【感想・ネタバレ】量子コンピュータ 超並列計算のからくりのレビュー

あらすじ

「量子ビット」を使うと、なぜ「超並列計算」ができる? 莫大な計算結果の重ね合わせ状態から、答えを1つに確定できるのはなぜ? まったく新しいしくみによって、現在のスーパーコンピュータをはるかに凌ぐ力を発揮する量子コンピュータ。研究の最先端にいる著者が、従来のコンピュータのしくみと対比させながらその基礎と、実現にむけた試みを平易に解説。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ドイチュージョサのアルゴリズムは、量子コンピュータで決定論的に解ける。
解が確率的であっても、どの解でも真偽が判定できれば、決定論的な解だと分かるとのこと。
最後に、もう一回演算が必要なのが気がかりだが、応用例はかんがえれるかもしれない。

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2011年09月24日

Posted by ブクログ

おそらく量子コンピュータ関連本の中でもかなり易しい解説本じゃなかろうか。量子とコンピュータの話が出来るだけ平易に書かれている。それでも高校物理くらいの知識は必要だろうけど。
物理現象の観測結果をもとに「何に使えるか」を検討して作られた多くの工業製品と異なり、量子コンピュータは物理学者が先に「何に使えるか」を想起し、その実現方法をあとから考える事になってしまった。加えて今までの計算機と比べて計算速度が遅いので、わざわざ作る必要を感じないが、恐ろしく繰り返し演算に強いという類稀なメリットを持つ。
この不思議な装置は次代の暗号技術に目されているが故、すでに米軍か人民解放軍が使ってるのかもしれないが、最近Googleが半導体チップを製造した。民間が使うようになる時代は近そうだ。

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2025年09月03日

Posted by ブクログ

2005年初版と古い本だが、数学や量子物理の知識が全くなくても、基礎から量子コンピュータのことを勉強できる。

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2020年09月25日

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やや難しいが、量子ゲート方式の量子コンピュータの解説としては非常に分かりやすい。
オススメ。
執筆当時は量子アニーリング方式はまだなかったんだなと思うと、近年の発展の著しいことに驚かされる

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2017年10月12日

Posted by ブクログ

量子コンピュータの仕組みについて理論的な基礎から実装に近いところまで一通り学べる。出版は2005年なので、本書の出版後商用化されたD-WAVEの情報も交えた最新情報を読んでみたい。量子暗号についてはマルウェアが幅を利かせている現状を見るに、通信路をいくらセキュアにしてもという気もする。

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2014年08月16日

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なんとなくどういうことが出来るのかはイメージはつかめてきたけど、
もう一冊今度はすぐ最近出た本も読んでみよう。

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2012年03月22日

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今まで量子コンピュータなんてものを考えたこともなかったが、この本を読んで、少し身近に感じられた気がする。近い将来に量子コンピュータが本格的に活躍する時代がくるだろう。そうすれば、ますますわれわれの生活にとってプラスにもなることがいっぱいあるのだと知った。やはり、量子力学の原理である、量子ピットというものの凄さがわかった。すなわち、不確定性原理を利用することで、今では考えもつかない量子暗号や、シミュレーションも可能となるのだ。

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2011年02月27日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
「量子ビット」を使うと、なぜ「超並列計算」ができる?
莫大な計算結果の重ね合わせ状態から、答えを1つに確定できるのはなぜ?
まったく新しいしくみによって、現在のスーパーコンピュータをはるかに凌ぐ力を発揮する量子コンピュータ。
研究の最先端にいる著者が、従来のコンピュータのしくみと対比させながらその基礎と、実現にむけた試みを平易に解説。

[ 目次 ]
第1章 量子計算でできること
第2章 「量子」とはなにか
第3章 量子の不思議
第4章 「量子」を使った計算機
第5章 量子アルゴリズム
第6章 実現にむけた挑戦
第7章 量子コンピュータの周辺に広がる世界と量子暗号

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2010年05月22日

Posted by ブクログ

量子コンピュータのほどよい入門書。数式はほとんど出てこないので、数学アレルギーがある人でも大丈夫ですが、量子回路や量子アルゴリズムの解説はそれなりに腰を据えて読む必要があるでしょう。入門書としては、歴史から応用まで多岐に渡る話題をひと通り取り込んだ良書だと思います。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

時折その開発についてニュースになる量子コンピューターについて知りたくて手に取る。内容がわからないところもあり、ブルーバックスは相変わらず高度だと実感させられた。
量子の重なり合い状態を計算に生かす取組みで、理論的には可能であることが分かっている。一方で、既存の古典的なコンピューターよりも計算が早くなると判明しているアルゴリズムはそう多くはない。ただし、そこに因数分解が含まれているため、有望であるとされている。
2005年の書籍なので、現在の状況は分からないが、理論的に可能とされている量子コンピューターを実現するにはまだまだ課題が多い。

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2023年06月13日

Posted by ブクログ

今までのコンピュータとはまったく異なる概念の量子コンピュータ。この入門書の内容だけでも、動作の仕組みや発想には驚くばかりです。学生時代の「学ぶ楽しさ」や「科学がもたらす未来や希望」を久しぶりに思い出しました。

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2009年12月23日

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