あらすじ
第33回小川未明文学賞大賞作品。わたしには、ひとつ上の兄のほーちゃんがいる。ほーちゃんが病気で修学旅行に行けなかったことをきっかけに、おとなや子ども、犬まで巻き込む大騒動が始まり……!? ありがとうの意味や人との繋がりを見つめる作品です。
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Posted by ブクログ
小5の伊吹には、ひとつ上の兄・穂高(ほーちゃん)がいる。
ほーちゃんが、インフルエンザで修学旅行に行けなくなったことから、「やりなおし修学旅行」の計画をたてることになる。
穂高がお世話になっているコトバハウスのみんなも含め、伊吹の友だちの琴子も誘うことに…。
穂高が発達障害であることにいつもふつうと違うと言われていた伊吹だったが、コトバハウスの大人たちと接するうちにふつうなんて人間などいないということを気づかされる。
人間を能力や属性で単純に隔てたら駄目だということや「みんながおなじことを、おなじようにできる」ではなくて、「できる人ができることをやる」ということでおのずと世の中は成り立っていくのだと。
気づいてなかっただけで、穂高は何かを感じていて行動しているということを気づいた伊吹は、少し兄のことがわかって嬉しかっただろうと思った。
「できない」ことばかりに目がいきがちだけど、すべての特性には必ず強みが隠されていて、その人だから見えるものもあるということを知ることができた。