あらすじ
〈実体〉的三項図式にかわり、現相世界を網のように織りなす〈関係〉的存立構制、その結節としてたち顕れる「私」とは、どのようなものか? 量子論からイタリアの戯曲まで、多彩なモデルで素描する、現代哲学の真髄! (講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
岩波新書の「入門」の後にかかれた。入門よりも手前から説明した一歩前と、
入門より先へ行く一歩前の両方に広がりを持っているという前書きがある。
物から事へという廣松哲学の肝要を解説している。
物理学を理解していないと、ひょっとしたら間違った認識になるかもしれない。
難しすぎて入門になっていないかもしれない。
あるいは読者の努力で補うものかもしれない。
安易な読み方は、考える力を養わないからかもしれない。
両方読んだ感想を待つ。