【感想・ネタバレ】ソーシャル時代の ブランドコミュニティ戦略のレビュー

あらすじ

もはや既存メディアを通じた企業による一方的なブランディングは意味を持たなくなった。今求められるのは顧客とつながり、顧客と共にブランドの価値を高めていくための方法論。その重要なツールとなるソーシャルメディア時代のブランドコミュニティをいかに構築すべきか。ブランド先進企業の事例を紐解きながら解説する。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

良書かと。
これから重要になっていくのは共創に主眼をおいたブランドコミュニティであり、そのコミュニティの中で生活者・ユーザーを支援しながらブランドの価値を高めていくという「動詞のブランディング」であるとする。戦略の立て方、運営の仕方などのフレームワークを解説する教科書的な1冊であり、今後もたびたび開くことがありそう。

0
2013年03月03日

Posted by ブクログ

まずこの本は、タイトルから想起されるようなソーシャル本ではない。生活者がコミュニケーションの主役になったの時代のブランド戦略自体の枠組みを問い直し、おそらくはじめてマーケティング戦略視点で包括的に書かれた本ではないだろうか。

ソーシャルメディアがもたらす環境変化を指摘する本は多いが、実務的な観点から、特定のメディアにとらわれずに(誘導せずに)、企業がどのように生活者に直接向き合うべきかという、ブランド戦略のフレームワークを俯瞰的に呈示している点が新鮮だ。

特にイメージを変える「形容詞」のブランディングから、行動を変える「動詞」のブランディングへ、というコンセプトがわかりやすく、事例も現代的で腑に落ちる。
また、ブランド戦略の第一人者のデービッド・アーカー教授が、序文で今日的なブランド戦略のあり方について書いていることも、本書の価値を高めていると思う。

0
2013年02月24日

Posted by ブクログ

nikeがAir jordanの会社からfuelbandの会社に変わって行く、タニタが体重計の会社から健康の会社に変わって行く、そんな今、起こっている変化をわかりやすく説明する教科書みたいな本です。「ブランドが果たしている機能は、たんにロゴや広告で創られるイメージとしてではなく、むしろ共通の価値観や目的のもとに、従業員やビジネスパートナー、ファンやサポーターが集うコミュニティ・プラットフォームとして表現するのがふさわしいだろう。」ブランドはコミュニティー・プラットフォーム。なんだかものすごくしっくりきます。その場所で企業や生活者がどんな活動をするのか?それが「動詞のブランディング」。ぐるっと回って、やはりjust do it.

0
2013年06月07日

Posted by ブクログ

詳しい方には既知の内容かも知れませんが、私には知らない内容もあり、体系化されていて、分かり易かったです!でも、実践は難しそうですね!

0
2013年05月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

動詞のブランディング
⇨ブランドのフロー情報をマネジメントする、コミュニティ・プラットフォーム
⇨ユーザー主導で、支援していく。

コミュニティ・プラットフォーム 5つの構成要素
①コンテンツ
②対話性 ⇨対話テーマ設定
③関係性 ⇨参加者同士、外部へ関係を拡げ、帰属や貢献意識をもたらす仕組
④共創性 ⇨参加者とのコラボ・行動支援
⑤継続性 ⇨継続参加へのモチベーション

0
2013年03月19日

Posted by ブクログ

ブランディングの再定義
これまで
本質的に共有された価値にもとづく有形無形のコミュニティ資産を形成する

これから
顧客との継続的関係のもと、価値を生み出すシステムを作ること

そのために、
・シェアドバリュー【共創価値】を見つけること
・コミュニティプラットフォーム【シェアドバリュー】の基盤を設計すること
・共創関係を構築するためのコネクションプランニングの設計
・従業員がブランドの担い手というインターナルブランディング
の紹介が行われています。

ソーシャルリスニング、リーンスタートアップ、フリーの価値などの概念の紹介も網羅的に含まれた書籍でした。

0
2013年03月01日

Posted by ブクログ

7年前の本ということもあり特に目新しい発見はなかった。同じことを何度も説明されている感があり途中でやや退屈に...。
"ソーシャル時代の"とあるが、企業(ブランド)のために自ら動いてくれる生活者をどう増やすか、という観点はいつの時代も共通して必要な考え方だと思う。

0
2020年02月25日

Posted by ブクログ

まだまだ生煮え的なところもあるが、著者が主張する「これからは形容詞のブランディングではなく、動詞のブランディングが必要」という主旨に大いに賛同。
ただ、この著書、前半はこのての分野に多少なりとも普段から関心のある人…つまり私レベルでも…にはやや冗長に感じた。
この本のメインは第4章「顧客とつながり、共創を生み出すコミュニティ・プラットフォーム戦略」と第5章「顧客とのコミュニケーションを革新するコネクション・プランニング」。この2章は頭の整理になった。

0
2013年02月23日

「ビジネス・経済」ランキング