あらすじ
豊臣秀吉はなぜ天下をとることができたか? 秀長という弟がいたことの意味は? 生い立ちから、兄弟の戦績、信長・家康との違い、秀長亡きあとの迷走まで、人気東大教授が重要論点を解説。
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Posted by ブクログ
何故、豊臣秀吉は天下を獲れたのか?
そして弟・秀長は如何に秀吉を支えたのか。
信頼できる史料を元に考察し、豊臣政権とは何かを解説。
・まえがき
第一章 秀吉の何が、他の武将と違うのか
第二章 戦う秀吉は、なぜ強かったのか
第三章 天下人with秀長
第四章 豊臣政権とは何だったのか
・あとがき
織田信長の後継と成るための全国統一。
その後の秀吉と、弟・秀長の役割を中心にした解説。
特に、農民出身であること。
武士の原理、武士の「家」の重要視とは異なる思考。
信長も織田家を考えていたが、秀吉には分からない。
それ故の武士とは異なる考えは、武勇よりも
デスクワークの能力を評価した。
秀吉自身は信長の他の武士とは違う、切り取り次第の
権限と兵站の発想をくみ取り、軍事の人として歩む。
そして秀長は内政で彼を支えた。
「家」という発想が面白い。
実際、信長も家康も一族を重視していますが、
秀吉は妹や母を人質にし、血族の殺略まで行っています。
一方で、仕える家臣団がいた武士たちと異なり、
能力で選んだ家臣団を形成しての大盤振る舞い。
全体的に著者の考察が炸裂した内容となっています。
あとがきの現在の日本史学への憤りも激しかったなぁ。