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Posted by ブクログ 2012年11月05日
上巻の、主人公らがゲームを受け入れるまでがテンポ悪く感じて、上巻を読みはじめてから1週間近くかかった。
けどゲームを受け入れ動き出したらスイスイ読めて、今日、上巻の残りと下巻をイッキ読み。
なかなか面白かった。
しかし自分が人狼ゲームでいう「狼」と思ってたやつが「狂人」だったのでアテが外れた…。
終...続きを読むわり方も、「ああこうくるのか!」と。満足。
Posted by ブクログ 2014年06月24日
最近ちょっと供給過多な感も否めない、ゲーム性の高いクローズドサークル物です。特に今作は、確率論の部分が他作品と比べても特化したような印象でしょうか。
キャラの人間性や動かし方は、この手の話では最早テンプレと言っても良いようなものでしたが、そこはそれ…言わずもがなってやつでして…←
とにかく、既読...続きを読む作品に無かった真新しい設定が、読んでいて非常に滾りました。
本来、閉鎖空間の中にあって殺人犯から身を守るには、「個室に閉じ籠る」などの防衛策を講じるしかないのがセオリーです。
ところがどっこい、今作では何と「被害者候補達が犯人を殺すことができる」という設定があるのですね〜!アグレッシブ〜!!←
圧倒的不利と思われた被害者候補がその設定を見つけて攻勢に転じる過程や、容疑者を徐々に絞っていく様が、スピーディーに描かれていて、後半はページをめくる手が止まりませんでした。
犯人の意外性を楽しむ要素があまり無いとか、ラストの有耶無耶感半端ないとか、些少の物足りなさは残りますが、この魅力的な舞台装置を作ってくれただけでなんだかんだ大満足なのでした( ^ω^ )←供給過多とか言っといて…
若者達が奇妙な館に閉じ込められ、不気味な案内人ラビットが提示するルールに則って進行して行く殺人ゲーム。夜が明け、ロックが解除された部屋の外には、また一つの死体が増えていた。