あらすじ
業界の草分けであり、今なお圧倒的な業界ナンバーワンであるセブン‐イレブン。その創業者であり、巨大流通グループ・セブン&アイグループのトップである鈴木敏文氏の鋭い視点は、まさに今までの見方を180度変えてしまうような「逆転発想」と呼ぶべきものばかりである。本書はそんな鈴木氏の名言から、「鈴木流経営学」の真髄を解き明かしていくもの。「未来は予測できないが、未来を創造することはできる」「他店見学をしてはならない」「統計データは鵜呑みにするな」「世の中には『本当のようなウソ』が多い」「『顧客のために』ではなく『顧客の立場で』考えろ」これらの鋭く、本質を突いた名言を95収録するとともに、のべ約500時間にわたって鈴木氏の取材をしてきたジャーナリストが解説を加えていく。売れない時代にモノを売り、壁を打ち破る知恵が満載の一冊。
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Posted by ブクログ
■鈴木敏文のことば
A.「顧客のために」ではなく、「顧客の立場で」考えろ。
B.仮説づくりは、「どうしてなのか」と疑問を発するところから始まる。
C.「美味いしいもの」とは「飽きるもの」でもある。
D.仮説とは、「明日の顧客」に向けたメッセージにほかならない。
E.人は「損と得」を同じ天秤にかけず、利益より損失の方を大きく感じる。
F.常に変化に対応すれば、市場は飽和しない。
G.どこまで挑戦し、どこで妥協するかで、その人の人生観が決まる。
H.「上質さ」と「手軽さ」の2 つの座標軸で「空白地帯」を見つけよ。
I.統計データは鵜呑みにするな。恣意的な調査は疑ってかかれ。
J.問題意識は、世の中に流布される情報を鵜呑みにはしないことから生まれる。
Posted by ブクログ
人は誰もが認知コストをかけたがらず、既存の常識や経験の中で生きようとするが、そのとき本当にそうかと疑問を発すれば新しい仮説が生まれる
仮説は今いる顧客ではなく、明日の顧客に向けて発信すること
どこまで挑戦し、どこで妥協するかでその人の人生観が決まる
挑戦しない限り成功はなく、挑戦しようとしない人は仕事をする気がないのと同じ
商品の絞り込みとはつまり、明確なコンセプトのもとで仮説を立てて顧客にたいしてのレコメンド
上司が仕方がないと言ったら部下は成長しないし、ものわかりのいいリーダーを演じても業績には絶対結びつかない