あらすじ
東京の小さな古書店・青永遠屋(おとわや)に、楽園を見つけた少女・内海草子(うつみ・そうこ)。どこにも居場所がなかった草子が、青永遠屋を通じて出会った本を、ひたむきに読み解くことで、徐々に人々や世の中と結びついていく。「生きてる本の中でならあたしは……誰とでも会える。生きてる本の中でならあたしは……どこにでも行ける。」草子の澄んだ心が紡ぎ出す、爽やかな読書案内記(ブックガイド)。
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Posted by ブクログ
どうして、こんなに本が好きなのか
大切な本に巡り合った時の気持ち
作者や、作中の人物に寄せていた熱い気持ちなど
言葉にしきれなかったことも
このコミックの中にぎっしり詰まっている感じ
作中で紹介される本もとても魅力的で
なんだか、感動して、涙が出そうになりながら読みました
もちろん、2巻、3巻も購入しましたので
ゆっくりと読みたいと思います
Posted by ブクログ
2012年6月16日
本好きの中学生、草子は、人付き合いが苦手で、本が大好き。
草子ちゃんの視点で、いろんな本の紹介がされています。
いろんな本が出てきたけど、「山月記」「名人伝」は印象に残った。
草子ちゃんは、両親が離婚してて、お父さんと一緒に暮らしている。
お父さんは売れない絵描き。
お母さんは自分とお父さんを捨てて出て行ったけれど、活躍している版画家。
その父と母を、主人公に重ねている。
自分たちを捨てることによって、美しい作品を作った母。
全然売れてなくて、自分をなぐることもあるけれど、まだお父さんでいてくれる父。
Posted by ブクログ
ブッグガイド、いわゆる草子の「読書感想文」なのですが、
その背景から読み解く重厚なでもかつ軽快な
ブッグガイドに圧倒されます。でも、内容としては
情報量が多すぎて、ちょっと漫画向きではない気がします。
Posted by ブクログ
草子ブックガイド(1)
草子は、絵描き崩れの飲んだくれの父親と暮らしていて、近所の古書店・青永遠屋から好きな本を拝借して読み読書感想文を付けて返すことを繰り返していましたが、青永遠屋の店主に気に入られてそこで働くことになります。そして、いろいろな人と本との関わりにふれていくことになるのですが・・・
絵は独特で癖があり好き嫌いが分かれるかと思います。竹蔵はあまり好みの絵ではないですが、同じような絵ばかりのマンガが多い中、個性的な点は評価すべきかと思います。
この本で紹介される本は『新約ロビンソン漂流記』『ティファニーで朝食を』『山月記』『名人伝』『山家集』の五冊。
紹介される本もそうですが、主人公の設定も古めかしい感じです。温故知新という言葉はありますが、ちょっとあり得ない話が多かった気がします。
ということで、二巻目はよまないだろうなあ。
竹蔵