あらすじ
元王妃と騎士の絆は主従を超えて。
夫である冷酷なヒースター国王から王室追放を言い渡された王妃セリーナ。それは愛人をセリーナのかわりに王妃とするための策略だった。王宮を出たら野垂れ死ぬしかない私に、どうか辺境の小さい領地をお与えください――泣きながら慈悲を乞うセリーナだったが、実はその涙は偽物。すべてはシナリオ通りで、みじめな王妃を“演じる”セリーナの内心は、自由になれる喜びにあふれていたのだった。
冷たい仕打ちを受けた王宮を去って辺境の地で静かに暮らすため、密かに計画を進めていたセリーナは、セリーナを慕う侍女マリーだけを連れて与えられた領地へ向かう。旅の途中で王宮からの刺客に襲われるが、それも予想通り。突然現れてセリーナを救ったのは、王宮騎士団長でありながらセリーナの協力者として影で動いていたエイベルだった。
王宮の思惑に巻き込まれながらも、セリーナは自らの手で未来を切り開こうと奮闘する。そんなセリーナを全身全霊で守るのは、竜族の末裔として虐げられていた幼い頃、自分を救ってくれたセリーナに生涯の忠誠を誓うエイベル。そして、主従を超えた絆で結ばれるふたりはこの国の運命をも変えていくことに――!?
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Posted by ブクログ
エイベルとは王妃になってから懇意になったのかと思いきや、寧ろ幼馴染みに近い存在だったとは。
なので、セリーナが幸せを掴む話でもあるが、個人的にはエイベルが彼女を取り戻す話として読んだ。
お飾りの王妃かと思いきや流産経験してたし、彼女を追い出した筈の王太后が実は味方だったりと、こちらの予想を少し外してくるところには驚かされた。
てっきり白い結婚だとばかり。
流産の理由も夫のせいだったし、王族の男性陣がクズすぎる……そんな相手にセリーナを奪われてよく耐えたエイベル。
最終的には王族の男性陣にはしっかりご退場いただき、女性陣を救い出し、蔑まれていた職人や竜族の名誉すら回復させるという大勝利エンド。
盛りすぎ感は否めないが、全部持っていく展開があってもいいのかもしれない。
その割には退場した人たちの退場シーンがあっさりしすぎたのが物足りなくはあった。
あれで、よかったのか。