あらすじ
私が私でいるだけなのに、それ自体が悪いことのように思えていた――セネガル人の血を引くルーツ、容姿からくる周囲の勘違い、うまくコントロールできない自意識。「変な奴」をやめたいと願っているのにやめられない葛藤を、ユーモアをまじえて綴る人気連載に書き下ろしを加え書籍化。noteに投稿したエッセイで脚光を浴び、大注目の書き手となった著者が、恥ずかしい子ども時代を振り返り、今の自分を見つめなおすエッセイ集。
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Posted by ブクログ
具体的なエピソードとともに、著者が自分に対して“私はここらが変”と思う思考や好みを綴っている。
共感できるエピソードもあれば、新しい視点もあり、どんどん読める。一つのエピソードについてある程度まとめて書いてあるので、冗長さも感じることなく、疲れた頭でも読めた。
女友達との関係に共感し、ジャングルジムの話にびっくりし、兄弟話にまた共感し、虫エピソードに私の妹を思い出し、全然別世界ということもなく、かといって近すぎないエピソードが良かった。
Posted by ブクログ
なんとも言えない気持ちになるエッセイ。
自分の子ども時代の記憶、もしかして存在しない記憶をも?呼び起こされ、心の一部をキュッと掴まれるような。
“おわりに“の最後の一文は、幼虫に向けられたもの?人間も含めて向けられたもの?後者だとしたら嬉しいな。
Posted by ブクログ
亜和さんが20年一緒に過ごした猫について「もう死ぬよ、この猫」と言って、亜和さんに殴られた親戚="存在の耐えられない愛おしさ"で書いていた親族の問題児おばさんかな?みんなにと殴られたことあるってどんな人間なんだろう?って思ったから答え(多分)があって納得した
Posted by ブクログ
伊藤亜和さんの作品を初めて拝読したのですが、めちゃめちゃ面白かったです。
本を読むことがつらい、疲れるという人も中には居ると思うのですが、そんなことを感じる間もない軽快さ。それでいて面白い。
すごく良質なSNS投稿を見ているようで、普段本を読まない人も読みやすのではないかと思いました。(と思ったらwebやnoteで連載されているのですね…納得…!)
個人的に好きだった箇所は、P.25の「お互い、今だに眠るのが下手なのね」という言葉。
なんて素敵な表現なのだろうか。馴れ馴れしくもなく、けれど親しみと応援が感じられる素敵な言葉だ…!と序盤で伊藤亜和さんの言葉に惹かれました。
またP.162でお母様の字について「ちいさなチワワがシャワールームに敷き詰められて、一斉にびしょぬれにされて震えているような字」と表現されています。一体どうしたらこんな表現が?!?!!と衝撃を受けました。逆立ちをしても私にはできそうにありません。まあ作家ではないのでそりゃそうなのですが…。
お母様の字、ぜひ拝見してみたいです。