【感想・ネタバレ】小さな町でのレビュー

あらすじ

フィリップは早すぎる死の一年あまり前から、パリの大新聞ル・マタン紙に短い物語を書いた。依頼したのはのちに劇作家になるジロドゥーである。「わずかな枚数のうちに人生の断面が、いやときには一つの人生がみごとに描き出されている。…貧困、不幸な恋、病気、老年、死――こうした暗い題材を扱いながらも、フィリップはどこかにとぼけたようなおかしみ、人生そのものの諧謔をしのびこませるのを忘れない。そのエスプリというか奇妙なやさしさ、人生を低い視点から、狭く限って、鋭く眺める、そこが日本人の感受性、美意識に合ったのではないか。」(訳者)小さな町セリイを舞台にした短編集28篇の全訳に『朝のコント』からの5篇を付した改訳決定版。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

フランスの田舎町セリイを舞台に、町の人々の日常で起こる様々な事件集めた短編集。フィクションかと思ってたら実在の町みたいですね。イーノック・アーデンみたいな話やキリスト誕生パロディも。
町にフォーカス、というのはジョイスのダブリン市民に似ているが、より田舎な町を舞台にしている分、より個々の性格やプライベートな事象に焦点が当てられている。あとなんかエグい話が多い。

どうでもいいけど著者の名前のフランス王朝感すごい

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2017年08月18日

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