あらすじ
景行天皇の皇子で、熊襲を討ち、後に東国を鎮定したといわれる古代史の英雄「ヤマトタケル(日本武尊、倭建命)」。古代史ファンならずとも、その名を知らぬ者はいないだろう。しかし、冷静にこの人物の足跡をたどっていくと、じつに多くの疑問に行き着く。たとえ『日本書紀』の編者が天皇家の歴史を輝かしくさせる意図が働いていたとしてでもある。知られざるヤマトタケルの実像に迫る、渾身の一冊。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
私、建部(兵庫県なまりで、読み方はたてべ)という名字の者なのですが、この名字はヤマトタケルがそもそもの由来らしいんです。昔は軍事集団の名前だったそうで。他にも、「たけべ」と読んで建部の方もいるみたいですが、あと武部という名字もそうらしいです。
そんなことから気になって読みだした本でした。
昔の日本の尋常小学校に配布された教科書は、神話の創作の部分が現実の歴史と深く絡み合っていて判りにくくなるというのがほかの本の立花隆さん(天皇と東大)の説ですが、この本もそういう意味あいでここは嘘でここは謎ということがえんえんと書いてあります。