【感想・ネタバレ】2011年本当の危機が始まる!のレビュー

あらすじ

デフレ下で進行する歴史的な債券バブルと商品相場の異常な上昇。この2つが時限爆弾となり、リーマン・ショックを超える経済破綻が世界を襲う。そのとき日本国債はどうなるのか?日本売りを狙うヘッジファンドと欧米投資家の思惑とは?経済予測の超プロが、日米欧の経済トレンドをもとに2011年の世界と日本を読む。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

デフレ、デフレと喧しくその脱却が叫ばれている。本書は、世界中で行われている金融緩和による金余り、そして巨大な人口を抱える新興国の経済発展に伴う資源不足により、黙っていてもハイパーインフレ時代がやってくることを予告する。不景気は変わらず給料も増えない中、資源の奪い合いによる必需品だけが値上がりする恐怖のインフレがやってくるのである。インフレにより金利が5%になれば1000兆円もの借金を抱える日本は金利の支払いだけで50兆円ということになり、税収37兆円の事実に鑑みれば、あっという間の破綻は必至である。にもかかわらずアメリカは紙幣を増刷し日本は限りなく国債を発行している。世界中が紙幣を増刷し、その場凌ぎに終始している。これまで人類が経験したことのない株の暴落よりはるかに恐ろしい債権の大暴落時代が刻一刻と迫ってきている。金を買うのは今である。

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2012年06月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

CDSをはじめデリバティブでやりたい放題をして金融危機が発生、危機を押さえ込むため各国の政府中銀はあらゆる支援を実施。結果的に債務を膨らませた各国はソブリン危機に直面。現在、市場は小康を保っているが、まだまだ隠されている金融上の問題があり、いつか突然牙を向く。ただ、これまでのところ経済の先行きが見えない中で債券に資金が流れ続けている。一方、新興国は順調な成長で生活レベルが上昇、新興国に引っ張られる形で株価はグローバルに上昇、出遅れている日本株も2011年には上昇。ただ、世界的に金属・農産物が不足し、価格が上昇、2011年には日本でも生活必需品の値段が上昇するだろう。インフレがソブリン危機に結びつくと・・・。PIMCOは債券から株式等へシフトしようとしている。日本国債を買い支える構図にも変化が生じている。大混乱がやってくる。

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2011年01月23日

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