あらすじ
毎夜の悪夢、首なしの白骨、壊れ始める友情、怪事件を狂信的に追う刑事。音楽を奏でる若者たちの日常が、一見つながりのない複数の出来事が絡み合い崩壊の道をたどる姿をスリリングに描く驚異の劇場型サスペンス!
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Posted by ブクログ
何度も何度も繰り返し読んでいます。
面白くて友人にも薦めました。
同一人物だったと、そして自ら手を下さずとも起こる犯行に まさにコンダクターでした。
全てが繋がった後の爽快感。スッキリしました。
その先も物語がありそうな予感にワクワクしました。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
フルート奏者の朽木奈緒美は、これから始まる音大時代の仲間との新しい仕事に心を躍らせていた。そんな中、とある場所で謎の変死体が発見されてから、彼女の周辺で奇妙なことが起こり始める。毎夜の悪夢、首なしの白骨、壊れ始める友情、そして怪事件を狂信的に追う刑事…音楽を奏でる若者たちの日常が、一見つながりのない出来事により崩壊の道へ。これは、単なる偶然か!?今、陰謀に操られる、恐怖の舞台劇が幕を開ける。
【感想】
Posted by ブクログ
疲れました!
最後までどうなるのか気になって一気に読みました
若い音楽家達の自分勝手な殺人事件です
でもね、最期はちょっとやり過ぎかな
被害者で、主人公になるのかしら?朽木奈緒美さんはなんだか天然で、子供みたいです
同期の結城くん、玉木くん、真矢さんは最初から意味ありげ…
心理描写かお上手で引き込まれます
Posted by ブクログ
読んでる間じゅうずっとぞわぞわしてなんだか変な気分がつきまとった。最後に謎が解決してもオールハッピーエンドとはいえず少し暗い気持ちにもなった。
よく練られてはいたが、その分濁すような文が多くてじれったいのと、徐々に分かって来るにつれて伏線がわからなくなってページを行ったり来たりしたのが残念。その点は正直いらっとしたところも。
ただいつものように専門知識はとてもあり、読みながら場面にふさわしいクラシックの名曲が頭の中に流れてくるのはよかったし、そういった書き方はとても好き。
個人的には奈緒美と秋穂という名前、それにフルート奏者とヴァイオリン奏者というところも感情移入出来てにやっとした(笑)
石倉は刑事というだけで後藤さんのイメージだったので策略的なところや暴力的なところを見ると嫌な感じというか、変な感じがしたので…最後は正直やってしまえ感があったかな…。
あと、コンダクターというタイトルを見たときはうっすら感じたはずなのに、読み始めるにつれて普通に指揮者の意味だけに思いこんでいた、劇場型犯罪者という意味でのコンダクターの話だという感覚を後半になって感じ、ぞわっとするほどの納得と感動を覚えた。
ああでもやっぱり八雲が好きだなあ…()
Posted by ブクログ
恋愛系がストーリーの中心として進んだので、ちょっと好きな系統ではなかった。
でも全体的にとても読みやすかった。
誰もがみんなも操ろう?自分の思い通りにしようとして行動して結局綻びが生じる。誰もがコンダクターなのだなと感じた。
結局最後、殺し屋は何者なのか、相葉は何者なのかかが分からなくてモヤモヤした。
Posted by ブクログ
出だしはあるオーケストラ奏者の悪夢から始まる。序盤は冗長だが、中盤から一気に話が流れる。オーケストラ奏者3人に警察2名、プロデューサーに代理店社員、精神科医、このうち1人が何人も演じている。それぞれの点が最後に一つの点になるところは読んでいてすがすがしくもあった。