あらすじ
ひたむきなばかりに悲劇の渦に巻き込まれざるを得なかった会津藩。松平容保、山本八重、白虎隊士・津川喜代美、飯沼貞吉、そして戊辰戦争に参戦した土方歳三。彼らの無念と熱き想いがこめられた辞世の歌などをモチーフに、全8作品を漫画化しました。
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Posted by ブクログ
『泣きうた』第2弾。戊辰会津戦争がメイン。無念さややるせなさを感じ、切なくさせる。何度かうるっとさせる場面があった。新選組と白虎隊に関する歌では胸がしめつけられた。歴史の変革期でもあったこの時代は、命を落としていく者も生き残った者も、抱えていたものはとてつもなく大きかったのではないか、とそれぞれの物語を読んでいて感じた。
作品の完成度、構成共に前作より高かったと思う。山川家の面白エピソードや、会津での土方歳三の爆笑エピソードを挟んでいるのが、暗くなり過ぎず良かった。
前作でも登場している人物や繋がるエピソードも多いので、前作も併せて読むと、よりよく理解できる。
幕末の魅力が伝わり、切なくさせ、心を揺さぶられた。