【感想・ネタバレ】くまモンの秘密 地方公務員集団が起こしたサプライズのレビュー

あらすじ

平成22年「くまもとサプライズ」キャラクターとして登場したくまモン。
商品売上は1年で293億円、熊本のブランド価値向上への貢献は計り知れない。
ゆるキャラ・くまモンを「売るキャラ」に育て上げたのは、PRもキャラクタービジネスも経験ゼロの、しがない地方公務員集団・チームくまモン。
くまモン失踪事件などの物語戦略、利用料フリーで経済を活性化させる楽市楽座戦略等々、公務員の常識を打ち破る自由な活動を展開し、自治体史上例のない成功を遂げた奇跡のプロジェクトの全貌。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

くまモンの企画チームが、大阪と熊本でいかにしてくまモンを広めて行ったか?についての本。

地方公務員という立場から、くまもとサプライズという企画を通して様々な発信をし、くまモン、そして熊本の魅力をアピールしてゆくことが、面白おかしく紹介されています。

くまモンの仕掛け人である小山薫堂さんの著書の引用が多く、事前に読んでいると一層面白いと思います。私も序盤でオススメされている「もったいない主義」を読んでから本書を読みました。

かなりライトな文体で書かれており、とってもポップで、ブログを読んでいるような感覚で楽しみました。

あとがきを読まない派の人にも、この本では最後のあとがきまで読んで欲しいです。
感動しました!

0
2025年09月03日

Posted by ブクログ

 もはや、知らない人を探す方が大変なゆるキャラであるくまモンの知名度アップ戦略が、現場の職員の目線で描かれている。
 お叱りを受けてしまうかもしれないほどの大胆なPR戦略は、蒲島元熊本県知事のリーダーシップと、現場職員の自由度の高い戦略を、(良い意味で)公務員らしからぬフットワークでこなしていく点に新しさを感じた。
 ゆるキャラではなく、「売るキャラ」として、また、海外への進出も果たしているところも、勢いが止まることを知らないエピソードであると思わせてくれる。
 皿を割る覚悟で物事を遂行したいと思わせてくれる、元気の出る一冊である。

0
2025年06月08日

Posted by ブクログ

TV「X 年後の関係者」でくまモンとその関係者の話を見た。重複するところはあるけど12年前の出版、当時のムーブメントをしれたし。「くまもとで、まってる。」の動画を知れて良かった。

0
2025年02月24日

Posted by ブクログ

官民連携、計画的ゲリラ広告などくまモン認知度をいかにあげるか(まずはじめは知ってもらうことから)を熊本県庁チームくまモンの視点から綴っている本、という感想です(^^)

え!知らなかった!そういうタイミングだったの?!キレッキレのダンスはそーゆーこと?!など良い驚きと、くまモンの(中の人も)努力に少し触れられた気にさせてもらえた〜と思いたい。

実際には楽しみながら推進されていたのかなぁ?すごい素敵なチームだなぁ(o^^o)読み終わった時、笑顔になりました。

0
2022年11月21日

Posted by ブクログ

 2011年、ゆるキャラグランプリ1位に輝いたくまモン。
 「くまもとサプライズ」キャンペーンのキャラクターとして生まれたくまモンが、人気者になって知名度も上がって、ゆるキャラグランプリ1位になるほどになったのか。
 くまモンを育て上げた、熊本県庁のチームくまモンが行ってきたことを記録した本です。

 くまモンは始め大阪で神出鬼没の活動をしていましたが、面白い名刺を配る、Twitterにアップして人々の興味をひくなど、その当時の公務員の方としては、驚くほど自由なアイデアで動いてきたのだなと思いました。
 熊本出身のくまモンの産みの親、小山薫堂さんの著書に則り、ある意味常識を打ち破ってきた活動が、一般の人々の心をつかんだのだなと感じました。

 くまモンの名刺に書かれていたくまモンのコピーが面白い。また、やんちゃな男の子くまモンのキャラがとっても可愛い。


 地方創成、町おこしなど、活気のある町にしていくために、非常に役に立つように感じました。

0
2015年06月19日

Posted by ブクログ

地方公務員がおこした、営業戦略…面白い!
九州新幹線の開業をきっかけに、熊本を通過駅ではなく、魅力を発信して、来てもらおうというところから始まり…
くまモンのキャラクター戦略が、目指すは、千葉にあるネズミさんのテーマパーク!
ホント、すごく色々なことに挑戦していて、ワクワクして読みました。

熊本県知事も経歴の面白い方で…大胆な挑戦が出来たのかもしれません。


男前豆腐もなんですが…
ネット…SNSを上手く使うのも、マーケティングの極意なんでしょうね。

0
2015年04月11日

Posted by ブクログ

おもしろかった。くまモンがゆるキャラで1位にになるまでの軌跡、県庁の取り組み、小山薫堂の本の実践、なによりくまモンの愛嬌。一粒で二度おいしいは、言うは易し、行うは難しだと思うのに、

0
2015年01月19日

Posted by ブクログ

一地方(熊本ではありません)のしがない地方公務員であり、地域のブランディングに関わりたい者として参考程度に‥と読み始めたものの、はまるはまる。もともとくまモンも好きではありましたが、この本を読んで一層、応援したい!という気持ちがふつふつと湧いてきました。それはくまモンそのものを、というより裏でたくさん汗をかいているチームくまモンの皆さんに対してです。同じ公務員として。

0
2014年11月09日

Posted by ブクログ

愛してやまないくまモン誕生の経緯から、
熊本県庁のチームくまモンによる活動内容やブランディングについて書かれた個人的に涎垂の一冊。

くまモンのキレのあるダンスは、プロの先生によるレッスンのおかげ。とか
くまのモンスターの略ではない(笑)などの蘊蓄も盛り沢山♡

営業企画の参考にもなる、タメになる一冊です!よろしクマ!

0
2014年10月05日

Posted by ブクログ

くまモンプロジェクトについてまとめられた本です。
とっても面白く読めました。
プロジェクトそのものを楽しんでいたのが伝わってくる雰囲気と、勢いよく進む物語に、引き込まれながら読んでました。読んでいて気分が明るくなるような本でした。難しいことを考えるより、楽しみながらまた何回も読もうと思っています。

0
2013年10月16日

Posted by ブクログ

いまや日本各地で見かけるゆるキャラですが、その中でも最も(と言っても過言ではない!?)有名なくまモンがいまの地位を確立するまでのお話。

当たり前ですが、ただゆるキャラをつくれば良いというのではなく、適切なブランディング戦略とそれに関わる人の本気度が重要だと改めて感じました。

くまモンの知名度アップ、グッズによる経済効果については割と詳しい記載がありますが、地域活性化についてはどうなのでしょう。新幹線開通から2年半、結果というにはまだ早いかもしれませんが、途中経過でもあると、より参考になって良いかなと思いました。

くまモンですが一過性の人気で終わることなく、持続的に、熊本、そして全国で愛され続けることを願っています。

0
2013年09月16日

Posted by ブクログ

生みの親は小山薫堂さん。。。!
熊本者 者は熊本では「モン」と呼ぶ。
短縮してくまモン。

色々と目から鱗でした。

0
2025年07月05日

Posted by ブクログ

面白かった!アドバイザーの小山薫堂さんが天才なのはもちろんだけど、この著書を書いた公務員の方も県知事も含めたチームくまもんが逸材。

0
2024年10月26日

Posted by ブクログ

今やすっかり熊本県のキャラクターとして定着したくまモンの誕生秘話に迫る。あまり期待せず読んでいたが、中々に面白く、理屈っぽくなくクセもないのでさらりと読めてしまった。地方再興戦略としてのくまモンは非常に深く考えられたものであり、昨今声高に叫ばれている地方創生に繋がるところが多々ある。その中でまさに「サクセスストーリー」として語るに相応しい物語である。ぜひ一読あれ。

0
2018年08月03日

Posted by ブクログ

優れたアイデアというのは、何かを実現しようとする強い意志があるから生まれるのかもしれないなぁ。空想で終わらないのは、その意志の力なんじゃないのかなぁ。
良い作品でした。

0
2017年12月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

公務員という立場にとらわれることなく、目標に向かって、どうすれば出来るのか考え抜くということが実践されていた。その一つ一つの積み重ねが今のくまモンなのだとこの本を通じてよくわかった。自分もそういう意識を持っていたい。

0
2016年01月31日

Posted by ブクログ

今や知らない人はいないだろうくまモンの初期話を、多少のフィクション加えて面白く描いている。県庁職員が苦労しながら育てたくまモンをこれからも応援したい。

0
2015年09月06日

Posted by ブクログ

今や、「熊本」といえば「くまモン」。
その誕生から、全国規模になるまでの苦労が書かれた本。
ほんと、最初は苦労したと思います。。
でも、地道な努力で、今のように有名になった「公務員」キャラクター。

後半で、ゆるキャラグランプリをとったことを読んだ時、その事実は、読む前から知っていたのに、ウルウルしてしまった(笑)

地道な努力と、チャンスを呼び込むチャレンジ力。
これは、学ばねば。

名刺が全種類欲しくなりました(笑)

0
2015年04月16日

Posted by ブクログ

大好きくまモンの裏側を知ることができる一冊。デザインした人は情熱大陸で知ったのですがプロモーションの陣頭指揮は県の公務員だったのには驚きました。くまモン、いつか生で見たい。

0
2014年03月13日

Posted by ブクログ

ゆるキャラをキーコンセプトにしたマーケティングのテキスト。
自治体の方々には読んで欲しい内容。やるなら覚悟を決めて欲しい…

0
2014年03月06日

Posted by ブクログ

とてもおもしろかった!

くまモンをどう大阪デビューさせるか
さまざまなさくをろうして
ことごとく当ててきました。

信念でしょうか?

0
2014年02月01日

Posted by ブクログ

くまモンはやっぱり凄い

と改めて実感させられる、そんな一冊。
くまモンを生み出し、現在の地位まで育て上げた熊本県庁の職員さんたちの奮闘記。
ロイヤリティフリーであったり、地元PRのための第一歩としての自己PRであったり、くまモンの成功の裏にはただならぬ努力の汗と涙があったわけですね。

職員さんだけでなく、彼らのボス、県知事もお見事な人柄!
そういや新喜劇出てたなあ。そりゃ教え子からしたらあんな茶番でコケてほしくないだろうなあ、と(笑)

欲を言うならば、くまモンの生みの親である小山薫堂さんとデザイン担当の水野さんの章もあれば、より一層深く「くまモンの秘密」を味わえたかな。ま、これは欲張りすぎだけど。

0
2013年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

くまモンがどうやって国民的ゆるキャラになったのか、その軌跡が記されています。以前読んだ「県庁おもてなし課」にも通じるものがあるなあ、なんて思いながら読みました。もっとも、こちらのチームくまモンは、最初から機動力抜群ですが。笑

拠点が熊本にあり、熊本のために、という軸がブレないから愛されたのだろうな、と思います。初版は2013年ですが、きっと今でも幼稚園や高齢者施設訪問をしているはず。お金の匂いがするようでいてしないところもいいのかな?と思います。

0
2020年07月19日

Posted by ブクログ

タイトルに惹かれて購入。
発刊されたのは、平成23年で、本の内容としては九州新kんせんが開業した2011年の前後の模様について語っています。その当時、九州新幹線が大阪から乗れるということで、そのPRとして、大阪での活動がこの本の半分以上占めています。残りは、地元での活動や知事としてのくまモン戦略が書かれています。
今更ですが、くまモンの名前の由来を知らなかったので、へぇーそうだったんだと驚いてしまいました。
2019年現在もまだ人気を博してますが、登場した当時は、まさかここまで人気が続くとは思いませんでした。
ゆるキャラブームで数多くいましたが、今は忘れられているキャラもちらほら。
その中で生き残っているのは、影で支えている人たちがチーム一丸となって、並々ならぬ努力があったんだと、この本を通して、知りました。
先日は、NHKのプロフェッショナルにも出演し、その反省も見ました。「地方公務員・くまモン」ということで、一応熊本の職員ということが驚きましたが、一人?のプロフェッショナルとして楽しませていただきました。
本書でも地方公務員として、一人の人間?としてくまモンを雇っています。単なるキャラクターとして扱うのではなく、同等に扱うことに長続きする秘訣があるのではないかと思いました。
長く愛されるよう、くまモンが今後どのような活躍が広がるか楽しみです。

0
2019年11月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

くまモンの躍進を、ゆるキャラNo1による偶然と思っていましたが、綿密な戦略があったのだと知りました。しかも、企業の戦略ではなく、地方公務員による戦略とは思いもしませんでした。
1.ターゲットを明確にする
2.TPOにあったメディア戦略
3.SNSの最大限の利用
4.くまモンの爽快な動き・表現の豊かさ
5.くまモンを活用したPR・広報へのトップの理解と支援
成功の要因を5つにまとめていますが、本書を読むと戦略と戦術がうまく噛み合っていることが解かります。
熊本県のPRを目的として始まった活動が、想像以上の経済効果を生んだだけでなく、県庁といういわゆるお役所の活性化に繋がったことも同県人として嬉しく思います。

0
2019年06月02日

Posted by ブクログ

全体を通し、「いかにして熊本県庁職員が"くまモン"を愛されキャラに成長させるべく尽力したか」という戦略というか、エッセンスが各所に散りばめられた一冊。

「公務員が仕掛けるゆるキャラビジネス」という制約が、"万人に愛される"という最大公約数を生んだのかなぁ、と、この本を読んで感じさせられた。もちろん、並々ならぬ努力の賜物ではあるのだろうけれど。

著者が物書きではないため、文章のまとまり、戦略的分析、データ解析、体系性に欠けるのが惜しいところではあるが、そんな文章から何を汲み取るのかが、この手の書籍の読み手に求められる部分かも。

0
2015年01月04日

Posted by ブクログ

薫堂さんの本に書いてある事が所々出てきて、親近感が湧いた。
hwo to本に書いてある事を実践している人は少ないし、実践して成功している人はもっと少ない。

0
2014年04月26日

Posted by ブクログ

これだからお役所は…っていつも否定的なことばかりいわれてることが多いけど。
こういうのって有りだと思う。
楽しくやらないと!!

0
2013年10月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

くまモンがゆるキャラとしての地位を築くまでの奮闘記。PRに使うお金は税金だし、たくさんのお金をかけられないので、熊本県庁のチームくまモンはみんなで知恵を絞って活動を展開していた。公務員なので、あれもやっちゃいけない、これもやっちゃいけないとなりがちだが、型破りなことをして、今の人気をつかんだ。
仕事をしていても、ついついできない理由を考えてしまうが、見習いたい。

0
2013年10月03日

Posted by ブクログ

ゆるキャラ日本一にもなったくまモンの人気が出るまでの戦略の数々と、本来目標としていた九州新幹線開通前日に発生した東日本大震災に対する被災地・被災者への思いなどがギュっとつまった本。くまモンへの愛着も良いが、公務員という制約の中での活動に対する工夫が素晴らしい。これはただのくまモン紹介本にあらず、ビジネス書としてもすぐれた一冊と言える。自分の置かれている立場でどう工夫して仕事ができるか、そう考えながら読むことで、さらなるスキルアップができるような気がした。

0
2013年09月07日

「社会・政治」ランキング