あらすじ
イトーヨーカドー創業者・伊藤雅俊氏、「餃子の王将」大東社長など、なぜ、全国600社超が仙台駅から車で30分強・人口4700人の山奥にあるお店に視察にくるのか?「惣菜をつくる姿勢をつくる」がお客様がひっきりなしに押しかけてくる秘密。日本人が忘れた宝物がここにある。75歳にして著者の処女作!
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Posted by ブクログ
さいちというスーパーのおはぎに込められたある商売人の話。
こ店では、惣菜部門が全体の50%、年商6億。
原価率は60%だが、ロスゼロで利益は40%。1日2万個、売れるおはぎの理由は?
1.ターゲットを明確にしている。
4700万人の町で高級料亭の味は必要ない、ライバルは家庭の味、として、目標を明確にし、限られた資源をうまく分配している。
2.どんな資源をどのよう活用しているのか。
社員教育にお金をかける。時間とお金をかける。研修は業者に委託。
また、社内では指導者自らが懇切丁寧に教える。また、工場にモニターをおいてうれる現場を中継し、モチベーションをアップ。
3ヶ月で味は作れる。という言葉は、ホリエモンを思わせた。徹底したリアル主義。またみんなのまえで注意すること。
3.手書きの収支表、簡単に全体像をつかむことができる。電子書籍も同じ。
商いは飽きない、日々磨き続ける。
渡邉崋山、共存共栄。江戸時代の画家。値上げはしない。→先手の信頼関係つくりをきっかけに業者との信頼関係、品質お金の交換する、客の信頼関係。それがあれば業者は勝手に値段を下げるし、客もリピーターになる。
1日2万個を売り上げるおはぎの理由は、ターゲットの設定と正確な資源分配、そして信念と努力によって支えられている。
なぜ、チラシがなくてもいいのか、→チラシできてもリピーターにならない、口伝えによる顧客獲得を目指した。品質をたもつことを忘れずに。ビル・ゲイツを思い出した。→バラの数で勝負しない。