あらすじ
オレ、ヨシザワ。29歳、独身、♂、「やっぱり菅野美穂が好き」ってタイプ。某IT会社に勤めていたが、仕事も恋もうまくいかず、人生に絶望した瞬間、なぜかマンガ原作者・武論尊に弟子入りを直訴、それまでまったく創作の世界とは無縁だったオレが、初めて本気で挑む修行の日々。奇人変人でなければ面白いものなど作れるワケがないマンガ界で、いったいオレは何をしたいの? どうやって生きていけばいいの?
...続きを読む感情タグBEST3
軽快
軽快な語り口で、漫画の世界を誇張しつつ描いている。
現実をどこまで落とし込めているのかはわからないが、描きづらい部分も多かったのだろうと思う。
ちばあきお先生に触れていただいたこと、ありがたかった。染み入った。
Posted by ブクログ
北斗の拳の原作者である、武論尊先生の一冊。
漫画の原作者という自らの職業を新人原作者の主人公を通して描いている。
意外とストーリーもちゃんとしてるし、終わり方もまとまっていた。
漫画界のダークな部分などもしっかり混ぜ込んでいるし、ならではの一冊。
Posted by ブクログ
読書録「お前はもう死んでいる?」3
著者 武論尊
出版 講談社
P37より引用
“「しかし、長い時間かけてオレが実現できたものなんて、ほん
のちっぽけなモンだけだ。そのオレがいうのもなんだが、才能っ
てのは、結果の大小で測れるモンじゃねえってことだな。それよ
りも、とにかく何かを長く続けていけるってのがホントの才能だ
」”
北斗の拳などで有名な漫画原作者による、漫画原作者とその周
辺を描いた青春小説。
仕事も恋人ともいまいちうまくいかなかった主人公ヨシザワ、
うさばらしに酒を飲んでいる時に出会ったのは漫画原作者だった
…。
上記の引用は、作中での武論尊氏の一言。
継続はやはり力なのでしょう、続けている内に無かった才能が積
み上がることもあるでしょうし。
どこまでが実話かはわかりませんが、話半分に呼んだとしても、
面白い人達が多い業界なんだなと思います。
有名な人達は現実と同じ名前で出ていて、リアルさを高めるのに
いい役どころとなっているのではないでしょうか。
ーーーーー