あらすじ
『あやかし族』が支配する新生日本帝国。その帝都で暮らす東海林桜子は、五歳のころ両親を亡くし、『雨水』という裕福な妖狐の家に引き取られ使用人同然の扱いを受けていた。
十六歳の誕生日、雨水家長男の羅道に連れていかれ花街へと売られそうになる桜子。未来に絶望しかけたその時、眉目秀麗な天狗皇族の青年が現れ、呆気にとられた桜子に向って突如求婚を迫るのだった……。
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Posted by ブクログ
個人的なことで言えば、初ラノベだったので、けっこう衝撃を受けながた物語を味わい、楽しんだ。キャラクターの輝かせ方がすごいし、得意なことを思う存分させていて生き生きとしたシーンがたくさんあった。ストーリーも展開多めで読んでいてワクワクする。設定と設定から生まれる舞台装置が全部面白い。名前の付け方やメインキャラクター以外もこだわりがすごく、ファンタジー世界に没入させてくれた。
ストーリーは『大正あやかし溺愛奇譚』とサブタイトルにある通り、恋愛ものなんだけど、身分の違う二人の間の障壁を乗り越えるために頑張るというよりは、結ばれるのは確定していて、その結ばれ方や二人を邪魔する過去を打ち破るストーリーが良かった。
あらすじ。
舞台は『あやかし族』が支配する新生日本帝国。明治時代に一度日本は滅び、現在は人間はヒエラルキーが下になっている。その帝都で暮らす人間・東海林桜子は、五歳のころの動乱で両親を亡くし、『雨水』という裕福な妖狐の家に引き取られていた。使用人として雑に扱われ、いじめ同然の毎日を過ごす中、十六歳の誕生日に運命が変わっていく。
雨水家長男の羅道に花街へと連れていかれ、売られそうになる桜子。未来に絶望しかけたその時、眉目秀麗な天狗皇族の青年が現れ、突如求婚を迫られるのだった。