【感想・ネタバレ】たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだのレビュー

あらすじ

高校2年生のなずなのクラスメイト・鈴白くんが、突然命を絶った。
彼は明るくて容姿も成績も良い、学校の人気者。
だから、彼に限って自殺なんてありえない……皆そう思っていた。

「彼の悩みに気付いていたら」。後悔が膨れ上がり、
その晩なずなは鈴白くんと一緒に作った思い出の砂時計に「時間を巻き戻したい」と願って眠る。
翌朝目覚めたなずなは、なんと1ヶ月前にタイムリープしていた。
笑顔で登校してきた鈴白くんの姿に安堵するなずなだったが、
ひと月後、彼はまた死を選んでしまう。

鈴白くんの死を止めるため、何度もタイムリープを繰り返すなずな。
そんな彼女の行動に、ひとりだけ気づいている男子生徒がいて――。

なずなは残酷な運命を変えられるのか。
何気ない毎日が愛おしくなる、祈りと叫びの青春物語。

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Posted by ブクログ

2026/07/29
高校で同じクラスの鈴白くんが電車に飛び込んで亡くなってしまい、同じクラスメイトのなずなは鈴白くんの死にただ驚いていたのだが、ある日以前の修学旅行先で鈴白くん、なずな、薊くんの3人で一緒に作った砂時計を逆さまにすると、彼の死の1ヶ月前に戻るという不思議な出来事が起きた。
鈴白くんの死を防ぐためにあれこれ頑張るなずなだけど1人でできることには限界があり、どうしたものかと悩んでいた。そんな時に実は同じ境遇にあったクラスで一番人と関わらず傍若無人な振る舞いや言動をする薊くんからも状況を打ち明けられ、なんだかんだ協力して鈴白くんの死ぬ未来を変えようと奮闘する。
この作品全体として、作者が「きっと思うところがあってこういう話を描きたかったんだろうなぁ」という強いメッセージ性を帯びた感じが、登場人物の端々から感じました。
それぞれの人物の心境は綺麗事ではなく、本当に現代の人たちってこういうふうに考えてるのかもしれないなと思うようなリアルな描写だと思います。色々と読後も自分で考える余地があり、余韻に浸れ作品だと思います。

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2026年07月29日

Posted by ブクログ

本をあまり読まないトモニキ28でも、とても読みやすかったです。最後読むまで、どういう結末を迎えるかわからなかったので、面白かったです。「生」と「死」について考えられる作品です。また一度決心のついた人間の未来を変えるのは難しいことなんだな。人の未来を変えるってのは簡単なことじゃない。突き進む人は本当に強いと感じる、そんな本でした。人に優しいトモニキ28であれ!

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2026年07月24日

Posted by ブクログ

角川文庫夏フェア2026により購入!

自殺について考えさせられる
・自殺は悪い事なのか
・自殺の真相は誰にもわからない
・真相が解らないから推測する
・自殺した人の有名度合いで推測が大喜利化する
・身近な人で無い限り、3ヶ月もすると忘れる
・悩みを人に相談しない人は居る
・自殺した人の気持ちに、気付いてあげられなかった後悔があっても、罪では無いので人から責められる事ではない
・覆水は盆に帰らない

タイムリープの物語には最後に必ず大逆転がある。
本作は、自殺してしまうクラスメイトの鈴白君を救うため、主人公の、なずなは砂時計を引っくり返す・・・
しかし、何度、時間を繰り返しても鈴白君は自殺してしまう・・・
なずなは鈴白君を自殺から救いループから抜け出す事が出来るのか?


因みに、私はやってみたい事が有り過ぎて、仕事を辞めたいと思った事や、人生やり直したいと思った事は有りますが、死にたいと思った事は有りません。
出来れば160歳くらいまで生きたいと思ってます!

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2026年08月07日

Posted by ブクログ

タイムリープして過去を変えようとする話はよくありますが、この小説は一味違いました。読み終えてタイトルに込められた想いを知ることができたように思います。大きな決断が記憶に残る一冊となりました。

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2026年06月27日

Posted by ブクログ

あとがきから。
どんなに順調そうに見えても、幸せそうに見えても、その心の内はわからない。
誰にも見せない本心や悩みを誰もがその胸に抱えている。
この物語はその誰かの心に寄り添う物語になればという願いをこめて書かれたようです。
たとえ、届かなくとも伝えようとする作者の心理が少なくとも届きました。
なずなと薊くんの未来が楽しみ。

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2026年08月07日

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