【感想・ネタバレ】炎の経営者(上)のレビュー

あらすじ

山陽線下り急行「筑紫」の2等車で、一中小企業「日本触媒化学工業」社長の八谷泰造は、当時富士製鉄社長だった永野重雄に面会を申し込んだ。終戦直後の金で3千万円の株を、持ってもらいたいというのである――。無水フタール酸の製造から石油化学全般に命を懸けたロマン溢れる男の人生長編ドラマ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

日本触媒化学工業の勃興をそれを支えた経営者である八谷の手腕を交えながら描いている。多くの経営小説、経営者自伝があり、それらは刺激を与えてくれるが、本書は特にそうである。なぜなら自身の勤務する企業と同業他社であり、自社も信念を持ち変革に挑戦しなくてはならないと思わせてくれるからである。

経営者が直面する窮地に比べれば自身が出逢う問題など屁の河童。モチベーションが上がらないとき、変革に挑戦しようとするとき、再び本書を手に取ろうと思う。

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2011年07月16日

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