あらすじ
射守矢真兎。女子高生。勝負事に、やたらと強い。友人・鉱田と彼女が巻き込まれるのは、子供の遊びをモチーフにしたゲームの数々。罠の位置を読み合って階段を上ってゆく「地雷グリコ」、独自手を追加できるじゃんけん「自由律ジャンケン」、歩数とかけ声の文字数を入札できる「だるまさんがかぞえた」。強者を相手に、真兎は譲れないものをかけて勝負に挑む。彼女が負けられない理由とは――。心揺さぶる、最高級の頭脳戦。
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Posted by ブクログ
青崎有吾作品を読破せんとする知人からめっちゃオススメされて手にとりました。
あまり深く考えずに読みはじめたのですが、これがなかなか面白い*\(^o^)/*
週刊少年誌の異能力バトル漫画みたいな雰囲気とでも言えばいいのか(笑)「遊戯王」の初期の雰囲気みたいだな〜とか、「LIAR GAME」っぽいなと感じました。
本作はあくまで子どもの頃に遊んだ「グリコ」や「だるまさんが転んだ」のような元々ある遊びに特殊条件をつけて、高度な頭脳バトルとして巧みに描いている点が秀逸である。ルールの読み合いの時点で勝負が始まっているから、意外なところから勝負がひっくり返る展開が予測不可能で子気味いい。
集団の中での生存戦略(どのように立ち振る舞い、孤立を避けたり自己をアピールしていくのか)というお互いの個性を探りながら、相手の予想に反して鮮やかに勝利をもぎ取る射守矢真兎(いもりや・まと)がかっちょいい、そんな作品です。
青春群像劇的な味わいもあり、バトルの理由付けはちょっと突飛でも、上手くお話としてまとまっていた点も好印象でした。
Posted by ブクログ
子供の頃にしてた遊びがこんなに手に汗握るゲームに変わるなんて。発想もゲームの内容も飛び抜けててとっても面白かった。
漫画や映像ではなく小説で知能ゲームを書くのはとても難しいはずなのに、ゲームのベースを誰もが知る遊びにすることで、うまいこと読者に理解させているところがすごい。
続きのありそうな終わり方だったので今から楽しみ!
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文庫本になったので購入してみたけど人気なのも納得。
題名と表紙見て勝手にカイジとかイカゲームとかのデスゲーム系かと思っていて、内容のドキドキ感はそっち寄りだけどどっちかというと賭ケグルイみたいな青春要素も混ざったお話なのでその作品好きな人たちは絶対に好きだと思う。
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グリコ、ジャンケンなど多くの人が知っている遊びに少しの特殊ルールが追加された勝負(ゲーム)。挑むのはゆるだらギャル?!
繰り広げられる頭脳戦と心理戦、展開は想定不可能!
面白すぎてページを読む手が止まらなかった!
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面白かった〜!
超ハイレベルな頭脳戦、心理戦、騙し合い。
皆がよく知っている遊びに少しルールを加えるだけで、一気に複雑になる。
話が進んでいくと、少しずつ真兎ちゃんの女子高生らしい歳相応な部分も見られてよかった。
爽やかだけど手に汗握るバトル。最高でした!
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ナニコレ!?
めっちゃ楽しかった!
騙し合いの頭脳バトル。「カイジ」とかはちょっと陰鬱で重苦しい感じがして苦手なんだけど、コレは爽やかなハラハラ(何だソレ)で好感度アップ。
キャラクターも個性的で好き。
椚先輩と塗部君、サイコー。
続編、というか、このメンバーで殺人事件を解決してみて欲しい笑
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面白すぎて夜一気見したら眠れなくなった
小川哲の解説まで含めて面白い
頭の中でライアーゲームの曲がかかってるんだけど、浮かぶ情景は爽やかな青春アニメ
ようこんなオリジナルゲーム作れるな、、
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見事なまでのJK版『カイジ』、JK版『ライアーゲーム』といったところか。
グリコ、じゃんけん、だるまさんがころんだ―
誰もが知っている遊びに少し変則的なルールを加えた頭脳戦が繰り広げられる。1話完結の連作だから読みやすい。
主人公の真兎は一見のんびりしたJKだけど、とにかく頭が切れる。洞察力もコナンくんばり。
毎回「今度こそ勝ち筋を見抜いてやる!」とルールの穴を探しながら読むのだけど、こちらの予想の斜め上どころではない方法で華麗に勝ってしまう。
その「そう来たか!」と裏切られる感じが毎度痛快。
章を追うごとに相手もどんどん手強く、強かになっていくうえ、前回倒した敵がいつの間にかこちら側のパーティに加わってる感もあって、謎解きRPG的な楽しさもある。
これ、アニメ化・ドラマ化待ったなしでは?と思っていたら、すでにコミカライズされていた。
…が、絵がどうにも受け付けなくて読めなかった。
残念。
私の脳内では京アニのテイストだったんだよね
Posted by ブクログ
「だるまさんがかぞえた」がルールもわかりやすくて、舐めてかかって来た対戦相手に対して、主人公が圧勝して分からせる展開だから、一番好みでした。
続編出ないのかな〜。真兎のキャラクターも好きやし、彼女の勝負をまた見てみたい。
Posted by ブクログ
最初は自分の好きな「嘘喰い」の劣化版じゃないかと思ったけど、大事なことを忘れていた。これは「小説」だった。情報量が限られている中でよくこんなにも分かりやすく伝えられるなぁと感心。
以下、無粋だが気になった点。
▪︎地雷グリコ
・最後、真兎 27段目
椚先輩12段目
で終わったけど、地雷全部無くなったん
だから、こっからゴールまでフツーにグリコ
やってったら椚先輩勝つ可能性もあるよなぁ?
・チョキとパーが同数(6)ってのが通常グリコの
微妙な点だと思うんだが、地雷グリコにおいて
全手3の倍数ってのはむしろいいポイント
だったんだなぁ
▪︎坊主衰弱
・ふつうコーラの注文受けるか?
Posted by ブクログ
表紙にひかれて中身をまったく調べずに買った。
まさかこんな頭脳戦がくりひろげられるものだとは思わなかったので、最初は少したじろいだ。それでも問題なく読み進められたのは、扱われるゲームがどれも、よくあるゲームに少しルールを加えたものだからだと思う。じゃんけんとかぐりことかだるまさんがころんだとか。土台を知っている分、ルールを覚える手間がほとんどかからず、駆け引きに集中できた。
ルールの穴のつき方だけじゃなくて、人間の読み方で勝敗が決まっていくのが面白い。頭脳戦だけど人間味というか、主人公に優しさを感じるのはそういった部分が大きいのかも。
全体としてはラノベ感覚で読めた。難点を一つあげるなら、登場人物の苗字がやたらおしゃれで、「この人なんて読むんだっけ?」とルビの振ってあるページまで戻る手間が何度かあったこと。だけど、結構な人数が出てくるのに、名前を見ただけで各人の特徴がすっと入ってくるのはこの名前のおかげなのかもなとも思う。
Posted by ブクログ
「射守矢真兎。女子高生。勝負事に、やたらと強い。」
一応ジャンルはミステリー?なんですかね。
漫画でもよくある「頭脳系」の物語でした。
登場人物も漫画っぽく、現実離れしている部分もあるので、本格ミステリー好きの人には合わないかもしれません。
物語自体は章ごとに展開されていてそこまで長くないので店舗よく読み進められます。
肝心のトリック?に関してはこれまで「LIAR GAME」や「今際の国のアリス」などの漫画を読んでいる人にとっては、どんな手を使うのかルール説明の時点でわかってしまうかもしれません。
自分は「自由律ジャンケン」が1番面白かったです。
Posted by ブクログ
頭脳戦タイマン5番勝負
5つのゲームで一対一
誰もが知ってるゲームに特殊ルールを加えて繰り広げられる頭脳戦
特殊ジャンケンや特殊だるまさんがころんだ、
そして特殊グリコ
女子高生が勝負に賭けるのは屋上の文化祭出展スペースや喫茶店の入店許可権!?
さて、めっぽう勝負事に強い真兎は何のために強者とゲームで戦うのかー。
オススメ度 ★★★★★
人が死んだりせずにいじめられたりせずに、だけど博打もの、ゲームもの、頭脳戦の面白さを堪能したい方にオススメ。
評価
シンプルにおもしろい。
身近なジャンケンや坊主めくりといった、誰でも知ってる遊びに+αルールを追加して、よくもまぁこんな頭脳戦を思いついたなと作者の力量に驚く。
そもそもゲームを思いつくだけでも凄いのに、そこに頭脳戦のやり取りを捻出し、さらにそれをライトに面白く書き上げるというのはどれだけの熱量を要したのだろう。
簡単な作業ではなかったはずだ。
決して『心を揺さぶる感動の超大作!!』みたいな小説ではない。
女子高生や男子高校生が特殊なゲームで、(もちろん大切な何かを賭けながらではあるが)わいわいゲームしてるだけの小説である。
緊張感なんてほとんどない………はずなのに。
ないはずなのに………である。
カイジやイカゲームなどの生死をかけたギャンブルストーリーはその緊迫感や負ければ即死のシリアスな状況で人気だけど、今作は負けても死ぬわけでもない。
しかし、話が進むにつれてゲームの緊迫感の上がっていき、5つめのゲームの緊迫感はなかなかのものである。
空き時間にコーヒーを飲みながらゆったり読書しているはずが白熱バトルに引きずり出されいつの間にか興奮している。
それくらい、ゲームから、そして作者の筆から熱が伝わってくる。
非常に難しいはずの小説を、誰でも気軽に読めるライトなテイストに仕上げつつ、そして、おもしろさでも存分に成功している。
心震える魂の慟哭を得られるような小説ではないけれど、どこかの誰かを読書好きにしてしまえる力をもった小説だと思う。
とはいえ、
マイナス点もあるにはある。
頭脳戦と言っても、出てくる奴らの頭脳が高すぎて『そんなの、そんなのありですか!?』って言いたくなることが多いし、ちょっと納得いかないところもある。
それにこの小説の一番の欠点は、タイマン勝負、どちらが勝つのかは100%当てられてしまうところ。
どっちが勝つのかハラハラする!!夏の甲子園!!みたいなことは望めず、勝確のキャラがどう勝つのかを追っていく展開になっちゃってるのは残念なところ。
まぁこの小説でどっちが勝つかわからないハラハラ感まで描き出せたらやべーですよほんと。
小説としてはどっちが勝つかは明記してるわけじゃないんだけど、もはやどっちの登場人物が勝つのかは明白すぎる。
そこだけはマイナス点かな〜
まぁそーゆーお話と言われればそうなんだけど。
それにしても5つのゲームを作出して伏線も張りながらこれだけの頭脳戦を描いたにしてはライトな読み味すぎて作者の力量への評価がされにくいのではないかと思うと不憫である。
青崎有吾、すごいぞ!
Posted by ブクログ
シリアスではない頭脳戦モノの認識で読み始めた。実際それで合っているのだが実は本作の1番の見所は頭脳戦よりも人間模様かもしれない。
読み進めると真兎のちゃらんぽらんな態度と裏腹に腹に一物抱えてそうな描写が表れ、鉱田ちゃんもそれを感じ取っている節があるため、読者は2人の距離感に若干の不安を覚えたと思うが、そのちゃらんぽらんな真兎がいつになく真剣に勝負に挑む理由を知ると射守矢真兎というキャラクターに一気に魅力が増したように思えた。(最後の最後ではあるけども)
続編も期待したくなるが真兎が戦う動機づけが難しそうではある。
Posted by ブクログ
ほぼほぼライトなノベル。
身近にあるシンプルな遊びに様々なルールを付与することで、格段に戦略性が上がるゲームを題材としており、初期の遊戯王とか好きな人はかなり楽しめる。
タイトルは物騒だが、中身は駆け引きに富み、それでいてスッキリとした高校生達の「ギャンブルテイスト」な作品。
章ごとの短編仕立て(それぞれの章で別のゲームを行う)となっており、最後まで読むことで物語の背景や骨格に気付かされるストーリー展開となっている。
Posted by ブクログ
少年漫画のような心理戦バトルを小説に落とし込んだのが凄い。
グリコやじゃんけんなど周知の遊びにいくつかルールを追加したオリジナルゲームは、絶妙な難易度だった。というのも、難し過ぎると読む気が失せるし、簡単過ぎると読者に必勝法を見破られてしまう。この丁度良い難易度がこの小説の肝に感じた。
Posted by ブクログ
高校でさまざまな勝負が行われる。『愚煙試合』と呼ばれるそれに挑む主人公、射守矢真兎の話。シリーズものっぽいので今後続編も出るのかも。
勝負はよく知る遊びに追加要素を加えたようなもの。地雷グリコ、坊主衰弱、自由律ジャンケン…それらをどう攻略するのか、小説での見せ方とキャラ付けがやはり上手い。対戦者はどちらも頭が良く、ルール内であればイカサマもやるしなんでもあり。それをどう突破するのか、読んでいて面白かった。相手がこうしなかったらどうしてたんだよ、とは思うけども。
他の高校でも似たような勝負をしており、という広がりのありそうな展開でもあるので続きも楽しみに待ちたい。
Posted by ブクログ
単行本が発売された時期に「面白い」と聞いていたので文庫本を購入しました。
いろいろ問題を起こす地雷野郎グリコ(大男&チリチリロン毛&アロハ)が大暴れする痛快アクション爆誕!
刮目せよ!!
裏の紹介文もあらすじも読まない私はそんなイメージでしたが「高校生に依る頭脳戦バトル・連作短編」でした。
面白いよ。
■ゲームルールのわかりにくさ
グリコ < LIAR GAME ≪ ジャンケットバンク
■キャラのイカれ具合
LIAR GAME < グリコ ≪ ジャンケットバンク
Posted by ブクログ
ゲームひとつひとつがシンプルさもありながら追加されたルールがもうワンランク面白さを増している
真兎のキャラもあって明るいカイジみたいな感じ
塗辺くんが良いキャラして好き
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最近、天才たちが繰り広げる頭脳戦・戦略戦にちょっとハマっている。そんな私が勧められた一冊。
「そうくるの!?」の連続で、想像の斜め上をいく戦略にワクワク。仕掛けがわかったときのカタルシスも気持ちいい。
裏の裏をかいたり、毒饅頭を仕掛けたり。
こういう展開が大好物なので、かなり楽しめた。
キャラクターもしっかり立っていて、いい意味でラノベを読むような感覚でサクサク読めた。(ルールを理解するのがちょっと難しいけど)
こういう頭脳戦、やっぱり好きだな。
Posted by ブクログ
ゲームとトリックを主軸にした作品で
どんなことをしたら直木賞候補にまでなるのか
楽しみにしていたけれど、
特にプラスアルファがあるわけではなかった。
こういったエンタメとして成立するゲームには
必勝法というものが必ずあるわけで、
ということは出題者にイカサマの意図かゲームのルールに欠陥が存在している。
どうしても、この手の作品をそれを頭に過らせずに楽しむことができない。
あと、犯罪行為は普通に引く。
これはこれでエンタメとして面白いけれど、
こういう面白さは直木賞には入れ込まないでほしいと、
個人的には思う。
Posted by ブクログ
頬白高校の一年生、射守矢真兎。圧倒的な知略と無類の勝負強さを併せ持つ彼女は、様々な理由から特殊なルールが課されたゲームに挑むことになる。その名も地雷グリコ、坊主衰弱、自由律ジャンケン...
ひと言で言うと令和版最新型「カイジ」+青春小説要素。
それ以上でもそれ以下でも無い訳だが、圧倒的な完成度とリーダビリティで一気に読まされてしまうのも確か。
基本的には、誰もが知るグリコやジャンケンといったゲームに特殊なルールが追加され、その特殊ルールの盲点を突いて予想外の一発逆転勝利をもぎ取っていくという展開。
「カイジ」でジャンケンの手を買い占め始めた時の衝撃には遠く及ばないし、メディアを問わず濫発されたこういった特殊設定ゲームものにはとっくに食傷気味で、いったい何番煎じなのかとも思ってしまうが、決して読んで損することはない高水準の作品ではある。
Posted by ブクログ
単行本で販売された時から気になっていたので購入した。読み慣れないジャンルだったせいか、トリックの説明があっても理解するのに必死になってしまい楽しめなかった。きっとよみやすくて面白い本なのだと思いますが、私には合わなかった。
Posted by ブクログ
良くも悪くも漫画のようなライトな読み口のバトルもの。ゲーム内容をよくここまで分かりやすく書けたなと感心したが、心情や情景が少なく物足りなさが残った。ただ読み終わりの爽やかさは好み。
Posted by ブクログ
かなり評判が良かったので楽しみにしていたが乗り切れず。オリジナルゲームものを小説という媒体である程度上手くやったという以外に良さが見つからなかった。肝心の頭脳心理戦も、他媒体の名作『LIAR GAME』などに比べて秀でているとは感じなかった。この著者は他作品においても、キャラクターが都合のいい舞台装置になりがちだと思っていたが、今作も同様でありそこも没入できなかった原因であると思う。
Posted by ブクログ
頭脳戦。といえば聞こえはいいけど、少年ジャンプのマウント取り合戦を見ているようで楽しめなかった。
頬白高校文化祭で屋上にブースを設けられるのは1クラスだけ。1年4組と生徒会の凄絶なる愚煙合戦は1年生塗辺の提案で頬白神社の石段をグリコで上がっていくという方法に決められた。基本的にはグリコなのだが、地雷を踏むと10段下がる。勝ったのは…
カルタ部がコンセプトカフェのマスターに出禁にされたので、生徒会が謝りに行く。真兎と鉱田もついていく。百人一首の絵札を合わせる百人一首垂迹をすることになった。
生徒会長が真兎を生徒会に欲しいとのことで、自由律じゃんけんが始まる。
Posted by ブクログ
『ライアーゲーム』『賭ケグルイ』『カイジ』『嘘喰い』などの心理戦や情報戦を使った頭脳系バトル作品が大変好きで、漫画でも映画でも観ていたのだけれど、小説というカタチで触れるのはかなりレアだった。
感想としては、「ただただ面白い。ただ、ただただ面白いだけだった」という印象だった。漫画としてのほうが読み応えがあるのだろうと思ったし、小説としてはあまり読み進められなかったかな、という感じだった。
というのも、この手の作品ならしょうがないことだけれど、主人公が絶対勝っちゃう。これが漫画やアニメ、ドラマなら1話くらい主人公がピンチに陥る展開もありそうだけれど、小説としては全5話なわけだから、良くも悪くも、筆者が作った面白いルールの馴染みあるゲームでギャンブルが始まり、その必勝法が2〜3個あって、より精度が高くぶっ飛んでる方法で主人公が勝つというパターンが5つ並んでいる、という印象があった。
良くも悪くも、の悪くもの方から書いてしまったけれど、良くもでいえば、よくこんなゲームを思いつくなと筆者の頭の良さを感じただけでなく、一瞬でキャラクターの特徴をつかめるような個性の与え方は、本当に素敵だなと思った。
さらに、カイジや嘘喰いと違って命はかかっていない。あくまで文化祭の場所とか、喫茶店出禁解除とか、かけているものがかわいいというのも推せるポイント。ただ、個人的にはやはり懸かっているものが大きければ大きいほど緊迫感が伝わり、面白く感じるのだということも分かった。
『地雷グリコ』がシリーズ化して漫画もどんどん出て、映画やドラマになったら間違いなく見ると思う。個人的に、こういった頭脳系バトルは映像で見たいものなのかもしれない。