【感想・ネタバレ】ブルーボーイ事件のレビュー

あらすじ

1965年、東京五輪が世界中を興奮と歓喜の渦に巻き込む裏では、“クリーンな日本”をアピールするため、徹底的な風紀の取り締まり(浮浪者や、特に娼婦)の排除が行われていた。

そんな折、ある事件が起こる。戸籍上は男性である“女性たち”(ブルーボーイ〈男娼〉)を売春禁止法では取り締まれないので、対抗策として性転換手術を行う医師を見せしめに逮捕したのだ。

裁判では性転換手術の是非が問われ、証人として出廷した“彼女たち”は世間から奇異の目で見られた。

やがてこの裁判は「ある女性の幸せ」を裁く前代未聞の展開を見せる。

実話を基にした映画の小説版。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

古くからのテーマを現代に明確化して描いている。
女性になれたから幸せではない。
そこで一件落着させていない点が良かった。
そのまま受け止めるとはどういう事なのか、考えさせられた。

映画で映えるようにキャラ設定されているんだろうなという人物達をもう少し掘り下げて、そっちの話ももう少し深く読みたかった……

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2025年11月17日

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