【感想・ネタバレ】小松左京の大震災 ’95―この私たちの体験を風化させないためにのレビュー

あらすじ

『日本沈没』の惨状が現実に。神戸を愛して止まない作家が試みた「阪神大震災の総合解析」。
かつて「日本沈没」で近畿大地震を描写した作家が、何を目にし、何を思ったか。
神戸を愛して止まない作家が情報を収集し、自らの足によって確かめ、大震災の総合解析を試みる。
未来への教訓がここにある。

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Posted by ブクログ

そうなのだ、あれからもう17年にもなったのだ。

本書は阪神・淡路大震災から75日、から始まる。
小松左京は、地震のあと精力的に情報やデータの収集に努め、分析と提案を試みている。
自分の愛着のある土地が、突然受けた大災害。無念の思いはさぞや、と想像する。

小松左京は昨年亡くなったけれど、亡くなる前に、東日本大震災も見ることとなった。
きっと言いたいことがたくさんあっただろうと思う。聞きたかった、とも思う。

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2012年04月20日

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