あらすじ
入舟家の歴史は長い。その名が史書で確認される一番古いものは承和4年(837年)まで遡る。京の都で鬼を退治した入舟清行は遣唐使船に乗船していたという。その後、戦後の世には殺害現場に残されていた黒樂茶碗の名器・朧を巡り、かの千利休と面会した入舟清成など、いずれも人が害された現場に登場している。果たして入舟家とはどんな家なのであろうか。本格ミステリの俊英による歴史×海洋ミステリの傑作連作集。
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Posted by ブクログ
相も変わらずホワイダニットが全編秀逸 名探偵の一族を主軸とする構成には必然性がやや足りていないのが気にはなった いやしかし時代物ホワイダニットが素晴らしすぎる
Posted by ブクログ
平安時代の遣唐使船に乗り合わせた下級公家、太閤秀吉麾下の武将、徳川幕府の書物奉行、第二次世界大戦の海軍の軍人…様々な時代で奇妙な事件の謎を解き明かす探偵として名を残してきた入船家の人々を描いた連作短編集。
歴史物とミステリの組み合わせは、いつもの伊吹さん作品の定番ですが、最後のお話だけちょっと異色。舞台が現代かつ女性が主人公って珍しい。最後の作品のラストで匂わせている事件はどこかのアンソロジーに描いたお話のスピンオフなのかな。『刀と傘』の江藤新平と鹿野師光がチラッと出てくるのも(名前だけだけど)ファンには嬉しいところ!