【感想・ネタバレ】誤解だらけの「発達障害」のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年07月09日

誰もが他人事ではない発達障害

大人になってから何らかの障害があったことを知ったり、また自身の子どもが障害(の疑い)があると診断されたり、また障害の(傾向の)ある人になやまされたり、発達障害は他人事ではなくなってきている。

しかし、発達障害自体の認知度は高くても、それをどのように付...続きを読むき合っていけばいいのか、それをどこまで「個性」や「自分らしさ」として向き合っていくのかはなかなか明確な答えが出せない問題。

本書は発達障害をもつ子どもの教育に携わってきた著者が、親や教育機関において、どのように発達障害を矯正し、克服していくのかを論じている。本書では一貫して、そのような傾向をきっぱりと否定し、厳しく躾けていくことが重要とする。

確かにそれでうまくいくことも多いのかもしれない。自分が発達障害の子どもを持ったら、人並みの人間にしてあげたいと思うかもしれない。しかしそれでいいんだろうか?そして何やら矯正、躾け、というような方向性に違和感を感じつつ、しこりの残る一冊であった。

彼のアプローチで気になったことは、彼が手にかけてきた子どもたちが成長して、過去の自分を振り返った時に、その当時は言葉にできなかったが、ちゃんと何もわからずいつも動きわ回っていたが、どうにかして欲しかった、と言っている、と強調する。しかし、そのような回想はどこまで本当なのか?残念ながら人間の記憶はとても曖昧で、会話の雰囲気や話の誘導の仕方、話し相手によって簡単に変形されていくものなのだ。何かこの人のマリオネット(操り人形)が話しているのではないか、という気さえした。

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Posted by ブクログ 2020年06月21日

主に子供の発達障害について綴った一冊。

具体例が書かれているので、発達障害の子供を持つ親にとっては参考になるかと。

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Posted by ブクログ 2014年01月25日

発達障害を抱えた子供の教育について、非常に興味深い本。実際に筆者が関わった子供について書かれている。発達障害に関係なく、子供に関わる人は読んでみるといいかもしれない。

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Posted by ブクログ 2013年03月30日

教育に携わるものとして、「発達障害」と付き合っていくのは避けられない。

でもよくわからなかった。

どう接すればいいのか?

どう指導すればいいのか?

この本を読んで、少し光が見えた。

基本は一緒なんだね。

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Posted by ブクログ 2013年03月29日

健常な子どもであっても発達障害の子どもであっても結局やることは同じ、という趣旨の本です。
発達障害だからといって、学習できないと諦めてしまうのはもったいないことです。
確かに普通の子よりも時間はかかるし忍耐力も必要ですが、適切な形で根気よく続けていけば、生活面でも学習面でも適切な行動ができるようにな...続きを読むってくるようです。
実際の事例や具体的な指示の仕方なども書いてあるので、発達障害児と関わることのある人(特に保護者の方)にはいいのではと思います。

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Posted by ブクログ 2012年12月29日

職場の課題図書。当たり前のことなのに気づいていないことがたくさんあり、明日からの対応に活かせる、具体的な方法がありがたい一冊。また、子どもに未来があるということ、その未来を輝かせてあげられるかは、近くにいる大人に大きく委ねされているのだとわかり、希望と責任の思いを新たにした。

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Posted by ブクログ 2014年05月07日

発達障害系の本にしては、異色の存在。それぞれの事例に基づいた丁寧な実践事例の紹介。泣こうが喚こうが親は、教えるべき事はキチンと繰り返し冷静に伝えていく事が大事。親対象なので踏み込んだ対応の仕方になっている。

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Posted by ブクログ 2013年04月08日

発達障害の指導法については、本当にいろいろな説や考え方が出ているので、一概にどれが絶対だ!というものはないと思うが、1つの考えとしては頭に入れておきたい考えが書かれている。

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