【感想・ネタバレ】話さなくても相手がどんどんしゃべりだす「聞くだけ」会話術のレビュー

あらすじ

「気づけば自分ばかりがしゃべっていて場がしらけた」「話題が見つからず、しどろもどろしてしまう」「沈黙が怖くて、相手の話を聞くどころではない」等々、話し方にまつわる悩みは、「聞き方」を改善すればすべて解決する!あるダメ営業マンのストーリーを通して、「沈黙」すら味方につけてしまう技術を学ぶ感動の1冊。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

コミュニケーションにおけるテクニックだけではなく、基本的な考え方、心構えについても言及されている。営業職に限らず社会人の入門書としておすすめしたい。もちろん、早いに越したことはなく、学生時代から読んでおいた方がその後の人生に有利。
035:NLP(Neuro-Linguistic Programming)という面接の技術。
036:信頼されるには一生懸命話すことではなく、相手と波長を合わせるスキルこそが必須。このスキルはペーシング。そのためには相手を観察すること。体・姿勢・言葉・声の使い方を合わせる。首・アゴの動きを合わせるのが最も効果的。
067:バックトラック(オウム返し)、注意点は自分の言葉での言い換え、意見の挟み込み。気が利いている、主導権を握れると思われがちだが意味がズレてしまうことが多い。
一番の効果は、相手への関心興味が増々高まり、自然に相手のことを好きになっていく。すると、相手もこちらの話を聞いてくれるようになる。
076:コミュニケーションは話すことは半分。聞くことも揃って成立。話をするスキルは限界があるが聞くこと奈良難しくない。
086:相手の動きを小さく真似る。ワンテンポ遅れても自然。
100:人間の遺伝子には、自分と似た人が好きというプログラムが組み込まれています。出身、話題、趣味、姿勢、重心、言葉、話し方、トーン、ペース。
111:人生に失敗はない、フィードバック(修正、改善)があるだけ。
114:人が黙る時というのは、次に何をしゃべろうか考えているもの。重要な決断をしたり、重要な事を言う前は黙るもの。沈黙と視線を合わせる(例:キャバの延長)。そこで、喋ってしまうからダメ。
139:沈黙は敵ではなく見方だと思う。3秒間待つ。沈黙に入ると、フランスでは天使が舞い降りてきた。と表現。
152:電話営業には、呼吸を合わせる。相手が喋っている時に息を吐いて、相手が黙って吸っている時に吸う。会話のペースが合わなくなると信頼関係(ラポール)が切れる。
160:オウム返しは反応が薄い客に向いている。(反応が大きい場合、しゃべりすぎて時間をロス)
180:Calibration(観察する技術)
以下の変化、
姿勢、動き、呼吸、表情、トーン、テンポ、間
相手をちゃんと観察して、受け止めない限り、聞くことも話すこともできない。
197:相手の地図を尊重することがコミュニケーションの基礎条件。(北方領土、竹島。同じ地図なのに受け止め方は違う。)指導する際も、自分の地図を押し付けないこと。
207:相手のことを心の底から思う気持ち。
215:自分の言っていることが相手に伝わるのはアタリマエのこと。この思い込みのせいで、うまく話が通じず、愚痴が生まれる。伝わるのは偶然、伝わらないのは必然と気づく。
218:相手から受け取った反応が自分のコミュニケーションの成果で、すべて。
219:悪習を改めるには、目に見える行動を避難するのではなく、その奥にある肯定的な意図を別の方法で解決できないかを考えることが大切なのです。
220:いろいろな問題や悩みを、他人や環境のせいにする人がいます。何かのせいにするのは、他人や環境に自分の問題の解決を期待ているのと同じ。もっと言えば、相手や環境に自分の人生を振り回されているのです。自分の周りで起こることは、すべて自分が源泉。自分の受け取り方を変えれば、あなたが生きている世界を変えることができるのです。
238:部下ができないのは上司の指導が悪いから。目線を変えて、自分が伝え方を変えてみれば、みんなもっと人間関係がうまくいくはず。
247:話す=放す。聞き上手=癒やし上手。

0
2016年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 誰でも実践可能で、即効性のあるような実践方法を紹介されている。実際にこれを使って営業がトップに踊りでたという著者の言葉は実証済みということ。
 会話をしてうまく行かなかった時、私達は、相手が理解能力が無いとか、わからない人だと決め付けてしまう傾向がある。しかし、そう結論づけた時点で、私のコミュニケーション能力の足りなさについて蓋をしてしまう。
 やはりいかに聞いていない自分に気づき、『心から話を聞くという事は、(その目的は)相手を心から理解し、共感して受け入れていく事。』
という言葉は最後、共感した。

0
2014年02月26日

「ビジネス・経済」ランキング