あらすじ
殺し屋・七尾が請け負ったのは、高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという「簡単かつ安全な仕事」のはずだった。時を同じくして、そのホテルには驚異的な記憶力を備えた女性・紙野結花が身を潜めていた。
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殺し屋シリーズ第4弾。
「7月だから…」と7並びのタイトルに惹かれて安易な気持ちで手に取ってみたけど、もう最高の一言!
手に汗握るスリリングな展開に、ページを捲る手が止まらなかった。
主人公はシリーズ第2弾『マリアビートル』でも大活躍した天道虫こと、七尾。相変わらずのアンラッキーマンぶりで同情心をくすぐってくるけど、ピンチになるほど殺し屋として卓越したスキルを発揮する。その一方で、ほのぼのとした人間味であるギャップが魅力的なキャラ。
今回も簡単なミッションのはずだったのに、あれよあれよという間に恐ろしいトラブルの渦中に巻き込まれてしまう。
高級ホテル内という限定された舞台に、これでもかと登場する個性派揃いの殺し屋たち。敵役も含めて全員のキャラが立っていて、一触即発のストーリー展開に終始ハラハラさせられた。
伊坂先生ならではの独特のテンポ感と、鮮やかな伏線回収がたまらない。裏表紙に記載されていたけど、まさに『一気読みエンタメ小説の最高到達点!』。今回も大満足でした。
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▼再読です。あるいは再々読。
▼先日、歯の治療(親不知の抜歯)があり。大した内容ではないですが1泊入院。過去の経験から「これは一両日は痛いだろうな」。
というわけで、絶対すぐにのめり込んで、痛みも忘れられるものを再読しよう、、、、電子書籍で持っているものを、と。
期待通りの機能を果たしてくれました(笑)。
▼伊坂さんの殺し屋シリーズのひとつ。殺し屋と殺し屋が殺し合うという、実に殺伐とした内容ではあります。
ただ「マリアビートル」で登場した、邪気のない、そしてとことん望まないトラブルに遭遇し続けるというキャラの「七尾さん」という男性が引き続き主人公。心優しい殺し屋さんなんです(なんだそりゃ)。
つまり「完全巻き込まれタイプ」の進行。知りすぎた男、的な(違うか…)。
全体にユーモアに包まれつつ、スリル、サスペンス、アクションというエンタメ満載で、最終的には勧善懲悪的な安心できる地平線に着地してもらえます。
▼余談。
この手のものは常にそうなんですが「語り口」の好み次第です。
他愛もない?エンタメなのですが、伊坂さんなりの「論」が人物たちによって語られます。劇中で政治家が語ります。
・みんなが得をする政策はない
・誰かが損をする
・高齢者が損をする政策は反対に会う
・国の未来のために必要だ、といっても誰も損はしたくない
・若者が損をする政策は、通りやすい
・それでは未来がつらいから、そうでもない、大人や高齢者も損をする政策を建てる
・反対にあって、損をする人たちの損がそれほどでもないように見えるように仕組みを作る
・複雑な上に骨抜きになる
ということを嘆く。
なるほどそりゃそうですね。
全体に低成長な社会になるとそのストレスがみんなにたまりますね。そうすると若い人ほど、民主主義と関係なく既得権益層の利益を壊してくれそうなポーズを打ち出す指導者に共感しますね。あと、他国多民族の利益を奪ってくれる指導者が人気が出ますね。
ところが経済は今もうグローバル化しているので、そんなことをしても何も根本は解決しない。。。
劇中のこの嘆きは結局独裁を目論む政治家の弁なのです。
富の再分配の仕組みを緩やかに変えていくしかないんでしょうけれど。
怖い怖い。
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マリアビートルの七尾の話と聞いて迷わず読みました。今回も簡単な仕事のはずがトラブルに巻き込まれてどんどん大事になって行くんだけど、実力は確かだしから、最終的にはちゃんと生き残るという。
何人ものキャラクターがいて、それぞれの視点で話が進みながら交わって行くんだけど、中にはクズだなあと思うキャラクターもいて、ちゃんと最後はバチが当たると言うか制裁を受けるよねっていう期待は裏切らずに、なるほどこう来るのかという驚きと一緒に回収してくれたのでよかったです。
また、続編が出たら読みたいです。
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とても面白かった。
「荷物を依頼主にただ届けるだけ」のミッションのはずが、依頼主の部屋番号を間違えたことを発端に、気がつけば死体の山ができているという展開がまず面白い。
久しぶりに伊坂さんの小説を読んだけど、地の文とセリフまわしがけっこう独特でちょっとクセがあるけど、やっぱりいいよなと思った。淡々としているようで、どこかコミカルな感じがあるのは伊坂さんの小説ならではだと思う。
今作も映像映えしそうなスリリングな展開で、いいやつだと思っていたやつが悪かったり、悪いと思っていたやつがそれほどでもなかったり、二転三転するストーリーは読み応えがあった。
というわけで⭐︎5つ。
Posted by ブクログ
スリリングでスピード感ある展開にドキドキしながら一気に読み終えてしました。非道なシーンがありながらも淡々と進む物語の中で、個性的な登場人物の皮肉めいた心の声や掛け合いがクセになります。ファンになりました!
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どんどんどんどん人が死ぬ。
痛くて残虐な描写もたくさんある。
それなのに、読み心地が爽やかなのはなぜなのでしょう?
私は、痛みに弱く、痛みに対する想像力が非常に豊かなので、残酷なシーンは本当に苦手なのですが、伊坂幸太郎さんの作品はほぼほぼ全て読んでいる中で、不快になったことは1度もないなぁ。
今作も、非常に面白かった!
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殺し屋シリーズ
これも面白かった!
(たぶん)七尾のせいで事件が絡み合う。
ホテルの中で殺し屋が入り乱れてる。
返却直前でじっくりネタバレ書く時間がないよー
とりあえず紙野ちゃん(一般人)は助かったよ
Posted by ブクログ
多分伊坂幸太郎の作品は全て読んでいると思うが、相変わらず彼の作品は読んでいて楽しい。毎回売れるのはよくわかる。時間的に映画化したらヒットするだろうと思える。それぞれのキャラクターの名前も個性も際立っている。読んでいる時間を楽しく過ごせるという意味では、コミックや映画の感覚に近い。会話がこんなふうに相手とできるセンスがあればといつも思う。人がどう思うかは気にしないで楽しめる作品。
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やっぱこの、殺し屋シリーズが一番好きかも。ノンシリーズも含め、その出来に不満を感じることが皆無な作者だけど、特にこのシリーズは自分の好みとガッツリかみ合う。視点人物をどんどん変えて進むテンポが、いつもながら圧倒的に心地よくて、気付いたら終焉を迎えてました。続編が読みたいな~。
Posted by ブクログ
『プレゼント』(新潮文庫)に収録されていた伊坂幸太郎さんの短編を読んだことがきっかけで、本作を手に取った。どんでん返しのある展開が印象的で、伊坂幸太郎さんの他の作品も読んでみたいと思っていたところ、『トリプルセブン』が発売されたこともあり、読んでみることにした。
私は読書を始めてまだ日が浅く、殺し屋シリーズのことも知らなかったため、シリーズ未読の状態で読み始めた。それでも物語に入り込みやすく、最後まで十分楽しむことができた。
まず印象に残ったのは、不運な男・七尾だ。不運に巻き込まれ続けながらも、結局は人を放っておけず、周囲のために行動してしまう。戦うシーン含め、その男気あふれる姿には何度も惹きつけられた。
特に心に残ったのは、コーラとソーダの会話だ。
「梅の木が、隣のリンゴの木を気にしてどうするんだよ。」
「梅は梅になればいい。リンゴはリンゴになればいい。」
恐らく、多くの人は、この言葉を「人と比べる必要はなく、自分らしく生きればいい」という意味として受け取るのだと思う。
ただ、私は少し違う解釈をした。私は人と比べて落ち込むことはあまりない。それよりも、高校生や大学生の頃から、「あのとき別の選択をしていたら」「あのとき違う道を選んでいたら」と考えてしまうことがある。社会人になった今でも、その思いは変わらない。今とは違う人生を歩んでいたのかもしれない、今の自分が歩んでいる人生は本当に正解なのだろうか、と。
だからこそ、この言葉は、過去の選択が正しかったのかを考え続けるよりも、今の自分の人生と向き合うことの大切さを考えさせられる言葉だった。
どんどんテンポ良く物語が進んでいき、最後のどんでん返しも面白かった。七尾という人物がとても魅力的だったので、他の殺し屋シリーズでどのように活躍しているのかも気になり、読んでみたくなった。
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先が一切予測できずハラハラしながら読んだ。細かく場面が切り替わるのってストレスがかかるものだけど(場面切り替えずにとりあえずこっちの話進めてくれよ、と思ってしまう)そんなこと全くなく最後まで突き進めてしまうの本当にすごい。キャラと会話がよいっ。ラストも良いです!!そして昔前作を読んだはずなのに全然覚えていないので再読したくなった!楽しかった〜!
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複数の場面が最後に向かって集まる感じがよかった。一日の中で何人同じホテル内で命を落とすんだ(しかも本件と無関係の人や警察などにバレずに)って思った。
最後は明るいパターンで良かった。
普段私は読書ペースが遅いけど、これは読みやすくて一気に完読した。
Posted by ブクログ
『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX』からなる殺し屋シリーズの4冊目。主人公は「天道虫」と呼ばれる“不運な殺し屋”。
シリーズと言っても、割とどこから読んでも大丈夫なイメージ。場所の移動も戦闘シーンも多く、会話が軽妙でライトな文芸なので、本が苦手な人にも自信を持ってオススメ出来るのが助かる。
それにしても、相変わらず嫌なやつを書くのが上手い。と同時に、登場人物の性格や癖や拘りが必ず書かれているので、毎回、好きなキャラクターが出来るのも伊坂作品の良いところ。今回はモウフとマクラ。そして高良と奏田。高良……そうだよな……他人のカードを羨ましがる心こそが不幸の源だよな……。
伊坂幸太郎のアクションものは、洋画よりも邦画に近い気がする。ちょっとした皮肉や言い回しがオシャレでちゃんとアクションしているのだが、派手過ぎず、あまり気取ったところもなく、誰もが淡々としているからだろうか。それとも、ほとんどの「業者」達が、周囲の人間を巻き込まないように、目立たないようにと配慮しているからだろうか。
ラストは、緩んでいた編み物の糸がすっと絞られて完成するよう。
物騒な話には違いないのだが、この爽やかな読後感はなんなんだろう。他人の幸せを祈るような気持ちになるからだろうか。
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伏線回収、どんでん返し、特殊能力、残虐な敵…伊坂幸太郎さんの作品に共通する要素が満載!
ある意味何度も味わっているはずなのに、なんでこんなに新鮮におもしろいんだろう!この先もずっと伊坂さんの手のひらで転がされ続けると思う。笑
そしてまたシリーズ物の沼に踏み入れてしまった(しかも間違えて最新作から)ので、急いで過去作品を集めなきゃ!
個人的に残酷な表現が苦手だけど、心臓バクバクしながら一気読み。敵はとことんゲスで、味方は優しくて最後にはすごくホッとした。
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それぞれ別で始まった物語が交差する時。
そこには加速度的にエネルギーが生まれる。
最初のスタートは平坦だった。
退屈でもあり、時間がかかった。
しかし、いざ天道虫がページをまたいだ時、
私の手は止まらなくなった。
伊坂幸太郎。今回初めて手にしたが、
吸引力が凄まじい。羽のない扇風機みたいだ。
私が次にまた、文字の沼に浸かりたくなったならば、
それは伊坂の文章であろう。チープな言葉には
なるが、面白かった。
P.S. アイネクライネナハトムジークも伊坂幸太郎だとは。タッチが異なり、気づけなかった。確かにあれも連投物ではあったな。失敬失敬。また、お願いします。
Posted by ブクログ
殺し屋シリーズはネーミングが絶妙で楽しい!相変わらず伏線に伏線を重ね、最後に回収しまくるのはお見事としかいえない。なんかいけ好かない乾も友だちがずっと欲しかった紙野ちゃんも良かったね!と思わず言いたくなってしまった。殺し屋がいっぱいでてくるのでそれなりに天に召される人が出てくるストーリーなのに嫌な重さがなくところどころどこかあったかい気持ちになれるのは伊坂幸太郎節真骨頂だとおもう。
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殺し屋シリーズお馴染みの複数の登場人物がバラバラに動いていたのに一つに集まっていく複数視点で進む作品。
いつも通りおもしろいけど、政治家が出てきてそこに絡ませて社会への不満を述べるのはノイズになるからやめてほしいなという感想。
チラチラと話題に出てきた過去作品の殺し屋たちを忘れかけているのでシリーズを読み直そうと思う。
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不運な殺し屋、天道虫 第2弾
前回のマリアビートルは新幹線。今度はホテルから出られない。
ホテル内を行ったり来たり、わちゃわちゃするのは2時間くらいの映画向き。
またブラピで映画化されないかなー。
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本屋で平積みにされていて、表紙買い。序盤は「これはどういう話なんだ?」と思いながら読み進めたが、最終的に綺麗に着地させるのはさすが伊坂幸太郎。物語の筋はシンプルなのだけど、登場人物が魅力的で一気に読み終えた。個人的には七尾のキャラにハマった。掴みどころのなさと、頼り甲斐のある部分のバランスが良い。
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メチャ面白かった。ツキのない主役が、トラブルに巻き込まれて、ボロボロになりながらも勝ち進む。ストーリーも何が起きるかわからないワクワク感、興味深い本でした
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やはり伊坂幸太郎の小説はスラスラと読める。そして読み終わった後は晴れやかな気持ちになる。こんなにもたくさん人が死ぬのに読み終わった後は清々しくなるのは伊坂幸太郎がつくる世界観こそなのだと思う。
通称天道虫と呼ばれる殺し屋が依頼を受けたことから始まる。簡単だったはずの依頼が部屋番号を間違えるというミスから、様々なホテル内での事件に巻き込まれていく。天道虫がとても魅力的です 良いキャラだった。他の殺し屋との戦闘シーンがとても爽快で面白かった。
他人と比べることなく、自分らしく生きていきたいと思える作品でもあり良かった。
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前作の続き。新幹線の中を描いた作品は読んだことあったかな。
個性をもった登場人物が矢継ぎばやにユニークな名前で現れた、人物ごとの経緯や描写がテンポよく説明され、読み進める手が止まらなかった。
リンゴはリンゴ、他人と比べちゃならない
父親はいつも僕の幸せを願ってくれていた
スイスイ人
文章表現は全く同じではないけれど、印象に残った表現でした。
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テキトーに読んじゃったからきっと来年には覚えてないんだろうけど、意外と面白かった
こんなにキャラ出されちゃ混乱するよと思ったけど最終的には各キャラなんとなく印象に残る
ラストもうちょい何考えてんのか丁寧に読ませてほしかったですね
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高級ホテルにそれぞれの事情でありとあらゆる殺し屋が集まってしまって何も起こらないはずもなく。
『マリアビートル』続編ということで、今作もばっちり面白かった。
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怖いシーンも多く追われてるドキドキハラハラ感もありスピード感緊張感がすごい
それに名言が所々にあって共感できるところや自分の振り返りもできたりする
「りんごはりんごになればいい」他と自分を比べることなく無理に同じようにならなくても自分の良さ(特徴)をいかしていけば良い
…沁みるなぁ
登場人物のコードネーム(?)が交錯して読み進めるのに戸惑う私でした
登場人物を整理してもう一度読みたいと思ったよ
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マリアビートルに続く業者達のお話は即時"読みたい"に登録したもののなかなか文庫化の知らせがなく保留にしていました。心待ちにしていた時がやっときた。ので、すぐに購読。
天道虫さん、お久しぶり!真莉亜さんとのやりとりが記憶を呼び覚ます。そうそう、こんな感じでした。依頼される仕事は至って簡単。渡すだけ。んな訳ないですよね。自他共に認める突発性死活危機との遭遇!分かっているのに期待通りが嬉しい。
マリアビートルでは新幹線の車内という閉じた空間で、停車駅では降車出来なかった。今回はホテルの中。電車とは違って、本人の意思で建物から出られる・・はず。
敵・味方はないかもしれないが、読み手目線ではこっちに付こうかな?と考えてしまう。すると、死活の結果に一喜一憂しながら次のピンチに進める。時代が呼び名の六人、手強いですね。咳払い?と思ったらもう終わりっていうことですよね。
途中たくさんの人が殺されるのにグロテスクな印象が薄く、殺し屋の物語なのにパロディを見ている感情で読み進められる。ブラッドピットさんが続編を渇望するのは何ら疑うことなく同意。次もあるかなぁ
Posted by ブクログ
正直あまりハマらなかった。なぜだ。
マリアビートルは最高だった記憶があるけど、今回はやっぱりキャラの魅力があんまり。
ハラハラドキドキ感も少なかった。これは多分、なんとかなるんだろうなと思って読んでしまうからだろう。
そうか、記憶を消して読めばいいのか。
Posted by ブクログ
殺し屋シリーズ4作目!ということで全部読んでるもののAXの記憶がほぼなく、、、マリアビートルとグラスホッパーはめちゃくちゃ面白かった記憶でみかん!れもん!極悪中学生!セミ!とかでてくるんですけどAXて。。。
とまぁそんなこんなで777ですが期待値が高すぎてかそこまでのめり込まずでした。
ブラピが七尾を気に入って続編希望したとかなんとかでしたが、新しくでてくるキャラがもうちょい魅力的だと嬉しかったです。
意地悪なディーゼルのシール貼る的な!
Posted by ブクログ
グラスホッパー、マリアビートル、AXに続く殺し屋シリーズの第4弾。
世界一不運な殺し屋・天道虫。超高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという簡単で安全な仕事だったが、時を同じくして驚異的な記憶力を備える女性・紙野が身を潜めており、彼女を狙って殺し屋たちが集まってくる。
伊坂作品でさらに殺し屋シリーズとなれば面白いのは確実なんだけど、鈴木結生さんのあとがきが最高だった。リスペクトして、マリアビートルとの違い3つまとめます。(備忘録)
③問いの変化
マリアビートルでは「なぜ人を殺してはいけないのか」、本作では「なぜ人には人生をスイスイ歩けるスイスイ人とそうでない人がいるのか」。この階級性の要因は、資本主義。これまで同様、ヒューマン的な問題を遺伝子やシステムといったクールな見地と擦り合わせていく。
②動きの変化
新幹線とホテルという舞台設定の違い。
本作の垂直移動は階級性と相性がよく、彼らがホテルを上から下に駆け回ることで、読者はスイスイ人/非スイスイ人の二項対立から解放されていく。
①長さの変化
マリアビートルに対して約半分の長さ。鈴木さんはその要因の一つに引用の消失を挙げる。
大量の文献リストを付すことの多い伊坂さんが登場人物にあえて文学的要素を持たせないことで、書物が持つ一種の階級性を取っ払っている。
「そうなんだ」と読み返さずにはいられない研究量と言語化能力、伊坂さんのことが大好きなことが伝わってきました。
私はというと、マリアビートルの天道虫が再登場といいながらマリアビートルの話をすっかり忘れていたのでもう一回読みたいと思っています。