あらすじ
中堅・中小企業が大手企業との取引を行う際、これまではISO27001の認証を取得していれば、「ひとまず問題なし」とされてきました。
しかし実際には、多くの企業がISO認証取得のためだけの“形だけのセキュリティ対策”にとどまり、実態との乖離が深刻になっています。
いま、サイバーセキュリティインシデントは業界・規模を問わず同時多発的に発生し、従来の常識では通用しない時代に入りました。
本書では、経営者が本当に安心できる対策とは何かを問い直し、5段階の評価フレームワークをもとに、企業の実情に合った取り組み方と投資対効果の考え方をわかりやすく解説します。
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Posted by ブクログ
■総論
セキュリティリスクの概要や、なぜ今注目されているかわかりやすく整理されている。
本書を読んで具体的にどう行動すべきかは各企業の状況によるので、自分たちで判断すべし。
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■現状
日本はISMSを取得企業の割合が高いが、サイバー能力ランキングやセキュリティ意識・対応で他国に遅れを取っている。
■課題
セキュリティの重要性は理解しているが人材が足りない、何かあってから対応すればいいと考えている等の課題が存在する。
■対策
NIST CSF等を活用し、自社の現状を正しく理解する。
会社の規模にあわせてポリシーの作戦、CISOの設置、BCP計画の作成など、必要な対策を行う。
正しく運用が回っているか、未知/新規リスクに対応できるか等、継続的にモニタリングする。
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■その他
ROSIという言葉を初めて知った。
式は至ってシンプルで、納得感がある。
ROSI = セキュリティリスク削減額/セキュリティ投資額
セキュリティリスク額 = ビジネス損失額(影響度) × 発生頻度(発生確率)
サプライチェーン攻撃としては、関連会社や委託先を攻撃するだけでなく、ソフトウェアを狙う手法も存在する。
自社のIT資産を管理する際に、SBOMの考え方を取り入れることも有効とされる。