【感想・ネタバレ】古代文字を解読していたら、研究に取り憑かれた話のレビュー

あらすじ

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「黄金よりも、文字資料が見たい!」学問が狂気に変わる


考古学者は古代文字に取り憑かれて、文字を読んでいないと落ち着かない!
謎が多い民族を研究し、ヒエログリフで会話。
言語学者は魔境に棲む覇者に出くわし、キモい!古代人のラブレターを解読。

“日常には役に立たない“が最高に楽しい!
古代文字に囲まれてロマンを追いかける研究者たちの実録記

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Posted by ブクログ

ネタバレ

古代文字を読むのが自分のやりたいことなので。

古代文字の研究者によるエッセイだと言われて、そのテーマと出会ったきっかけや研究の日々、そしてこの分野に興味を持つ中高生への励ましの言葉などが書かれているのだと思っていた。書かれてはいたのだが。まさか「なろう系」の分類や中国の風呂問題について、またはメジェド様グッズや日本にあるエジプトっぽいものやエジプト土産について、そして身体論や大学で働かないことについて書かれているとは思わなかった。

結果として、直接的に社会を変えていったりお金を稼げたりするわけではない人文系の中でも、特にいわゆる就活前線に直結しなさそうな(失礼)考古学・歴史学系への進路に興味がある人への大きなエールと読んだ。苦労話であっても楽しそうなのだ。イキイキした感じがする。こんな風に自分の生活や研究を語れるのが素晴らしい。

そこに謎がある。だから探りたい、研究したい。その気持ちを持って大学へ進学できる人が少しでも増えたらいいなと思う。どんな分野においても。

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2026年06月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!古代文字の研究に携わる3人のエッセイ集。専門の古代文字の簡単な説明、興味を持ったきっかけ、大学時代の話、研究にまつわる話…と一通り語ってくれる。古代文字という謎へ手を伸ばすワクワク感がよく伝わってきて楽しい。
三者三様ではあるけれど、かなり厳しい就職、肉体労働の発掘作業、1日中机に向かえる中国の研究者事情、地中海や中東の現地のこぼれ話など面白くてすぐ読んでしまった。
3人とも才気あふれる印象なのだが、一番年嵩のエジプト考古学者だけは大学教授(ただし専門のヒエログリフの授業はない!)なものの若い二人は一人は中国の大学で日本語を教えており、もう一人は在野の研究者になっており…という感じで、とにかくこの分野が全く食えないことはひしひしと伝わってくる。
私も文学部のマイナー研究室に行っていたのでよく分かるが、やっぱり文系の研究者に目指すのってよほど実家と精神が太くないと地獄の道だよな…と改めて思った。好きなだけでも、才能があっても厳しい世界。そんな世界のワクワクを垣間見せてもらったことに感謝したい。

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2026年03月06日

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