【感想・ネタバレ】お祓いは家政夫の仕事ですか 霞書房の幽霊事件帖のレビュー

あらすじ

累計150万部「准教授・高槻彰良の推察」著者新シリーズ!

バイト先の家事代行で「婿にしたい家政夫No.1」の秋生は、
派遣された貸本屋〈霞書房〉で美貌の店主・透と出会う。
接客すらままならない透の対人恐怖症ぶりに驚くも、
持ち前の面倒見のよさを発揮する秋生。
そんな中、透に「幽霊を祓ってほしい」と言う客が。
実は透の正体は――。

家政夫×貸本屋の祓い屋バディでおくる
心震わすゴースト・ストーリー開幕!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

秋生は幽霊が見える人だ。そう思って物語を読んでいたら実は……な展開ですごく驚きました。彼が幽霊を見えている理由に皆気づいていた。けれどそれを早急に指摘するわけではなく、本人に気づいてもらおうとするみんなの優しさ。秋生は美波たちに見守られているのだなと感じました。
また透の兄である慎也。紫織は失踪したと言っていたけれど、終盤で亡くなっていることが明かされる。透は兄が死んだことを気づいた上で、紫織に黙っている。
きっと我が子のように透たちを大切にしてくれている紫織を悲しませないようにかな、と私は考えました。
体力がついていっていない…のかもしれないが、紫織に隠すときめた透は決してただ弱い人だけのではないなと感じました。
慎也がどうなったのか、透の行末は一体…!
秋生と一緒に透を見守りたいです。

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2025年11月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人にはそれぞれの物語がある。もしも叶うのであれば、もう会うことのできない大切な人たちの本を、人生の物語を、読んでみたいと思った。
生きている人間は、大切な誰かを失い、押し潰されそうでも、それを背負って生きていかなければならない、生きていくしかない。どれだけ足掻いても目の前を生きていくしかないのだから、過去に縛られ続けるわけにはいかない。霞祓いは、この世を去る人も、この世を生きる人も、前を向いていけるよう背中を押してくれるのではないか。
透の家族について、今後何が明かされるのだろう。その物語も楽しみに待ちます。

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新しい!!!!けれども、彰良先生とか御崎先生とかの味を引き継いでて、すごく好き。
誰かを亡くして、それを受け入れることはたぶん本当に辛くて、口惜しくて、見たくないことなんだろう。それでも、ひとは前を向いて行かなくては行けなくて、それのお手伝いが霞払いなのかもしれない。201号室は、ほんまに最悪やし碌でもない人間だと思ったけれども、その人が十字架として背負って生きていく必要があるんだろう。逆に、秋生くんとか、早川さんとか、引きずって自分を責めてしまう人にとっては、払ってもらうことが十字架の解放になるのかもしれない。
御影先生が、Xで新しいシリーズだとおっしゃっていて、多分透さんのお兄さんの方に話は行くんだと思う。透さんの十字架が降りる日を心待ちにしたい。

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2025年11月05日

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