あらすじ
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おなじみの種から激レア種まで
日本で会いたい約50種を一挙紹介!
日本人の心に寄り添う鳥、カモの魅力がたっぷり味わえるビジュアルガイド
冬を前に群れで渡来し、水堀や公園の池、河川や水路、湖沼、内湾や外海など国内各地の水辺をにぎやかにする冬鳥の代表といえば、ガンにカモ、ハクチョウといったカモ科の鳥たち。なかでもハクチョウ、ガンよりサイズの小さなカモ類は、ある程度の水面があれば街中の公園の池などにも飛来するので、誰しも一度は目にしたことがあるでしょう。夜行性で昼は水辺や水上でやすんでいることが多いため、バードウォッチング初心者にはうってつけの観察対象でもあります。
一方で、身近にいることでかえって意識が向かないのか、冬の水辺にいる渡り鳥ということ以外よく知らないという人も少なくありません。 しかし、渡りをはじめとする生態から、食性やオスとメスで異なる形態や色彩、日本人との関わり、環境問題まで、知るほどに興味深いポイントが満載なのがこのカモ類。ひとたび覗いてみれば、“カモ”の総称でひとくくりにしていた鳥たちの世界がこれほどバリエーション豊かだったことに驚くはずです。
本書は、そんな知られざるカモ類の魅力がたっぷり味わえるビジュアルガイド。世界に広く分布するカモ科の鳥53属174種のうち、日本国内で生息もしくは観察が記録されているカモ類を一挙紹介。中特集では、特徴的な羽毛や換羽のしくみ、他の鳥にくらべて多いといわれる自然交雑とその背景などに迫ります。美麗なビジュアル、生態や形態にまつわる知識・雑学読み物を通して日本で会えるカモたちにさまざまな角度からスポットを当てる一冊です。
<もくじ>
Prologue カモの「性的二型」カップル大集合!!
Let's take にっぽんのカモQuiz!
カモペディア
カモのイメージ/分類・系統/渡り/形態(足・足指|嘴|翼鏡)/換羽/繁殖/日常(採食|逆立ち採食|水浴び|羽づくろい|頭かき|ストレッチ|背眠|片足休息)
カモと日本人
カモの最新動向
Ducklings Photo Collection カモのひな・幼鳥
にっぽんの水面採食タイプ カモ図鑑
マガモ/カルガモ/オナガガモ/オシドリ/ヒドリガモ/ハシビロガモ/ツクシガモ …など21種
にっぽんの潜水採食イプ カモ図鑑
ホシハジロ/シノリガモ/クロガモ/ビロードキンクロ/ホオジロガモ/カワアイサ …など28種
Special Feature にっぽんの雑種ガモ
VIDUAL ESSAY ナキアヒルとマルガモ ―にっぽんの雑種ガモと私 文・写真 小宮輝之
カモに会えるスポットガイド
Column カモのオスの尾羽に注目/カモの色素異常/絶滅ガモと再飛来ガモ
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ネイチャーガイド的まとめ
カモ
〇潜水ガモと水面彩食ガモの違い
潜水ガモ(モホシハジロ、スズガモ、カワアイサ、キンクロハジロなど)
・足が体の中央よりも後ろに付いていてペンギンのようによちよち歩く
・水面を 左右の足で交互に蹴りながら 女装して飛び立つ
水面採食ガモ(マガモ、カルガモ、コガモ、ハシビロガモなど)
・足が体のほぼ中央に付いていてスムーズに歩ける
・水かきで水を蹴りその場からほぼ垂直に飛びたてる
〇多くのカモはまぶたを閉じると白っぽく見え白目をむいているようにも見える
〇コガモはハトよりやや大きいくらいだが、翼が長いので飛翔時はハトより大きく見える
〇オシドリは東北・北海道ではほぼ夏にも見られる
〇シマアジは春と秋の渡りの途中に立ち寄る「旅鳥」
〇ツクシガモは大阪湾の万博会場の夢洲が日本最大の飛来地であったが建設で激減
〇アイガモ
アヒルとマガモの交配で生まれた
鴨肉として売られているものは大半このアイガモか一部アヒル
〇交雑種マルガモ
一般に種が異なると交雑はできてもその子供には繁殖能力がないとされているが、マルガモには繁殖能力がある。DNAレベルではほぼ同種と見ても良いくらい禁煙種であることが分かっている
一見似ていないマガモとカルガモの共通点は次列風切羽の青い翼鏡(よくきょう)
〇翼鏡とメス
一般的には地味なメスだが翼鏡は別。マガモ、カルガモ、コガモ、ハシビロガモなどの
水面採食ガモはオスと同じ翼鏡
〇ホシハジロの語源
星は星屑が散ったような羽の模様、またオスの一等星を思わせる赤い目から
〇スズガモの語源
飛翔時に鈴の音を思わせる金属的な羽の音から
カモ以外
〇カモは毎年ペアが変わるが、ガンやハクチョウは死別など以外は変わらない
〇ガンはオスメスともに羽の色は通年ほぼ同じ
〇食べ物が運ばれる食道の直径は哺乳類と比べて鳥類は太い
〇鳥のまぶた
・人間と逆で下から上に閉じる
・瞬膜を持つ。半透明の膜でで横にスライドして角膜を掃除する
〇人間に飼われている多くの鳥は原種より大型化して、体の大きさに対して翼が小さいため飛翔能力を失っている。よってアイガモ農法が成り立つ
〇アヒルは13世紀に中国から日本にもたらされた
〇ハクチョウは意外にカモと同じ「カモ目カモ科」に分類される
以上