【感想・ネタバレ】天橋立物語 ~三年菊組ロリィタ先生~のレビュー

あらすじ

その教師、人としてクズ、ロリィタじゃ最強!

「筋が通った生き方、この先生が教えてくれます!」(吉本ばなな)

国語教師・大石タネ。人としてクズ、ロリィタとして最強。
「下妻物語」竜ヶ崎桃子のDNAここにあり!
混迷の時代をレースの日傘でぶった斬る、痛快青春物語。

天橋立で知られる京都は宮津。のどかな観光地にある小さな私立高校に、臨時教師、全身ロリィタの大石タネがやってきた!
赴任早々、物議をかもしまくる彼女に何故かなつかれ、堂々ヒイキされるようになった姫山奈緒恵。
初恋、文化祭、進路、そして難病を抱える妹の瞑羅(くらら)とのこと……マイルールに生きる「ロリィタ先生」に振り回されながら、奈緒恵は、そして12人の生徒たちは、己の進むべき道を探っていく。
嶽本野ばら作家デビュー25周年記念長篇。

(底本 2025年11月発売作品)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ

野ばらちゃんの小説が気になっている、もしくは下妻物語しか知らない。そんな層に届いて欲しい1冊。
破天荒、依怙贔屓、無茶苦茶、クズ。しかし、ロリータとしては天才。暑い青春ものって説明されると、確かにそうなのだけれどそこにロリータがふんだんに加わると、汁だくどばどば!なのです。
ロリータと暑さ、ロリータと青春、一見想像のつかない組み合せ。最初から最後までずっと振りまわっされっぱなし。さあ、レースの日傘でぶった斬られよう。

0
2025年11月28日

「小説」ランキング