【感想・ネタバレ】絶望裁判 平成「凶悪事件&異常犯罪」傍聴ファイルのレビュー

あらすじ

あなたは彼らにどんな判決を下しますか? 戦慄の犯罪法廷ノンフィクション!

子供を含む7人を抹殺した稀代のシリアルキラーから、魂をも凌辱する連続レイプ魔、女の性が引き起こしたSM刺殺事件まで、陰惨な事件の法廷で明かされた、聞く耳を疑う証言の数々――そこに希望はあるのか?
近年、人々の「体感治安」はますます悪化している。しかし、頻繁に起きる凶悪事件・異常犯罪は、発生当初こそマスコミを賑わすものの、時と共に風化し、その全容が解明されるまで報じられない事件も少なくない。著者は、そうした事件を追って全国各地で傍聴取材を敢行、被告や証人たちの驚くべき言動を記録し続けた……。
『週刊ポスト』の好評連載を収録。今後、裁判員制度の対象となる殺人や傷害致死などの過去の重大事案を中心とした全48事件、戦慄の連続傍聴記。

この作品は、分冊版の以下の内容が全て含まれます。
「絶望裁判1 ~自殺サイト・快楽殺人・死体マニア~」
「絶望裁判2 ~SMプレイ・女通り魔・騒音おばさん~」
「絶望裁判3 ~連続レイプ・実娘強姦・強制わいせつ犯~」
「絶望裁判4 ~拉致・リンチ・虐待~」
「絶望裁判5 ~監禁・偽装・ストーカー~」

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少々物足りない

覚えのある事件がいくつも収録されていて非常に興味深いのですが、一編あたりが短めなので物足りなさを感じます。
取り上げられている事件をさらに知りたくなったら、別途それについて書かれた本を探そうと思います。

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2017年09月13日

Posted by ブクログ

平成「凶悪事件&異常犯罪」の裁判傍聴ファイル。
ぐいぐい引っ張られるよう読み進めたくなるのですが、如何せん残酷すぎる上加害者たちの身勝手な言い分に、まとめ読みすると吐きそうになってしまいそうに。
この人たちをどうして守ろうとするのか、被害者やその家族(遺族)に向けて「殺したがるばか者たち」などの言葉をどうして吐けるのか。そういう思いで色々本を読むのだけれど、まるで理解が叶いません。
後半、出所後に何やらやらかしそうな事件もあり、通りすがり的に巻き込まれないとの保障もなく、やるせない気持ちになりました。また、こういう事件をまとめてくださった著者様には、感謝しきりの思いでもあります。

0
2017年07月03日

Posted by ブクログ

ここ10年くらいの世間を耳目を引いた凶悪事件を集めたもの。いかにも週刊誌に載っていそうな書きぶりで、日本の週刊誌文法に則った文体とでも言うか。たんたんと事件の経過と背景を説明するほうがよかった。
それにしても、同じ人間がこんな凶悪なことをできてしまうのか、と恐ろしくなる。犯罪を犯すことそのものは犯人本人の責任によるものではあるが、そこに至る過程には彼らを取り巻く環境的が多分に影響していることが見て取れる。安易に格差社会という気はないが、そうした世代をまたいだ環境と犯罪の連鎖にどう対処するのかは大きな課題。
といいつつ、この手の本を手に取るのは、そんな社会問題に目を向けるというよりは、やはり凶悪犯罪に対する野次馬的興味感心の方が圧倒的に強いだろう。それは僕自身も同じ。犯罪、あるいは人の不幸というものが、娯楽として消費されるということこそ、実はより恐ろしいことかもしれない。

0
2013年09月14日

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