし小さな家を泣く泣く去ることに。

しかも驚いたのは、翔子の兄が秋庭を慕っていた女性に好意を抱いていて妻にはしてやれないから愛人にと言っていたのが驚きです。
翔子の兄は大尉だし財閥の長男で見た目もかなりの年配と思っていたけど、愛人にと望んだ女性はまだ高校生。
しかもその女性の父親を維新時に殺害した(違うけど)秋庭に片思いの女性だし、でも父親の敵と思ってる女性だし、その上妹の旦那だし…みんな都合よく繋がりすぎでちょっとリアルさが無かったのが残念。

そして獄中の秋庭と久々の対面をした翔子。
翔子の世話をしている(秋庭に頼まれて)吉次。
吉次も秋庭に惚れてるし。
複雑でしたね。

それと2話目は全く違う話で、ある6人家族が不慮の事故で両親を亡くし、長男は当時10歳でその下に妹2人と乳幼児?の弟は施設に預けられるが数日後にはそれぞれが子供を望む親達に引き取られるという事を知らされて泣きながら別れていくが、長男は自分が大人になったらまた再会して4人兄妹で暮らす!と心に決めてその日を待つという。

月日は流れ10年後に連絡を取り、半ば下の弟は誘拐さながらに家から離してとりあえず4人で宿に泊まるが…。
読んでいて切なかったです。
物語だから他人事に思えるけれど、実際にこのような事がホントにあってるんだ…と思うとこの長男の気持ちは良く分かるような気がします。

#泣ける #切ない #深い

0
2023年10月02日

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