あらすじ
精神障害「ソシオパシー」とは何か。臨床心理学博士であり、自らもソシオパスである著者が明かす。
「私には他の子供たちのように感じることができず、罪悪感や共感といった感情が決定的に欠けている」――幼少期からトラブルが絶えなかった著者が、病と向き合う中で見出した希望とは。自身の実体験をもとに、知られざるソシオパスの実像と人間の本質を描き出す
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
無感情とプレッシャー
この2つが一気に押し寄せるのはとてもつらい。
自分が見たもの聞いたもの感じたものを幼少期から詳細に描いていて、単純にそこに驚いた。
終盤にジャーナリングや認知行動療法について実践したと書いてあったので、なるほどと思った。だからこんな細かく言語化できるのね。
私の中には、パトリックもデイヴィットもマックスもいる。(もちろんそれ以外も)
彼らの様々な要素が少しずつ自分に心当たりがあった。
自分の心や行動はサラダボウルみたいで、いろんな要素が混ざってボウルの中にあって、無意識な私が1つあるいは複数の野菜(要素)をつかんで食べて、その要素を演じているような気がした。
だから共感するところがあったんだと思う。
でも、私にもパトリックのように共感できない、何も感じないこともある。(周囲の人々と同じような反応ができないこと)
例えば友人の結婚式。おめでたいとは思うけど、涙は出ないしうらやましくもない。ただ結婚式が目の前にあるだけ。
あとは卒業式や文化祭も同じように、イベントが目の前にあるだけで感情は動かされなかった。みんな楽しそう、悲しそうにしているのにね…どうでもいいって思うんだよね。
しかし、普段は外部刺激に弱く、サラダボウル常にかき回されて色んなドレッシングをぶっかけられまくっている。
心がbadな日の仕事中(デスクワーク)、叫びたくなったり思いっきり机を叩きたくなる衝動に駆られる。
そうしたいけどダメ、でももし衝動のまま行動したらどうなる?とか考えていると、本当に行動したのか分からなくなる。たぶんやってないと思う。
でもこの衝動を抑えているときが辛い。これがプレッシャーなのかな?
私も良くない行動を起こす前に、感情と行動と原因を記録し、傾向をつかんで回避できるようジャーナリングを始めよう!
Posted by ブクログ
この作者は環境にとても恵まれているからこそ、自伝を出すことで、苦しむ人達の助けになろうとしていて、それは素晴らしい試みだなと思った。
苦しい障害だが、見方を変えれば、皆が簡単に支配されてしまうあらゆる感情を、客観視できるのは良いなと思った。
Posted by ブクログ
自分のことを客観視してここまで言語化できるのはシンプルにすごい
めちゃくちゃ美人だし
これがわたし
で、これでいいと思ってる
わたしにはちょっと人とは違うところがあるの
“悪い”ってわけじゃないけど
それに劣ってるわけでもない
ただ、違うってだけ
変えられない
仮に変え“られる”としても、わたしは変えたくない
敵認定したターゲットへの攻撃、罪悪感/共感度の低さとかねぇえええぇわかる
悲しみの感情が飛び抜けて欠如してるかも
プレッシャーとかストレスは全然感じないなぁ
ただ単純に(どーでもいい)人が痛がったり危険な状況におかれてるのが最高にワクワクしちゃう
遮断機おりた踏切に取り残された年寄りとか
誤嚥してむせて死にそうになってる人とか
突然倒れた人がコンクリに頭打ちつけた音とか
地震とか土砂災害とかもワクワクしちゃう
“怖い”より“見たい”“知りたい”
生きづらいとかまったくないっちゅーか人生楽しくて幸せで世界の不幸な人たちたぶんワシが吸い取ってるからごめん(´・_・`)て感じ
愛する&愛してくれる人がいる、ペットをかわいがる、でソシオパ否定されると思ったら著者もこれはできるんかい
Posted by ブクログ
表紙に惹かれた1冊。
“ソシオパス”という言葉さえ、この本で初めて知った。“サイコパス”であれば知っていると思い読み進めた。
著者は無感情という到底想像のできない世界の中生きている。どれだけ共感や同情をしようと思ってもできない不思議な本だった。
でも何も知らなかったところから知識得ることや理解は少しはできたと思う。
著者がいくら恵まれた環境にあったからと言って、その恵まれた環境に身を置くことができたのは自分自身を理解してどうにかしたいという努力の賜だ。その姿に大いに感心した。
普通に生きている自分でさえ、自分のことが分からない時なんていっぱいあるのに...
何も考えたくないってなった時、考えてしまう自分にも腹が立って、色々考えて自己嫌悪に陥って...それが一切無いって事なのかな。やっぱり分からない。
ただこの本が誰か少しでも共感できる人への救いになったら素敵だな、と思った。
Posted by ブクログ
ソシオパスの女性の物語
その女性は著者となる
サイコパスと違いソシオパスというのは聞きなれない
善悪の価値観が普通の一般人と異なるのはサイコパスに繋がるが、サイコパスほど猟奇的ではないと理解している
例えば人の物を盗んだり、人を傷つけたり、人の好意を理解できなかったりといった特徴を持つ
著者は自分の体験からソシオパスについて研究する
そして唯一信頼できる男性と結婚する
もちろんうまくいかないことも多いが2人で寄り添って乗り越えることができた
ソシオパスはおそらく私たちの周りにも一定数いると思われる
おそらく何とか自制してるとは思うが
結局は脳の違いになると思うのだが、興味深い
今後AIが人にどんどん近くなると思うが、その時にソシオパスのAIも出てくるのだろうか?