【感想・ネタバレ】世界一シンプルな経済入門 経済は損得で理解しろ! 日頃の疑問からデフレまでのレビュー

あらすじ

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何が“得”で、何が“損”かを意識することで、驚くほど簡単に、人と世界を動かすカラクリが見えてきます。この動きが見えると、ニュースがわかり、ビジネスの戦略が見え、生活は劇的に変わるようになります。 あなたの「お金」は一体どこへ消えたのか?この1冊ですべてがわかる、目からうろこの経済入門書です。
<主要目次>
第1章 経済学って何ですか?
第2章 競争ってすばらしい?
第3章 景気って何ですか?
第4章 経済政策って何ですか?
第5章 個人はどう生活すればいいですか?
第6章 日本経済ってどうなんですか?
第7章 政策、ニュースの正しい見方

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Posted by ブクログ

たいへんシンプルに必要なことが書いてある。しかし私の理解力はブルくん、ベアくんにおよばないようなので復習させていただきます。

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2018年10月14日

Posted by ブクログ

こいつはすげい。
経済学とは?から、ミクロ経済学、マクロ経済学、会計学、日本経済、経済政策、ニュースの見方までわかりやすく説明している。

作中に出てくるブルくん、ベアくんのイラストも可愛げがあり非常に楽しく読めた。

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2012年09月10日

Posted by ブクログ

日本の経済の苦境をわかりやすく解説してくれる本。2010年の書だが、現在でも通用する。この本でも提唱する、財政、金融政策がようやく日銀によって実施されているのだから。

注目点
・自分で考える力を身につけるには、論理的に整理し、理解し、適切なアクションを取る。
・ネットに時間を費やす人は機会費用の低い人。バカだからではない。
・サンクコストは無視しなければならない。
・比較優位説は世界の生産力が最大になるという考えに立つ。
・バカな人に見える人は、あなたにとって、最高の交換相手。
・経営学は競争は悪い→企業の利潤を最大。経済学は競争はいい→社会全体の満足度の合計を最大にする。
・社会全体の満足度は最高でも、企業は困ってしまう状況がある。
・潜在GDPと実質GDPのギャップを埋めるために安定化政策(財政、金融)が必要。小泉政権のときは、この安定化政策が実施されず、潜在GDPをあげる成長政策のみが実施された。
・景気がいいとは、実質GDPが潜在GDPを上回っている状態。
・デフレはギャップ型不況が深刻なときに発生する。
・日本経済が完全雇用にある状況では、物価はゆるやかなインフレになる。フィリップスカーブより。
・消費、投資の現象はストレートに実質GDPを低下させる。

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2018年11月12日

Posted by ブクログ

とてもわかりやすい経済学の本。ミクロ経済学の見方とマクロ経済学の見方の違いがよくわかった。個人レベルでは、競争は回避しなければならないが、社会全体でみると競争は好ましいものであることもわかった。このために「合成の誤謬」がおこるのだな。
でも後半は難しく全部を理解するには苦労する。経済ってやはり複雑なんだな。

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2015年08月15日

Posted by ブクログ

初めての経済関連の書籍だった。
対話形式で非常に分かりやすく、簡潔な内容になっていた。

経済政策についても、知らないことが多かったが、状況に合わせた政策があり、今後の報道でどのような視点から読み解くべきかも理解できた。

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2013年05月09日

Posted by ブクログ

経済のことがわかりやすく説明されている。基本を理解させてくれた上で、景気、日本経済、政策等についても解説しているのでわかりやすい。

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2012年05月05日

Posted by ブクログ

一般的な経済学の教科書の内容は網羅されているような気がします。

経済学を学んだことが無い方がわかるかどうかは解りません。

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2011年05月03日

Posted by ブクログ

非常に分かりやすく勉強になった。 デフレを食い止める、ゆるやかなインフレ状態にしてくいようにすることが、今の日本にとって重要だと思う。
また「合成の誤謬」という文言は初めて知った。これまた勉強になった。

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2011年01月05日

Posted by ブクログ

リフレ派の飯田先生のマクロ経済の基本の基。これ読んでbewaadさんの過去ログ読んだらリフレ論わかった気になる。ただし誤字脱字おおすぎる

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2012年04月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

経済を単純化し、わかりやすく解説。この手の本はたくさんあるけど、この本はやや難しい。資産価格と運用はイメージしづらかった。
わかりやすいと言われる本に理解できない部分があると、やはり経済は苦手だなぁ、と思う。

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2012年03月20日

Posted by ブクログ

経済に関する本は今まで多くの本を読んできましたが、なぜこの種の本を読んできたかを振り返ってみると、今の経済状態は自分の生活や会社の業績にどのように影響するのかを理解したいというのが背景にあったと思います。

そのような私に取って、この本のタイトルである”経済は損得で理解しろ”というのは私の興味を惹くには十分であったと思います。難しい内容を分かりやすく書くには本当に理解していないと書けないと言われますが、この本は経済についてわかりやすく解説されていたと思います。

特に、サンクコストの解説において、テーマパーク入場前後でサンクコストを考えるポイントが異なる(p30)というのは、他にも応用出来そうな考え方だと思いました。

わかりやく説明されているこの本の後半部分で、名目GDP成長率(0%)<国債の名目利子率(1.5%)が続くと確実に破綻するとあった(p219)のは最も引っかかったポイントでした。

以下は気になったポイントです。

・テーマパーク入場前は、費用:入場料とアトラクション料金、便益:得られる満足度、入場後は、費用:1回のアトラクション料金、便益:各々のアトラクションから得られる満足度、で比較する(p31)

・八ッ場ダム建設で考えることは、これから完成までにかかる費用(残りの事業費)と、ダムができることによってできる利益、いままでに払った費用は無視(p31)

・意思決定をする場合、機会費用は計算に入れるが、サンクコストを取り返そうという思いを捨てるのが、有利な意思決定をする上でのポイント(p32)

・貿易をすることで、比較優位である財を輸出して、比較劣位である財を輸入することで、お互いが得な状態になる(p40)

・競争があると得をするのは消費者、競争がないと得をするのが企業である(p50)

・給料が上がることで費用と便益があわなくなった企業は、賃金というコスト(費用)が上昇した分、何人かの労働者をクビにすることでその変化に対応しようとするので、結果的に失業者は増える(p63)

・質と値段に還元できないところに特徴をもたせることで、iPodは差別化優位戦略が成功した(p75)

・GDPとは、その年に新たに生み出されたというのが条件、土地や骨董品などの今年作られていないものの取引は、取引による手数料のみがGDPとしてカウントされる(p86)

・1970年代の各国は、インフレが起きる実力不足型の不況に対して、デフレを克服してインフレを起こす、ギャップ不況に対する対策(1960年代まで通用)をしたので効果がなかった(p101)

・ギャップを克服する政策の1つ目は、財政支出(公共事業)の拡大、2つ目は、給付金や減税、3つ目は、金融政策で国内に流通するマネー(現金預金)の量をコントロールする、である(p136)

・デフレが進行しているとは、円の価値が上昇(円高)していること(p131)

・1000万円の土地を800万円の借金(自己資本率:20%、レバレッジ率:5倍)をすると、20%の資産価値の低下で、純資産は100%減少となるということ(p152)

・地価=家賃収入÷(利子率+リスクプレミアム-予想値上り率)であるので、利子率=賃貸収入率(:賃貸収入÷地価)+予想値上り率-リスクプレミアム(予想が外れるリスク)となるので、結果として、預金の利子率と土地の売買による収入が同一になる(p159)

・仕事選びにも応用出来るものとして、収益が安定している業種や技能は、競争が少ない業種やワザであることが多い(p177)

・現状の日本は、実力(潜在GDP)が低下している(実力不足型不況)の上に、体調もよくないギャップ型不況、そのうえに海外経済の悪化というトリプルパンチを受けている(p196)

・デフレ下では、新卒採用を目指す学生や、転職活動中の社会人が不利、給料が下がる可能性の低い公務員は得(p209)

・現在の日本の名目GDP成長率は0%、国債の名目利子率は1.5%、この状態が続くと確実に破綻することになる(p218)

・少子高齢化による労働人口が減っていくのが本当に問題になるのは、女性・高齢者の社会参加が十分に達成された後の話(p243)

・日本の潜在GDP成長率が1.5~2%と言われる根拠は、1)同じ作業や類似の作業の繰り返しにより効率性が向上している、2)機械や技術の進歩により生産効率が上昇している、である(p243)

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2011年12月31日

Posted by ブクログ

・初心者にも分かりわかりやすい経済学の入門書
・著者のお家芸である「経済学の知識を政策にどう生かすか」という点に重点が置かれている

【以下、興味深かった記述を抜粋】※「?付きの文章」は自分の感想
・経済学 …社会全体の満足度の合計を最大にする方法を考える →競争は望ましい
 経営学 …会社の利潤を最大にする方法を考える →いかにして競争を避けるかがポイント

・日本の不況(失われた20年)は、「デフレ = ギャップ型不況」
  →小泉改革の「成長戦略」(規制緩和、公的企業の民営化)は、NG
  →本来は「安定化政策」(財政政策、金融政策)が必要 →結構やった筈?

・安定化政策
  景気の上げ下げが激しいと、企業は長期的な視野に立った活動が出来ない ←設備投資、社員の雇用など
  →ボラティリティが激しいのを嫌うのは、経済も投資も一緒?

・不況の長期化
  生き残る企業 …財産が多く、銀行と繋がりが深い企業   →老舗、大企業
  潰れる企業  …資金力が乏しく、銀行と繋がりの浅い企業 →ベンチャー企業など
  ※生産性の高さは関係ない
  →旧来型の企業ばかり生き残り、ベンチャースピリットを失った社会は活力を失い、長期的には潜在GDPが低下? →失われた20年 = 今の日本

・会社内での人間関係も生産性に影響する(この仕事は誰に頼めばうまくいくかなど)
  →会社の人間関係がしっかりしている方が仕事もスムーズに進む = 関係特殊性人的資本
  →派遣社員は仕事場を転々とする為、技術が身に付かない以外に、職場の人間関係(資本)の点でも不利?

・成長政策  …(生産性、技術力などで)頑張る人を応援。
  |対立することもある
 再分配政策
   …(デメリット)頑張って成功しても、再分配されてしまう →損するから頑張らない。
    (メリット)ビジネスの成功・失敗は運の要素も大きい。失敗したときの「保険」の役割(セーフティネット)
   →「保険」なので、成功者・失敗者が満遍なく費用負担することが必要だが、チャレンジャー=失敗を考えない人なので負担を嫌がる
   →成功者が社会保障の負担を嫌うのは、その人個人にっては効率的でも、社会にとっては非効率(チャレンジャーが減少) →合成の誤謬。
   →例えば健康保険で、健康な人は保険に入らず、健康に不安な人だけが保険に入るようなもの →高コスト

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2013年11月24日

Posted by ブクログ

第1章から第4章は経済学・競争・景気といった内容の解説で、門外漢の私としては
平易な解説で勉強になった。だが、第5章から第7章で、個人はどう生活すれば良いか?
日本経済はどうなのか?と言う話になると、「現実はそんな理屈通りうまくいかない
んじゃないの」と思ってしまった。
後半はともかく、前半は高校生・大学生が経済学の入門として読むのにちょうど良い
内容だと思う。

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2010年06月19日

購入済み

立ち読み大事

まさかの横文字で参りました。文字の大きさは替えられないし。今更ながら、立ち読みして、どんな形態の本なのかというのを理解してから購入するのも大事だと思いました。

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2013年06月06日

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