あらすじ
広島への原爆投下直後,1万人もの被災者が運び込まれた小さな島があった.広島港の南3キロに位置する似島(にのしま).壊滅した市の中心部から続々と輸送される人たちで野戦病院と化したこの島は,遺体の埋葬場所ともなった.被災者や救護者たちの手記や貴重な資料から,あの日からの数日が甦るドキュメント.
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「げんしばくだんがおちると
ひるがよるになって
人はおばけになる」
岩波ブックレットNo.1115
たまたまですが、新年早々原爆の話
〜広島への原爆投下直後、1万人もの被災者が運び込まれた小さな島、似島(にのしま)。野戦病院にして埋葬場所ともなった島の過酷な体験を描くドキュメント。〜
筆者である永井均さんは、(かなり抑えめの)写真や記録の絵なども載せながら、似島の当時の状況や、その後の遺骨の発掘の経緯などを淡々と綴ります
感情や結論めいた言葉はほとんどありませんでした
そこには誰かの強い言葉に引き摺られるのではなく、自らが考え、判断して、行動してほしいとの想いがあったのでは、と推察されます
最も大切なことは「忘れないこと」だと思います
その意味では新年という節目にこそふさわしい一冊だったのかもしれません
Posted by ブクログ
原爆降下後、野戦病院として被災者を受け入れた似島で起きていたこと。
体験を言葉にするまでに長い時間を要したということが意味することに思いを馳せ、改めて当時の過酷さを思いました。