あらすじ
色欲に負けっぱなしで、暴走&空回りする清玄。粛々と己の仏道を貫き通す清徹。ココロの闇と向き合いながらも、清徹への想いが深まる節子…。お寺の中の三角関係は、想いが絡まり行ったり来たり。そんな三人のもとへ、突然現れたのは節子の兄で…? ますます波乱の予感です!
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Posted by ブクログ
読むのが楽しみすぎてもったいない作品。
今回、節子の中の闇が、どろどろが一気に吹き出してきて、目を逸らせずに一気に読んでしまった。
三角関係もますますこじれそうでドキドキです。
お寺にあまりいいイメージがなかったのですが(作中のお寺を離れていく人物と似たような気持ち)、お寺側の事情が描かれているのでなるほどなあ~と思いました。
Posted by ブクログ
4巻を読んだあとに読み返してみると
この巻の、死んで別れた後もまた会いたいと思える人がいるって…うらやましいな…
っていう節子さんのつぶやきは
清徹さまに結構響いたのかなーなんて
Posted by ブクログ
どんどん面白くなっている。
今回は住職の言葉が身にしみる巻だった。
仏教のことなんにも知らないけれど、落ち着く。なんだか。
節子の気持ちもわからなくもない。
清徹イケメンだもの。
そして、陸上から離れた彼女はどこに向かうのか…
兄の企みがまだ見えなくて怖いなぁ。
Posted by ブクログ
ライバルとされてきた陸上選手への憎しみを断てない節子、寺と檀家の関係がかわり、僧侶とはどうあるべきなのかに悩む清玄など、人間のどうしようもない感情が心にきます…。
京都のお寺を見て、キレイで落ち着くいい場所だー、なんて呑気に思っているだけでは済まされない、お寺の現実ってあろうんだろうな、と考えさせられました。
Posted by ブクログ
憎むのも、好きになるのも、誰かに執着するという意味では同じことですよね。
想いが届かなければ辛いだけ。
諦めることができなければ、ときめいていた気持ちもいつしかドス黒いものに変わってしまう。
節子は救われないです。
仏教はどうにもならない想いをなんとか決着つけさせる技術を教えているのかもしれないですね。