あらすじ
生き埋めにされたばかりの死体が発見された。被害者は1980年ミネソタの森で失踪した少女の一人と判明、地元に激震が走る。未解決事件捜査官のヴァンは、カルト的小集団で育った自身の心の傷を抱えつつ、辣腕科学捜査官ハリーとチームを組み事件に挑む。少女は誰に連れ去られ、なぜ今になって殺されたのか。次々アリバイが崩れる関係者たちの真実は? ジェフリー・ディーヴァー絶賛の快作。(解説・吉野仁)
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Posted by ブクログ
2025年の45冊目は、ジェス・ロウリーの「怪物の森 未解決事件捜査官ヴァン・リード」です。
2024年のエドガー賞最優秀ペーパーバック部門ノミネート作品です。こちらも新潮社さんからの出版です。今年は、本当に良い本を出版してくれています。
主人公は、ミネソタ州犯罪捜査局BCAの未解決事件捜査官ヴァン・リードと同じくBCAの科学捜査官ハリー・スタインベックの2人です。
40年前に起きた少女失踪事件“盗まれた少女たち”の当事者の1人アンバー・カインドが、今になって生き埋め死体となって発見されます。しかも直前まで生きていた事が明らかになります。彼女は、40年間、どこにいたのか?何故、今になって殺害されたのか?そして、行方不明のもう1人の少女リリー・ラーセンは、どうなったのか?生きているのか?死んでしまっているのか?
かなり面白そうな展開ですが、主人公のヴァンから、かなりぶっ飛んだ告白がされます。最初は、誤訳かと思ってしまったぐらいです。
この作品は、シリーズ物の第1作品目という事ですし、ハリーにも、何やら隠された過去があるようです。
次作以降の翻訳を期待しましょう。
☆4.5