あらすじ
メスしかいないある湖のフナ、寄生した生物の性をコントロールする細菌、体と脳の性が別々に決まる人間……。自然淘汰だけでは説明できない性の不思議に迫る!
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Posted by ブクログ
感銘受けたところ以下引用
オスよりメスのほうが細胞が大きいのでオスはそこに寄生する形でオスはDNAを残す。オスにとってはプラス、メスにとってはむしろ損。少なくともメスにとっては“性”が何のためにあるか分からない。
メスにとっては性はコストがかかるばかり。自分だけで子供を作ったほうがよく、抵次元、起源のメスは有性生殖でなく無性生殖でも先祖を残せる。
クローンが確立すれば人間でも女だけで子供が作れる。クローンに反対しているのは男だろう。
オスは基本的には生殖以外には不要。おおむね生殖のあとは用無しで捨てられる。
原核細胞のときは元々死なない。メス×オスの2nの細胞になると寿命が発生し死ぬ。不死の拘束から逃れ自由を得た、死ぬ能力を獲得したが、複雑な生き物になるためには死すべき運命を受け入れたと言える
(うっかり有性生殖しなければ死ななかったし、死なないほうが普通だった。アメーバなどは好適な環境であれば死なない)
“死”は悲しむべきことではなく生物にとっては喜ぶべきことかもしれない。そのおかげで我々は多細胞生物になれ、複雑なシステムを手に入れた
死ななければ子孫の資源を奪ってしまうし、親が生きて子供も増えると競争、餌の取り合いが生まれる。
メスは子供を作るのにオスは要らない。メスは大きくて資源もある。オスは絶対に自分だけでは子供を作れないからメスを乗っ取らなくてはならない。
メスは重要だがオスは余剰でムダといえる。オスのかわりはいくらでもいる。人間でも危険なことをして死に急ぐのはオスだ
卵にとってみるとセックスするのは損である。どうせならいい精子を選びたい。
オスはどんなメスとくっついても得するから相手は誰でもいい。オスはメスを騙してなるべくたくさん種付けをすることが重要。そのためにオスは涙ぐましい努力をする。
オドリバエはオスがメスにあげるプレゼントをどんどん格下げし挙句には包装紙のみの空のプレゼントをあげる。それを気に入られている間にセックスする
ミツバチのオスはメスと交尾すると必ず死ぬ。性器ごとあげてしまうので腹がちぎれ体液が漏れて死ぬ。オスはメスに種付けする道具みたいなものだ。まあ早かれ遅かれ死ぬんだけど。
基本的にはオスはセックスしてさっさと逃げる戦略をとる。
チンパンジーは性的に活発のためペニスも比較的大きい。チンパンジーと人間の差はあまりない。
レイプする動物は人間とオランウータンだけ。
男性ホルモンは筋力を高める半面免疫系を弱らせる効果もある(マッチョが風邪引くのはこれ?)そのためオスは体が弱く死にやすくなる。男性の寿命が短いのも男性ホルモン(テストステロン)のため。X染色体はメスの2本にくらべオスは1本しかないのもやや関係している。
オスは腕力が強いだけ、病気にも強くなく寿命も短い
ネズミは、過剰な男性ホルモンは性的欲求を強くしすぎ、死を早める。去勢するとネズミはメスレベル、あるいはメス以上に長生きする。人間もそうかもしれない。
若いライオンのオスはプライドを乗っ取り前の主の子供を殺す。ライオンのメスは子育て中発情しないから、オスは自分の子供を作れないからだ。
基本的には生き物は一夫多妻。
オスは子孫を残すためならメスだけでなくオスすらも騙す。
オランウータンの弱いオスは生殖能力はあるのだが社会的には大っぴらにセックスできない。
人間の女は発情期がわからないようにふるまうので常に男性を惹きつける。男は常に女に興味を示さなければならなくなった。やはり女は男よりしたたかだ。