あらすじ
就職超難関企業と言われるマッキンゼーは、地頭のよさや論理的思考力が問われると思われがちだ。しかし元採用マネジャーの著者は、このような定説をきっぱりと否定する。マッキンゼーでは世界で通用する人材を求めており、頭のよさだけではない。それは現在の日本が必要としている人材像と同じと言える。
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匿名
面白い
リーダーシップは誰か特定の人が持てば良いのではなく、全員が持つべきであるという主張の本書。非常に面白く納得させられました。ただ、けちをつけるなら、論理的思考力や地頭がなければ、リーダーシップがどれだけあっても物事は成し遂げられないのではとも思ってしまいました。
Posted by ブクログ
驚くほど非常に良書っ!
若いときにもっと早く読めば良かった。
リーダーシップの重要性を教えて貰えた。
以下はメモ。
リーダーがなすべきこと。
1.目標を掲げる
2.先頭を走る
3.決める
4.伝える(何度も粘り強く)
マッキンゼーの採用サイトではケース面接のモデル例題を公開
「問題解決スキル」はMECEやロジカルシンキング、仮説思考、フレームワークなどの思考テクニックを使って、問題を整理・分析し、解を見つけるための技術。
「問題解決リーダーシップ」は、とくべき課題(イシュー)の定義から、分析の設計、関連する組織や人とのコミュニケーションを含一連の問題解決プロセスにおいて、リーダーシップを発揮すること。
全員がリーダーシップを持つこと。
経済産業省サイトの社会人基礎力にはリーダーシップの項目が無い。
リーダーシップはこれからの世界を生き抜く人たちのパスポート。
自らのキャリアと人生を自分の手で切り開くこと。
キャリアインタビューサイト「MY CHOICE」
Posted by ブクログ
採用面接について学ぼうと思って購入したが、まさかのリーダーシップ本。
でも、知りたかった情報のさらに上の次元、本質について教えてくださったので非常に良い読書体験だった。
Posted by ブクログ
ご自身の経験をギュッと一冊に詰め込んだ、というような本は良書が多い。味を占めて同じ分野を擦り倒す本が多いから余計に思う。
日本はリーダーシップが育みにくいと思う。目立って嫌われるくらいなら大人しくしたいと自分でも思う。
ただ自分がある程度知識を積んだ分野において出てきた意見や疑問はリーダーシップを出して然るべきだと感じる。
そういう人になろうと思わせてくれる本だった。
Posted by ブクログ
一言、必要なのはリーダーシップ。リーダーシップは特殊能力ではない。誰でも発揮すべきものだしリーダーシップの総量を増やすことが大事。目立つ人が叩かれるとか、フォロワーシップとか、そういうのやめなきゃね。
Posted by ブクログ
「リーダーシップを発揮することは、自動車のハンドルを握ることと同じである。リーダーシップを身につければ、自身が人生のコントロールを握ることができる」
このフレーズが著者の本書で伝えたかった1番の部分であると感じた。
マッキンゼーの採用、求める人物像がどう言ったものなのかを語る本かと思っていたが、中身はリーダーシップの重要性やリーダーシップとはそもそも何か、リーダーとして求められることは何か、リーダーシップは働く人が全員持つべきものであると語る。
リーダーシップに対する考え方やキャリア形成に関する考え方などを自分自身が持っていなかった視点から学ばせてくれる良書だった。
(2025.6.4)
Posted by ブクログ
約5年ぶりに再読しました。当時は社会人になりたてだったのですが、経験を重ねてきた今改めて読んでみても良い本だなと思いました。
内容としては、マッキンゼーの採用基準を切り口に、リーダーシップという概念の本来の意味と、それを役職関わらず全てのメンバーが身に着ける必要性を説いた本です。コンサルティングファームを舞台に話が展開されますが、どのような職種でも応用できる内容と思います。
特に印象深いのは、p.68『リーダーシップは全員に必要』の節です。
私も含め、日本人の多くは、リーダーはチームにひとりかふたりいれば良いものと考えがちで、メンバー全員がリーダーシップを持っていたらチームとしてはうまくいかないのではないか等と短絡的に考えてしまいます。この言説に対するアンサーとして、筆者は全員がリーダーシップを持つ組織こそ、圧倒的に高い成果を出すと述べています。
意見がぶつかった時に意見を通すことにこだわる人は、リーダーシップを持っているとは言わず、ただの頑固な人で、真にリーダーシップのある人は、「成果を出すこと」を「自説が採用されること」よりも優先させるものであり、もしメンバー全員が真なるリーダーシップを持っていれば、全員が自由に意見を出し合いながらも合意形成をリードすることになるため、生産性が上がるのは明らかだろうと。そして、役職があるからリーダーシップが必要になるわけではななく、リーダーシップは全てのメンバーに求められるとも。
これに関しては全面的に同意見ですし、今までそう出来てなかった自分を思い返して、背筋が伸びる気持ちでした。私もこれからはそんなチームを作ってみたくなりました。何度も読み返しながら少しずつ実践していきたいと思います。
Posted by ブクログ
■こんな人におすすめ
・これから働き始める全ての新社会人
→仕事をする上での大切な心構えや姿勢を学べます。
・マッキンゼーやBCG等超難関コンサルを志望する学生、国家公務員を志望する学生
→日本のビジネスパーソンに何が足りていないのか、リーダーシップが如何に重要かを知る事は、周りと差別化できて自分を成長させられると思います。
・成長したいと考えている社会人
■感想
社会人10年目にして読みました。10年前に読みたかった。この本に出会いたかった。
マッキンゼー等コンサルを目指していなくても読む価値は充分にあります。逆に言うとコンサルを目指す人は必読だと思われる。
リーダーとは、「和を尊ぶ人ではなく、成果を出す人」救命ボートの例えが秀逸だった。
日本人の多くが持っているリーダーシップについての誤解が解けて、全ての人がリーダーシップを持つ事ができれば、日本社会は変わるだろうと思った。
個人で言えば、世間の常識や周囲の大人の顔色を伺わずに、オリジナルのキャリアを形成できると思う。
国家的な観点で言うと、ビジネスや国際政治の世界でも、日本の経営者やリーダーが世界で活躍できるのではないかと考えた。
また、著者自身のキャリアを通した日本社会の分析が鋭くて驚いた。日本経済・金融市場の動向について、自分の仕事や会社を通しつつ俯瞰して考えられる洞察力に感銘を受けた。豊か語彙と文才に純粋に感心した。
Posted by ブクログ
◆所感
内定者時代に一度読んだことはあったものの、読み直してみると更に解像度高く現在の課題が浮き彫りになった。
自身が成し遂げるべき目標に向かって、成果を出すためのリーダーシップが求められる。特に来期は、決める、伝える、に注力したい。
◆学び
・リーダーの意味
使命を達成するために必要なことを思考し行動できる人。
和を乱さない様、場を調整することや管理することはリーダーシップではない。
(必要以上に乱したり、反発させるべきではない)
チーム全員が使命を自分ごとと捉え、イニシアティブを持てる組織に育て上げたい。
特に以下を意識する
-ファーストペンギンとなり、目的に対して真摯にスタンスを取り決めること
-言わなくても分かるではなく、全員に伝え続けること
-ミッションに対して、誰に対しても(特に経営層に対して)アカウンタビリティを持つこと
・リクルーターのやり甲斐
ライフシフトにもあった通り、マルチステージ制が主流になりつつある今、うちに入社するからこそ、候補者はリーダーシップを持ち自身のキャリアの主導権を握るキッカケを作れる。予測可能なステレオタイプではない、キャリアの幅出しを後押しできるリクルーターのやり甲斐は非常に大きいと思う。
Posted by ブクログ
定期的に読み返したい。
リーダーシップが働く上、生きる上で、特に大切な力
リーダーシップの固定観念で、先天的や一種のカリスマ性な印象があるが、後天的に誰しも身につけられるもの。
リーダーシップはみんなを引っ張る、導くものという「立場」という先入観がある。それは結果論の話である。
本質的には、「自分がやるべきことを考え、判断し、自分で結果を受け入れ、自分で決断する」
他人に任せる、他人に委ねない。自分で考えて自分で判断する。
その結果として、自己効力感が得られる、自分の人生をコントロールできてる感覚が得られるようになる。自分の手で大きな成果を得られた実感をもつようになる。
そして、より大きなことをしたい。より大きな成果を上げたい。自分のやりたいことが見えてくる。そうして、自分の考えややりたいことに沿って、意見し、人を導くようになる。(↑の他者から見えるリーダー)
納得。実践と机上のサイクルを回し、身につけれる。
Posted by ブクログ
社会人経験が浅いからといって周りに甘えるのではなく、組織の全員がリーダーである意識が必要。その意識が日本では他国に比べて低い。協調性が重んじられることが多い。リーダーシップを持って生活していけば自分の人生は自分で変えることができる。
Posted by ブクログ
日本人に足りないリーダーシップ。リーダーは先頭に立ち、目標を掲げ、決定をし、皆に伝える、というか4つのスキルが必要。なすべきことを真剣に考え自分ができることを一人ひとりが実践し役職にこだわらずに動く、そこにはリーダーシップがあり、こういう人材をマッキンゼーでは採用している。すべてに当てはまる課題解決の基本である。
Posted by ブクログ
掘り下げるのではなく、汲み上げる方向の能力がコンサルタントに不可欠
日本での採用が他国に比べて難しいのは、リーダーシップの欠如
問題を解決するために必要なのは問題解決能力よりもリーダーシップ
上司の意見を全てききいれるが求められている訳では無い
目標を掲げる、先頭を走る、決める、伝える
リーダーの役目は「情報も時間も不十分な中で、決断をすること」
Posted by ブクログ
コンサルタントファーム・マッキンゼーの採用マネージャーだった著者が、
地頭より論理的思考力より大切だと考えているものを教えてくれます。
それはいったい何なのか?
答えはリーダーシップでした。
ここで「なんだ、リーダーシップか」と思ったひとは、
日本の従来のリーダシップ観に毒されているひとです。
ワンマンなイメージであったり、雑用係をやらされるイメージだったり、
「リーダーは組織に1人いればよい」と考えたり、
調整役だと思われたり、などなどは、
日本的なリーダー観なのでした。
目標を掲げ、先頭を走り、決断し、コミュニケーションをとること。
それら4つが、リーダーシップの大きなポイントなのですが、
その詳細についてはここでは紹介せず、本書を読むことをおすすめします。
なんていったって、この本に裏タイトルをつけるならば、
『リーダーシップ論』とでもいいたくなるくらい、
おおきくページを割いて、リーダーシップについて説明してくれているのです。
また、序盤に書かれていた、「考えること」と「正解を探すこと」の違いについては、
そうだ、そのとおりだ!と教えられる内容でした。
問題をふっかけられると、
きっとその問題には正解があるものと思いこんで、
答えを探す的な思考に陥ることって多いかもしれない。
それでひとつ答えを見つけて「これで合ってますよね?」と返してしまう。
「では問題です!」と言われるようなものではそうなる。
ぼくの場合、自分で問題を見つけたケースではそうならないのですが。
人から問題をふっかけられた場合や、
もとからある問題に取り掛かるよう言われると、
そこにはひとつの正解が存在しているように心から勘違いしてしまうことが多い。
そこには何か心理的誤謬があるような気がする。
なぜって、まず安直ではあるけれど、
幼少時、学生時を思い浮かべるとわかることがありますよね。
親や教師の問う「問題」は子どものあたまを試すものが多い。
「2かける5は?」「1582年は何があった年?」という、
正解のあることを質問して答えさせるので、
答える方の頭は正解を探す思考方法になる。
そして、そういった正解を探す思考方法って、
切迫感があり視野が狭くなることに似ていて、
考えが膨らむという方向へはまず行かない。
だから、「正解を探す思考」というのは、
「考える」というものとはちょっと違うということになる。
一方、「考える」ときって問題となることすら自分で見つけた場合、
必然的というくらいにそうなる。
だって、その問題さえ新発見なので、
答えがないことはわかっているというか靄に隠れて見えないから。
なので五里霧中から始まっても正解を探すのとは違って、
ちょっと気楽な感じで伸び伸びと「考える」。
そうつまり、「正解を探す」というのは、
軍隊的というかロボット的というかだし、
さらに枠からはみ出ることは絶対にないです。
他方、「考える」ほうは自由気ままで開拓していく感じで、
肩の凝らない楽しさすらある場合があって、
枠からはみ出たって良いしそれで誰にも怒られない。
そういう「正解を探す」思考と、「考える」思考の違いがわかれば、
「考える」場面で「正解を探す」という誤謬を減らすことができないかなあ。
心理的に刷り込まれているのは、
「正解を探し」て合っている時に褒められてその心理、
もっと言えば脳の回路が強化されたからで、
なかなか覆すのは難しいかも。
他者からの質問に、他者にはなにか意図があって、
その意図をくんで期待にこたえたいという心理が「正解を探」させるわけです。
あ、そうか、そこにも「空気を読む」だとか「察する」だとかの、
特有の日本文化による日本人の心理があるのかもしれない。
そういう意味じゃ、哲学ってすたれてる場合じゃないよなあ。
ぼくが以前面接で経済学をやったと言ったら
「経済学って経営学よりも役に立たないよね」なんて言われて、
「いや、考える訓練になったと思います」と答えたんだけれど、
それだよね、大事なのは考えること。
ぼくが学生の時分には「哲学はもう死んだ」
みたいなことが言われていたような気がしたけれど、
ヨーロッパじゃやっぱり若い人もちゃんと哲学をやってる文化がある
っていうのを読んだことがあるし、
日本人がお金儲けにばかり走るチャラいサルとしてだけじゃ生き残れないなら、
やはり哲学したらと思う。
お金儲けのうまさとその気質については、
江戸時代のひとたちの時代から受け継がれてきているという話もあったような。
学者さんだけ頭を使って、町民はあたまからっぽだったんだろうか。
そういうことを言うぼくも、基本的にあたまからっぽ型人間なんですけどね。
あたまがからっぽ型の人間はクリエイティブなことに向いていると言われていましたが、
ぼくはなんとなくそれには疑問を持っています。
たしかにあたまをからっぽにしてそれから考えて、
という緩急は効果的なような気がするのだけれど。
話は戻るけれど、話がそれていく「雑談」というものにこそ、
「考える」思考法の修練の要素があるように思います。
とくにぼくみたいな、へんにまじめなところのある人は、
そういう雑談から不真面目さを学んで、
そうやって枠のはみ出し方を知っていくのがよいのかもしれない。
それていく雑談を紡いでいくには「考える」ことが大いに関係しているでしょ。
それていく会話を成り立たせるのは「考える」ことがあってこそ。
脱線だってじつはクリエイティブなものじゃないですかねえ。
「雑談の醍醐味は適度な脱線にある」。これでどうだろう?
それと、リーダーシップに話を戻すと、
「リーダーシップのない人に成果目標を与えると、
その人は結果を出すために無謀な方法に頼ります。
プレーヤーとしての自分の成功体験をメンバーに押しつけたり、
根性論や精神論で乗り切ろうとする人もいます。」
との一文がありました。
ぼくはリーダーシップの強い人間ではないけど、ここまでじゃないな。
また、「和を持って尊しとなす」は前の職場で実践しようとしてきたことだけれど、
それって成果をあげるためには真逆の考え方だということでした。
リーダーシップを発揮してこそ成果はあげられるそうだ。
和を尊ぶのは、事なかれ主義だそうで、あちゃーって感じ。
疲れない方を選んでいたというのは自覚がある。
でも、殺伐としないでも仕事はできるし、
楽しさが仕事の中にあったっていいじゃない、とも思うのですよ。
最後に、感じたことを。
このあいだ安倍総理が「一億総活躍社会」というスローガンを掲げましたが、
いまいち何を言っているのかわからないなんてマスコミで書かれていたりもしました。
「一億総活躍社会」は「一億がみんなリーダーシップを発揮する社会」
という方向に帰着させてから方針を決めるがよろしいのではないか。
リーダーシップの大事さについては本書を読むといいです。
重ねて言いますが、日本人のもつ従来のリーダーシップ観は、
奇形というか、稚拙であることもわかります。
「一億がみんなリーダーシップを発揮する社会」は民主的な社会だと思うよ。
まあまずは、糸井重里さんの言葉を拝借することになりますが、
「じぶんのリーダーはじぶんです」として、
そこからリーダーシップを発揮ししてくといいのかもしれないです。
というわけで、長くなりましたが、非常によい本でした。
問題解決能力の、構築的能力もぼくにはまだまだ足りないなとも痛感。
小説を書くのにも必要な能力です。
Posted by ブクログ
リーダーシップは強引にみんなを引っ張るものではなく、当事者意識、そしてそれを組織へ還元しようとする意識と行動のこと。
事前の根回しも広義のリーダーシップに入ると理解した。
組織全体ではなく、まずは自分の成績をNo.1にして、その姿勢や結果で周りを引っ張ろうという意識が強かった自分にとって、かなりの気づきを得られた。
Posted by ブクログ
1社目の上司に勧められていたが、前職で初めてしっかりと読んだ本。今回改めて転職をして人事に戻ったのでもう一回読んでみようと思って手に取った。
1冊前にエッセンシャル思考と言う本を読んで、これは前職の上司が進めてくれた本だったが、合わせ読んだときにやはり優先順位を検討しながら自分がやるべきことを選択して仕事を進めていく人材がリーダーシップがある人材だと言うふうに読めて、異なる2つの本で同じ論点が出てきたのがとても興味深かった。
この本で改めて認識できた大切な採用基準としては、「その人がやりたいことは自社でできるのか」「その人はそれを理解したうえで、自社ならそれを実現できると考えた上で応募してきている候補者なのか」そういったことを人事目線で、面接の短時間で確認できるように仕組みを作っていかなくちゃいけないよなと振り返って感じた。
これは難しいことであるのと、同時に自分のキャリアアップを考えるときにも大切な考え方であると内省する良い機会を与えてくれた本でした。
Posted by ブクログ
マッキンゼーで活躍する人の基準とスキルを言語化した本。
『地頭がいい』人の採用に囚われてしまうのは微妙であり、リーダーシップを発揮できるかが大事。
またそのリーダーシップとは問題解決が上手くできるだけの人ではなく、先頭に立ち決断を下しメンバーに語りかけれる人のことを指す。
Posted by ブクログ
リーダーシップの重要性を説く本だった。リーダーがすることは、目標を掲げる、先頭を走る、決める、伝えるの四つ。リーダーシップを身につける方法は、バリューを出す、ポジションをとる、自分の仕事のリーダーは自分という意識、ホワイトボードの前に立つこと。
とてもいい本で星5にするか悩んだが、海外あげが強すぎると感じたのと、マッキンゼーのコンサルタントのリーダーシップの例が自分にはしっくりこなかった(パネルディスカッションについて、リーダーシップ発揮してたらそもそも時間切れにならないんじゃないか)ので星4にした。
Posted by ブクログ
「社会を変えたいなら、
まず自分の生き方を変えないと始まらない」
すべての社会人は読んだほうがいい。
大学生や社会人一年目に出会っていたかった一冊だ。
そして、私を含め読者は“耳が痛くなる”、
ドキリとしてしまう一冊かもしれない。
また、日本はリーダーシップを
義務教育課程において必須項目にすべきだ。
結局リーダーシップを養うのも、
リーダーシップを発揮する場面や場数を増やし、
いかに成功体験や経験を蓄積していくか、
でしかないからだ。
いかなるときもチャレンジが必要。
Posted by ブクログ
10年前の著書だが、果たして今現在の日本は変わったのか。自分が見えている範疇では少しばかり変化しているものの、抜本的な改善につながっているとは思えない。ゆえに貴重な意見が述べられていると考えられる一冊。
Posted by ブクログ
企業に働く人(経営者もそうかもしれないが)にとって必要なものは、①思考力、②リーダーシップ力、③英語力であり、思考力=頭の良さではなく、最後まで解を求める体力・探究心であること、リーダーシップは集団を率いる能力ではなく、目的達成のために必要なことを主体的にできる能力であること、ということが理解できた。
英語力についてはある程度必要性について分かりつつあるが、①②については一般的な見解と異なるように感じた。
またリーダーシップについては、掲げた目標に対して公衆の面前に自分を晒し、目標達成の成果いかんなくそのリスクや責任を引き受ける行為であるとも理解することが出来た。ただ、やりたいことをやるのではなく、自分の選択に対して最後まで責任を持つ。それがリーダーシップの本質であることが学べた。
Posted by ブクログ
若いうちに読んでおけばよかった。うちの会社は改めて旧弊的な日本企業だと思った。
・全員、自分がリーダーだと思う。
・リーダーとは、①目標を掲げる、②先頭を走る、③決める、④伝える
Posted by ブクログ
マッキンゼー出身のコンサルタントが考えるリーダー論の本。
役職としてリーダーに着いていなくても、一人一人がチームの意見をまとめ、結束力を高めることが責務だと思って仕事をすることで、生産性が高くなると説く。
公務員として働く自分の職場を想像した時、上位下達の組織風土で一人のトップにフォロワーがいる形だ。利潤を求めていないから、組織としては成り立っている。むしろ上手く回っているようにも思える。
今の職場と同じだと思った本書での例え話を紹介する。
マンションの管理組合の会合でお菓子を持ち寄った。会合が終わったときにお菓子が余った。参加者全員で分けるには足りない。この時、「このお菓子、持って帰りたい人はいますか。お子さんがいらっしゃる方、どうぞお持ち帰りください。」と解決の案を口にできるのがリーダーシップのある人なのだと。
そこで「公平性に欠ける」等と後から言って自分でリーダーシップを発揮することは決してないのに、結果に対して文句を言うのは無責任な人だと。
確かに私の職場にも結果に対して、その場では意見を言わず、文句ばかり言う人は少なくない。
「隣の芝生は青い」とは言うが、本書を読むだけで感じるマッキンゼーのような闊達とした職場に憧れを抱いた。
Posted by ブクログ
25卒です。会社から読めと言われたので読みました。
リーダーシップについて学んだ。コンサルではない自分にも活かせる部分が多くあった、仕事とプライベート両面で。成果主義とリーダーシップは切り離せない。特に、利益という成果が必要な仕事において、リーダーシップを全員が持つ必要性があることを知った。成果と相性が悪い概念として、「和」がある。私は割とそっちを無意識に重要視して生きてきた。ただ、それは仕事では優先されるべきではない。目的を明確にし、みんなで共有し成果を達成する必要がある。
また、リーダーシップと役職の関係性だが、役職を持つに値するリーダーシップを発揮してから役職に就くのであって、その逆ではないというのが印象的だった。実力がないのに役職を与えられるべきではないという考えに共感した。
リーダーシップを日々の業務から身に着けるために、バリューを出す、ポジションを取る、自分の仕事のリーダーは自分、ホワイトボードに立ってできるようになる前にやるという動作を行い、リーダーに必要な4つの要素を磨いていく作業があることを知った。1年目からの自分の立ち回りがある程度明確になった。
また、リーダーシップを発揮する場面だが、何も特別な場面だけでなく、日常から発揮できるということも知った。これによって、リーダーシップは誰でも発揮でき、訓練可能であることを知った。このことにより、リーダーシップを発揮するハードルがとても低くなった。
よりよいバリューを発揮できるよう勉強も必要だと感じた。
個人的に思ったリーダーシップの構成要素→責任感、やり抜く力、当事者意識
Posted by ブクログ
マッキンゼーの採用マネジャーから見たリーダーシップ論でした。
社会全体の「リーダーシップの総量」が足りていないので、みんな、なんにも決められないよと。
著者が言うように、リーダーシップの教育を受けてきていないし、じゃあどうするの?って部分にはあまり具体的に触れていないが、リーダーシップは誰でも学べるスキルなので、少しずつでいいから日常の中でリーダーシップを発揮していこう、それが将来に繋がっていく。
まずは自分がリードするといった意識改革から始めたい。
Posted by ブクログ
目的意識を持って、粘り強く思考し続け、当事者意識を持ち自分がまず動く。
“思考体力”“学びの臨戦態勢”というフレーズがすごくよかった。
読後、ちきりん今何やってるのかなーとTwitterを見に行ったらブロックされていてワロタ。
「そもそも、「みんなでやるより、自分一人で集中して取り組んだ方が高い成果が出る」と考えているような人に、ついていきたい人はいないでしょう。」
Posted by ブクログ
人は育てられる。しかしリーダーは「選ばれた者」なのか。伊賀泰代は『採用基準』でそう問う。企業が人材を採る際に見るべきは学歴やスキルではなく「リーダーシップ」だという。それは一人が引っ張る力ではない。課題に直面したとき誰もが一歩前に出て行動する力のこと。チーム全員が当事者意識をもちそれぞれの場面でリーダーシップを発揮する、責任がとれる。――そんな集団こそが強い。静かに立ち上がる力が未来を拓くのだ。